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怪獣ガレージキット、情熱があるの話



作業中ラジオを聴いているのですが、ドラマ「だが、情熱はある」がおもしろいと色んなラジオ番組で話題になっています。


我が家にはテレビがないので「なるほど〜」くらいに聴いていたのですが、毎週毎週たくさんのラジオパーソナリティが絶賛しているのでテレビの購入を検討し始めたおぐらです。





すいかクラブとして怪獣ガレージキットを造りはじめて6年が経ちました。


うわーーーーー早いーーーーー。


ひょんなことから年数を数えて「もうそんな経ったんか?!」とびっくりしました。



こう、数年経ってみると思うのは、何十年も続けている先輩原型師たちのすごさ。


時折ベテラン原型師の歴史に触れる機会があるのですが、その度に目頭が熱くなってしまいます。



年々涙もろくなっているのもあるけれど、先輩原型師の熱量というか、情熱に触れた気がして感動してしまうんですよね。


ガレージキット一体の原型に注がれた情熱や労力、色々なものを以前より深く考えるようになりました。



自分は原型制作において、図面、骨組み、シルエット造形まですごく楽しいのですが、モールド入れる前の調整というか、いかにキャラクターに近づけられるかの細かい調整の造形が気持ちとの戦いになっています。


自分で終わりにしようと思えば終わりだし、これが最適解!と思って造形したところも翌朝になると全然違く見えることもあります。


負けず嫌いなので妥協したくない。

でも、手を止めることが妥協と勘違いして良い塩梅で仕上げることができず、いつまでも手を加えたくなってしまいがちな工程時期です。


ちょうどこの辺りから肩凝り・眼精疲労がはじまるのもしんどいところ。


なので締切日はだいじです。

締切日のおかげで完成できています。

ありがとう、締切。



そんな原型制作、他の原型師の方々はどんなスタイルで作業しているのだろう。



色んな方々の制作話を聞くのが楽しいです。


最近は家にこもって作業しているので、本やブログなどで先輩方の記録に触れられたときすごく嬉しくなります。




原型師は職人寄りのお仕事と考えている人が多いので(自分もそう考えています)、良いものを作り上げれば良い。作品がものを言う。
という言葉がとても心に響いているのですが、自分もオタクなのでしょう。ひとつのガレージキットが生まれるまでのドラマも気になってしまうのですよね〜。



あと5年、10年、20年先、自分は怪獣造形しているかな。


モスラは全種類造れてるかな。



そんなことをしみじみ考えました。





今、制作が楽しいです。


アドバイスをくださる先輩方、あたたかいお声がけしてくださるお客さまに感謝です。


怪獣ガレージキットの世界に入ってきてよかったなというしみじみ話でした。


6年目もがんばるぞ〜〜〜〜


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