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5年日記

日記を書き始めたのは小学校1年生の頃。

毎日、日記を書く宿題があった。

その頃は毎日が自由で、日記を書くために一生懸命何かをした。

折り紙を折ったり、絵本を描いたり、お風呂に入浴剤を入れてみたり。

すごい日記を書きたくて、先生に褒めてもらいたくて、とにかく必死だった。


日記が宿題じゃなくなってからも、日記を書くのが好きだった。

今日あったこと、言われて嬉しかったこと、腹が立ったこと。

感情を書き出すことで、自分の感情を知っていた。


5年日記を買った。

5年日記の3年目。去年、一昨年の同じ日、自分がなにをしていたか。

何気なく過ごした日、同じような日、読み返さなければ忘れていた日。

でも全部、覚えてる。

めちゃくちゃ辛かった日、頑張った日、悔しかった日。

その感情は覚えていても、同じ温度で思い出すことはできない。


今日が終われば明日が来て、全く同じ日なんてものは一度もなくて、

だからどうってこともないけど

たぶん幸せなことだと思う。

最後まで読んでいただきありがとうございます!