【石読み日記】 中心にいる

2022年。今年はちょっと違う気がする。
たまたま重なったと言うには多すぎる。いや、災害云々じゃなくて…

多すぎるって思うのは、実生活で大きな変化を成し遂げた人の数。石関係の人ばかりですけど、ホント多いんです、驚くほどに。

もちろん毎年います。毎年、変わりたい・変わろうと思ってチャレンジする人達を応援してます。私の石に関するワークは「真に芯からの変化」を目指しているので、短期間でパッと変わるとか、変われるコツ的なものじゃないので、時間もタイミングも人それぞれ。
なのにね、今年はどういう訳か、ある時期から大変化した人が出てくる出てくる。
笑っちゃうな、ここまで重なると。


少し前まで、勇気を失いかけていた人がいました。そうなるのに充分な事情がありました。

けれど、彼女は石とともに奮い起ちました。残された人生を考えて、覚悟を決めました。
地に足着けて現実に集中し、耳障りの良い言葉やふわふわした一時の幸福感に溺れることなく『自分の中心を観る』ために踏ん張りました。

観るべき対象は自分なのに、嫌悪や恐怖がつきまとう。自信なんてない。簡単な道に逃げたいこともある。落ち込むことにはキリがなく、出口があるかどうかもわからない。

それでも少しずつ、一歩ずつ、自分の中心を確かめながら本当に進みたい道を探しました。最初の一歩は「コンビニで珈琲を買ってイートインコーナーで一休みする」でした。たったそれだけのことに罪悪感を持つような状態。
そこからのスタートでした。

もっと簡単に何とかできない?
何か奇跡は起こらないかな?
現状をそれなりに解決できれば、それで良いんじゃない?

そんな考えが浮かんでくる。
けれど、地に足がしっかり着いた時、これが「逃げ」なんだと理解します。

変わったり戻ったり…そんな状況を繰り返して自分不信になっている人は、その場しのぎの解決策を選んではいけない。「逃げ」の妥協策を選んではいけない。

なぜなら大抵の場合、相手よりも自分がより我慢して、自分を抑圧することで何とかしようとするからだ。
それは「自分で自分を虐げる」ことで得られる解決法。誰かを納得させたり説得する必要がない方法だ。


将来どうなっていたい?
どういう人生を生きていたい?
そんな質問に何も答えられない…何も思い浮かばない…
思いつくのは、誰かに~職場に~家族に~だけ。肝心の自分には何の望みも持てないことに気づきます。

カラカラに干からびたこの心。
これが自分で自分を虐げてきた結果なんだ…

彼女は、勇気を出して自分で自分を持ち上げました。石は彼女の心の踏み台になりました。

そして、人生の正念場を迎えた日。
変化をやり遂げた彼女からメッセージがきました。

『石の心強いパワーを感じ、恐怖を感じず、自分の中心にいました。』

現実界ではまだまだやるべきことがあります。それでも今、彼女は自分の人生を自分のものに取り戻しました。彼女はこれから
『自分という宇宙の中心』
で生きるでしょう。

新しい目標は、他店で購入されたブレスレットのメンテナンスもできる店になること。商売的には難しいことですが、それがちょっとでも「山を守る」ことになれば…