1日が24時間になった件について〜ワンオペって超しんどい〜

タイトルを見て何の話だ?と思った方も多いと思いますが、種明かしをしてしまえば、解離性同一性障害についてのお話です。(解離性同一性障害についての詳しい説明は以下の記事を参照ください。)
つまり、人格交代をするために水蜜桃という人格の主観では、一日は全然24時間もなかった訳です。
例えば、朝Hという人格が起きて身支度をし、Sという人格に変わって朝食を取り、家を出ます。
学校に着くとHという人格になって友達とおしゃべりし、授業が始まると水蜜桃になってノートをとります。昼休みにはYという人格が課題のレポートをして、放課後のサークルには水蜜桃が参加します。家に帰るとNという人格が電車のおもちゃで遊び、Sという人格がお風呂と夕食を済ませ、寝ます。
こんな具合に毎日が進んでいくので、主人格である水蜜桃が活動している時間は一日でせいぜい6~10時間くらいで、大体フルタイムの就労と同じくらいです。
主人格以外の人格になると、表に出て(体を支配して)活動している時間はもっと短くなります。

ところが大学を辞めて、さらにコロナウイルスの自粛引きこもり生活をするようになったら特にイベント(【友達とおしゃべり】【アルバイト】など)が少なくなった分、水蜜桃だけで生活する時間が格段に増えました。
それまで8時間就労だったのが一気にほとんど24時間ワンオペ状態になったのです。事件です。
24時間ワンオペになったからといって頭の中まで静かになった訳ではありませんが、それでも急にひとりで全部やらなきゃいけなくなったので大変なことです。こんなこと物心ついて以来初めてです。
普通の人ってほんとに毎日こんなに大変なことしてるの??
驚愕です。みんな超えらいじゃん。

それでも最近漸く頭の中からあーだこーだ言われながらひとりで生活することに慣れてきました。
ごはん食べるのファイト、とか着替えて超えらい!とか頭の中から他の人格に励まされてやっと生活しています。励ましてくれるくらいなら代わってくれよと思いますが、これもリハビリとして他の人格からの愛のムチですね。
コロナウイルスの自粛生活が終わったらまた学校に行ったりアルバイトをしたりする日々が始まる予定なので、おそらくそうなったらまた人格交代して一日が8時間労働の日々に戻るのでしょうが、ぼくにとってはこの一日24時間生活というのはなかなか新鮮な体験でした。

今日はここまでにします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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