真似の是非
絵を描くときに、誰かの絵を真似するのがいいか悪いか、さぁ、分からない。その人がどうなりたいとか、段階とか立場とか、色々あるから。
『模倣と創造 13歳からのクリエイティブの教科書』という本を持ってる。共感できるし読みやすい。自分の個性が分からないけど欲しいとか、発想力が欲しいという人向きなのかな。
いつか棟方志功の展覧会で、若き日の棟方志功が「自分はやりたいのはこれだ!」ってなったという、別の版画家の作品も展示されてるのを見た。でも全然棟方志功と似てなくて、棟方志功スゲェって思った。
・・・展覧会に行った気になってたけど、テレビで見ただけだった。王林ちゃんが出てたNHKのやつだ。感動したなぁ、あの番組。
まぁ棟方志功は次元が違うから置いといて、真似の是非について。是非って過激な言葉だね。そんな過激な話じゃないです。
誰かの絵に似てるって言われた時、嫌だと思う反応の時と、嬉しいって思う反応の時があるね。私は両方ある。
嫌だったのは、まだ10代の頃、宮崎駿のラピュタっぽいって言われたやつ。描いた絵がたまたまピンポイントでラピュタっぽかった。めちゃくちゃ恥ずかしかった。
嬉しかったことは、1度ならずあるはずだけど、具体的に思い出せない。もし誰か大御所や巨匠のような名前を言っちゃうと、身の程知らずって怒られそうだし。
私は漫画っぽいイラストがあまり上手じゃないけど、特定の漫画家を意識すると、一時的にちょっと上手く描けるようになった経験がある。伝染力の強い絵柄ってあるのかな。
よしながふみと安彦良和なんだけど。上手いような、歪んでるような、癖のある絵。模写なんかしなくても、見るだけで脳に画風が焼きつきやすい絵。
誰か共感してくれたらいいな。
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