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締切1週間前に問題発覚。猛吹雪の中書類集めに奔走した話。

大家好!みなさんこんにちは、suinaiです。

前回は【中国政府奨学金】書類準備で気をつけたいことをお伝えしました。

JASSOは準備する書類が多く指定も多いので、初めての方は戸惑うことが多いかと思います。実際にわたしもそうでした。

「実際にどんなスケジュールで準備したの?」「推薦状はどうやって準備した?教授への連絡の仕方は?」など疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、具体的な出願スケジュールが知りたい方向けに、わたしが行った出願準備をご紹介します。経験したからこその後悔や注意点など、たくさんありますのでぜひ最後までご覧ください。

JASSO【中国政府奨学金】出願を目指すみなさんにとって、少しでも役立つ内容になればうれしく思います。


【JASSO中国政府奨学金】合格までのスケジュール

2021年8月 中国の大学院出願を決意
2021年9月 推薦状準備のため教授に連絡
2021年10月 過去合格者の方へ連絡を取る
2021年11月 研究内容をぼんやりと考える
2021年12月 推薦状・研究計画書作成
2022年1月 JASSO出願手続き完了
2022年2月 書類選考合否発表
2022年3月 面接・合否発表

簡単にまとめると以上の流れになります。
わたしは、JASSO出願前に大学へ個別の出願はしていませんでした。
なので、JASSO合格後は個別に希望大学へ連絡を取りました。

8月 中国の大学院出願を決意

ちょうど1年前、中国の大学院進学を決意しました。当時はただ「中国語で何か専門的なことを勉強したい」という気持ちが強かったように思います。大学院は学部時代とは異なり、”なぜ”大学院に行くのかという確固たる理由が必要です。漠然とした気持ちしかなかったわたしは、この”なぜ”を言語化するために自己分析を徹底的に行いました。自己分析は新卒就活でも大の苦手分野だったのでとても苦戦しました。しかし、手を抜かず自分と向き合ったからこそ大学院進学を決意することができたと感じています。

9月 推薦状準備のため教授に連絡

大学院進学の決意が固まったあと、推薦状の依頼で教授に連絡を取りました。依頼内容は、大学院出願の報告や出願時期、推薦状詳細だったかと思います。当時はコロナの影響で不安定な時期だったため、やり取りは全てメールでした。しかし、普段忙しい教授にメールで依頼するのはとっても失礼なこと。特別な事情がない限り、直接伺って依頼するのがよいかと思います。わたしは、大学時代の指導教授(所属ゼミの教授)と、履修歴がある学部の教授に依頼しました。お二人とも快く承諾してくださり、「がんばってね!」と激励してくださいました。絶対に合格して恩返しするぞ!と気合が入ったのを今でも覚えています。

10月 過去合格者の方へ連絡を取る

経験者からのお話が聞きたかったので、ネット検索で見つけた過去合格者の方に連絡を取りました。気さくで優しい方ばかりで、研究計画書のポイントや面接のアドバイスなどをもらいっていました。これ以外には特に何も準備していなかった気が…。締切まで時間があるとだらけてしまう自分の性格が全面に出てしまってました…反省。

11月 研究計画書をぼんやりと考える

11月に入り研究計画書の作成を始めます。8月に取り組んだ自己分析の結果や、教授とのやり取りを参考に研究したい内容を決定。関連する書籍や論文などを見ながらアウトラインを作っていました。10月同様あまり真剣に取り組んでいなかったので、正直記憶が曖昧です…。

12月 推薦状・研究計画書作成

12月上旬に2022年度の募集要項が発表されました。締切はなんと、例年より1ヶ月早い日程!証明書も含め、ほぼなにも準備していなかったわたしは焦りまくり。推薦状は年明けに書いていただける予定だったので、まずは教授に連絡をしました。推薦状の草案は基本申請者が作成し、教授はサインするだけの状態に仕上げるという暗黙の了解?があるため、急いで草案を作成。研究計画書も未完成だったため、連日徹夜で取り組みました…。加えて最終学歴の証明書なども取り寄せていなかったので、年末・お正月返上で準備…。自分のアホさに落ち込む暇もないくらい必死でした。今回の件で、自分は短期間で高い集中力を発揮するタイプだなあと実感。しかし、教授や計画書の添削をしてくれた友人には多大な迷惑をかけてしまったので、今年こそは余裕をもった準備ができる人間になりたいと思っています。

