憧れの街角スケッチは癒されない

　SNSで電車の中にいる人などをパパっとスケッチするおしゃれな投稿があった。移動中までも絵を描くなんて自分にはできないと思ってた。

　でも描きやすい道具があって、日頃から何か描くモードになってたら、そんなに難しいことじゃないみたい。
　

　自然と若い人に目がいってしまう。子ども連れも面白いけど、間に合わなかった。

　絵に描いて面白い建造物は意外と少ない。シャツの長い男性は、アニメ『すずめの戸締まり』に出てくる医大生みたいな佇まいだった。主人公の女の子は、登校中にすれ違った彼がキレイだからというんで気になってしまい、学校に着くも飛び出してそのすれ違っただけの医大生を追いかけて行く。

　え？

　絵でいくら見た目を溌剌とした女子高生とミステリアスなイケメンに描いたとして、行動は全然そうじゃないんだけどな…。

　問題なのは、高校時代ど暗のネクラだった私がそういう不自然さがほっとけなくて、友達たくさんクラスの陽キャだったらしき夫が新海誠監督のアニメ作品を喜んで見ること。

　なんで私ばかりアニメの登場人物のサムさイタさに敏感なの？

　モヤモヤが止まらなくて話がそれた。

　

　スーパーで買った切り花を持ち帰る途中に描いた。

　なんとここまでのスケッチは全て、送迎のために駅に行って停車してる車中で描いた。上の場面は停車中に、後から来た車にものすごい角度で割り込みをされたところ。

　

　あまり心穏やかじゃない。