試作5 ずんだサイダー

以前遠出をした際に、たまたまやっていた祭りを見て回った。手持ちが少なく、焼きもろこしを買って散策していたのだが、飲料売りのテントの前でずんだサイダーというものを見かけた。どうやら、巷ではずんだもんというものが流行っているらしい。東北を盛り上げるために生み出された東北家という人々、ずんだもんとは東北家次女のメインウエポンの要請らしい。擬人化したことにより、無料と中性さで人気となったようだ。祭りの飲み物らしく、瓶で提供されたそれは、手で開けられるタイプだったためそのまま飲んだが、非常にずんだの風味が感じられるサイダーであった。というか、サイダー要素が炭酸しか感じられない。甘味はずんだに上書きされている。極めつけは飲み終わりである。サイダー特有の現象、気体の逆流である。気体が逆流するたびにずんだの風味も逆流する。少なくとも一時間は呼吸がずんだになる。ずんだジャンキー御用達になることは理解できた。

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