1月 問題発覚…なんとか出願手続き完了

締切の1月14日(金)に向けて走り抜けた12月。無事研究計画書も推薦状も完成し、よし!提出しようと思った矢先に問題発生。なんと、和文書類では必要のなかった高校の卒業・成績証明書(英文)がCSC登録には必要であることが判明しました。JASSOでは、和文書類提出とCSCオンライン登録があり、それぞれで提出書類が異なります。このことに気づいたのが1月4日(金)の夜、成人の日の3連休前だったため、最短で高校と連絡が取れるのが1月8日(火)。英文版は発行に1週間かかるため、確実に間に合わない、終わった…。と絶望しました。気づいてからの3日間は完全に諦めモードで放心状態。ここまで頑張ってきたのに…こんな見落としミスでチャンスを逃す自分の不甲斐なさにどうにかなってしまいそうでした。しかしどうしても諦めることが出来ず、藁にもすがる思いで、高校に事情を書いた長文の懇願メールを送りました。3連休が明けた8日(火)の朝8時に高校から返信が。「14日(金)までに間に合うよう書類を準備するので、一度来校できますか。」という内容でした…!急いでお礼のメールを送り、猛吹雪で天気が荒れるの中高校に向かいました。(卒業以来の来校)14日(金)までに作成できるとの返信でしたが、実際は8日(火)当日中に発行してもらうことができました…!

・過去に同じような依頼(英文で卒業・成績証明書発行)があった
・県内一のマンモス校であり対応に慣れていた

上記2つが即日発行してもらえた理由です。今回のわたしのケースは稀であり高校によって対応は異なります。必ず事前確認を取ることをおすすめします。即日発行してもらえたことで、なんとか無事和文書類の投函、CSC登録を完了することができました。雪で書類はびちょびちょに濡れましたが(笑)多くの方々に支えられているんだと実感した瞬間でした。

2月 書類選考合否発表

締切から約1ヶ月後の2月17日(木)、JASSOの奨学金HPにて書類合否が発表されました。緊張して一日中落ち着かなかったのを今でも覚えています。受験番号及び合否発表の日時連絡は前日に文科省からメールできていました。無事書類選考通過✨面接日まで時間があまり時間がなかったので、研究計画書のどこを突っ込まれても良いように、質問を予想して答えを準備していました。

3月 面接・合否発表

面接は3月1日(火)に行われました。

・zoomでの集団面接(面接官5人、出願者5人)
・面接時間約20分
・日本語、中国語での質問あり
・共通質問「中国へ留学する理由を簡潔に答えてください。」(日本語)
・共通質問「中国語を勉強してどのくらいか」(中国語)
・個別質問「入学するまでにどのように準備しますか」(日本語)
・個別質問「卒業大学はどんな大学?」(中国語)

面接の雰囲気はかなり緊張感のある、受験者の緊張感が伝わる時間でした。時間が押していたのかかなり急ぎ足だったように感じます。
緊張して答えに詰まってしまう人もいました。
研究計画書を隅々まで読み込んで言語化すること。中国語が聞き取れなくても焦らないこと。聞き取れなかったときのために、中国語で「すみません、聞き取れませんでした。」と言えるように準備していました。未来に起こることを予想して準備することで、不安も自信に変えられるはずです。

書類合否同様、3月10日(木)JASSOのHPにて合否発表がありました。
無事面接も通過し、晴れて中国政府奨学金内定者となりました!

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は【JASSO中国政府奨学金】合格までのわたしのスケジュールをお伝えしました。ハプニング有りのドタバタスケジュールでしたが、多くの方の支えがあってこそ手にできたチャンス。そして、窮地に陥っても最後まで諦めなかった自分がいたからこそ今があると感じています。募集要項は毎年変更される可能性があるので、最新の募集要項は隅々まで目を通してくださいね。不明点があれば、該当機関に必ず確認を!出願を予定しているみなさんが悔いなく挑戦できることを願っています。

次回は、内定後の希望大学院との面接について書く予定です!ぜひ、お楽しみに!

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