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じゃあジャニーズを滅ぼすにはどうしたらいいんだよ

ジャニーズってテレビ付けたらマジでどこにでもいるよな。何なんだろうなあいつら。そんな呼ぶほど?なんで?ギャラ安いの?事務所のゴリ押し?広告代理店との癒着?大して凄くもない小僧どもが群がってるだけでどうしてこんなにも?

……そんな風に思っている人は多分このnoteに辿り着くことはないとは思うが、「ジャニーズうぜぇ~」って人は大方こんな感じのイメージを持っている気がする。『いやジャニーズにはすげぇ奴らすげぇいるんですけど?ちょっと軽く見ないでくださいます?』という話は分かっているので置いておいて、じゃあこういう人たちがシンプルにジャニーズをテレビから追い出そうとするにはどうすればいいんだろうという疑問が生まれた。ドM?

まあ芸能界内部の事情はこちらは知る術がないので保留にしておいて、そんな憶測よりも恐ろしく突き付けられる説がある。

ファンのリアクションのデカさエグい説

これが本当に凄まじい。オンラインで色々見るようになってからその質量というか勢いに圧倒された。

ジャニタレが出る番組は軒並みトレンドを席巻し、CMの商品は売れまくり、テレビ雑誌も売れまくる。ドラマの主演の半分がジャニタレになり、CMがジャニタレ連続もザラだ。この間は4連続で見た。軽く恐怖だったわ。

ファンは自担がCMに出ればその商品に鞍替えし、雑誌は何冊も買う。TVerもYouTubeも回しまくる。登録者数さえ気にする。それに留まらず、タレントが使っていると判明した商品やテレビで紹介した商品が瞬間SOLD OUT。ジャニオタはジャニタレと同じものを使い、同じものを食べたい生き物だから。こんなんもうここで例に出すまでもない。ジャニーズタレントがファンに与える影響は凄まじい。

そして目に見えて以下の循環が生まれる。もちろん例外もあるが……

番組や企業がタレントを起用する

客層とファン層が一致する

商品が売れる。トレンドに乗る。

売上や知名度アップ。企業うれしい。

タレントを継続起用。もしくは新起用する。
    ⤴(上に戻る)

???「永久機関が完成しちまったなァ〜!」

この永久機関がそこら中で起こっている。本当にノーベル賞モノだよ。そしてここから永久機関が本当に永久機関になってしまい、凄まじい起用年数を記録するタレントが出てくるのだ。こえ〜……

…と言いつつ、この効果と同じくらいのデカさのタレント炎上や今流行りのオタク大暴走などのハイリスクもあるが……基本はハイリターンが待っているんだろなというのは生きてるだけでなんとなく理解できる。だって、ハイリターンが来なければ起用する意味なんてないんだから。

ここまではまあそんなに考えずとも「ま〜資本主義だしな〜」でする話だ。ここから更にディープな世界が私を待っていた。

ハガキ活動というものを知っているか。この文化を初めて知ったとき、私はあまりの恐怖に「し、正気か……?」と言ってしまった。名の通り、書くのだ。ハガキを。デジタルが蔓延るこの令和の時代に。自担を起用してくれたドラマやバラエティ番組や企業に。それどころか冠番組や音楽番組までも。

熱心なファンはわざわざ一通当たり63円を費やし、あの小さい紙面にメンカラのデコレーションを施し、自担の起用に対する感謝の気持ちを綴っているのだ。日本郵便を支えているのはもしかしてジャニオタなのかもしれねぇ……そう錯覚してしまうくらいの熱量だった。ちなみになぜハガキをなのかというと、真偽は不明だがツイートやコメントやメールの問い合わせよりもハガキの方が威力が段違いだかららしい。

おい、ジャニーズ大量起用を疎んでいるそこのお前、お前はこの熱量で推しを推したことはあるのか?私はない。推しが起用された商品を日常的に買い漁り、公式ハッシュタグをトレンドに押し上げ、企業に感謝の気持ちを文面で伝える。だからエンタメがジャニーズに染まっても文句の一つも言えねぇ。そらもちろん他のファンダムを引くほどの売上やツイート数を叩き出している。ファンの熱量が直前タレントの進退を決める。もうそんな世の中になっている。 

以上に加えて、もうどうにもならないジャニーズ特有のファンダムの特徴がそれを強固なものにしている。なんかもうどうしたらいいんだ。この時点でもう勝てねぇのによ。

ジャニオタ無限転生でファンダム強固すぎ説

担降りという言葉がある。自担に冷めたり、興味がなくなると他のグループのメンバーを推しを変える現象だが、何故かジャニオタは高確率で他のジャニーズグループのオタクに転生する。流石に最近は他のカテゴリに転生するパターンも増えてきたが……

では、なぜジャニタレからジャニタレに推しを変えるんだろうか。

結結から言うと、そういう流れになるように暗に誘導されているからだろう。ジャニーズは縦横の結びつきが凄まじい。先輩後輩の距離が近いというか、すごい前に出してくる。例えれば体育会系の部活だろうか。この超緻密ネットワークの中で本当にたった一人の推しだけを見続けるのは至難の業だ。こんなんアンリーが毎秒ブチ切れているのも納得できる。先輩、後輩、同期だけでなく親友、幼馴染、共演者、同じ番組のレギュラーなど……挙げていけばキリがない。

こんな全方位事務所宣伝スタイルの担当を見ている時、担当の尊敬する先輩、可愛がっている後輩、よく話題に出てくる親友、昔の話をすれば無限に出てくる同期、担当と同じ番組に出ているあの子……全てが無意識のうちに刷り込まれる。「いーや自担しか見えないもんね!」なんて猛者もいると思うが本当か……?本当に……?

さあ、こんな状態で担当に冷めてみろ?「元担当に刷り込まれたタレント」は気づいたら「ちょっと気になってるタレント」になっている。ああ怖い。輪廻転生ジャニオタの完成だ。 

この大量の輪廻転生ジャニオタが延々と事務所の中で担当を変えつつ、大量の一途ジャニオタと常にバカデカリアクションを続けていれば、そりゃ「ジャニーズを起用すれば何はともあれ清算すればプラスになる」という考えが業界を広がるのはなんとなく納得できる。気がついたら非ジャニオタの知らないところで需要と供給が一致し、テレビに雑誌にラジオにネットにジャニーズは溢れまくる。まあ、芸能界内部の事情も勿論あると思うのでその闇と悪魔合体してやあやあジャニーズ寡占状態の怪物の完成だ。

結論、ジャニーズを滅ぼすには、大量の仲間とジャニオタ以上の熱量で自分の推しを推し、何なら推しが所属してる事務所ごと推す。もしくは虎視眈々と自滅を待つ!

いや無理ゲーすぎるだろ!

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