【石読み日記　番外編】　夢ネタ

441年振りの皆既月食と天王星の直列だったそうな。

私は数日前に微熱程度の熱を出した。少し咳もあってたので、一応常備している抗原検査キットで確かめたが、やっぱり陰性。

陰性だけども、仕事はできない。
お客様へうつしてしまうリスクはもちろん、自分の氣に「病気の氣」が混じっちゃってるから、施術の質が猛烈下がる。
お客様にとっては迷惑この上ない。

(´д｀|||)あぁ、一人事業主のツラいところよ。数日分の売上を全て諦め、ご予約のお客様へ事情の説明とお詫びの連絡をしていた。

皆既月食と惑星直列の時、私はそんな仕事を終えた後だった。

体の氣も意識の氣も、当然落ちている。外には赤い月が出ている。
こんな夜に見る夢はどんなものだろう？

私にとって「夢」は2種類ある。
一つは自分の脳が見せる夢。ほぼ雑念の世界である。前日に見聞きしたことが影響していることが多く、大した意味はない。せいぜい、自分の脳にある雑念を知るのに役に立つ程度のもの。

もう一つは「見させられる夢」
これは簡単に説明できないので、今回は割愛します。

見たいと期待したのは当然、後者の夢。

普段ならあり得ない時間にそそくさと布団に入り、楽しみに寝た。

　　★

現れたのは国際空港。成田だ。
それなりに人がいるが決して多くはない。
私は出発ロビーに立っていた。

( ￣-￣)いや、どこへも行かないよ

しばらく人の流れを見ていたが、何も起きない。

すると突然、場面が変わった。さっきより狭い空港だ。

(ーー;)これ、羽田でしょ。羽田の国際線ターミナル…

ここでも私は立ったまま一歩も動かず。

( ´-ω-)だから～、どこにも行かないって
( ´-ω-)ついでに言うと誰も来ないよ

するとパラパラいた人影も消えた。

(￣ー￣)空港の問題じゃない、どこにも行く気にならないんだよね。

空港、ちーん…

(。-∀-)空港がちーん…　ってなるなよ！
なんじゃそれ？！

　★

夢はそれだけだった。
目が覚める途中、聞こえてきた声があった。

「不都合な真実を見せたかったのに…」

……は？( ・д・)？
布団に横たわったまま、その声の主に返した。

( ´ー`)「不都合な真実」なんて、ここにいくらでもあるでしょうが。
目の前に現れる出来事を「都合の良い真実」か「不都合な真実」のどちらかに振り分けているだけだよ、人間は。

え？フェイクもあるだろうって？

( ￣-￣)おいおい、お前大丈夫か？
「フェイクが存在する真実」があるって信じてるんだろう？それを自分にとって都合良くするか、都合が悪いことにするか、その違いだけだよね？

何が「真なる真実」かなんて、人間にはわからないんだよ。
だから「合理」ってものが必要なんじゃない。効率云々じゃなくて、理(ことわり)に合うか、の合理がね。最善の合理を尽くす、それが人間の努力の限界なんだよ。

期待していたのに、ずいぶんとマヌケが奴がきたもんだ。

でも「不都合な真実」って言葉はいいよね。環境問題だけでなく、もっとずっと広い意味で出てくるようになって欲しい。