見出し画像

#虎に翼61回~



虎に翼61回62回

梅子さん登場。あの時追い出される原因となった妾によって遺言書検認の場で寅子と再会
長男は旦那さんのコピーのような男になっていて、次男は戦争で傷を負っている。
三男の光三郎くんは優しい学生さんに。年頃は長男と寅子が同じくらいで三男が直明と同じくらいか?
10年間支えてきたと言う妾だが、それまでお金をもらって暮らしていたようで今後どうして生きていけばいいのかわからないのか単なるお金目当てなのか。どちらにしてもこの家族からは離れたほうがいいんだけれど最後にお金をふんだくりたかったのかな。

連れ戻された後に旦那の世話をしなければならなかったと言う梅子さん。法律をみんなと学んでいた日々を「私の人生で一番輝いていた」と言う。
戦争の中麻痺のある暴君を支えるって、本当の地獄。お姑さんが言う言葉をいつも同じ顔でやり過ごす梅子さん。
朗らかでみんなにおにぎりをふるまい、花岡に肯定的な言葉をかけた人とは思えない。

寅子が轟とよねさんのところに連れて行ったことで(また行ってるの笑う)二人が梅子さんの味方に。昔なじみの審判を担当するのも人員不足でやむなしとされて、大丈夫なのだろうか。

「お母さんだけ相続放棄すればいい」と言ったのが救いたかった次男くんだったのは悲しい。
でも子どもって時々こういう「無私の奉公」を求める時があるよね?
学校の先生だったころ、給食が残りそうだったら先生にもりもりついだり、逆にみんなが好きな果物が余ったらめちゃくちゃ少なく盛ったり。
何度かデザート争奪戦に参加したら「なんで大人がはいるの?」って言われたことある。だってほしいじゃんwww

先生でこれなんだからお母さんだったらもっとありそう。

一方で猪爪家の花江ちゃんがはるさんのように自分がなんでも引き受けないと、と家事育児全般引き受けちゃう。
少しひっくり返した後始末くらい子どもだけでできるよ。直明と子どもたちに任せなよ。と心配になってしまう。

虎に翼63回

どうなっても息子がかわいい梅子さん。本当にいい母親だ。

次男、行かないと言ったのに逃げた母親を責める。何かというと母親の所為にして甘えたいんだろうな。
しかしもう君は大人だ。戦争の傷は痛いけれど、甘えるよりも自分の機嫌を取れるようになったほうがいいとおもう。

光三郎くん、寅子は「いい子」だと叫んでいたけれど、いい子か…?
家庭内のいざこざ、みんなに流されて、大きくしている気もするが…。

まさか民法制定委員たちが「当たり前だろー」って笑っていた「直系または同居の家族は助け合う」みたいな残った文言が活きてくるんじゃないだろうな。

「俺にはわかる」予告で気になっていたけれど、お前だったかー。
まあ、そっくりになっていくんだろうな。かわいい。

花江ちゃん、きっと素直な気持ちで道男がかわいいんだと思うけれど、直人の「俺はわかる」は当たる方なのか、当たらない方なのか。
私は道男がいる時だけが家の外と繋がれるとか、自分のやっていることを分かりやすく褒めてくれるとか、そういうことだと思ってはいるけれど。
(基本的に自分の30代の頃を考えると、あれだけの年下に恋心が生まれるかと言うと、ないんですよね。「ない」)

ワンオペの原因は一番の協力者の多忙という状態だなぁ。

虎に翼64回

茨田りつ子!!!!!
りつ子さんは特攻隊で少年たちの笑顔に打ちのめされた経験があり、福来スズ子が子育てと仕事の両立に悩んでいた時にスーパー家政婦さんを送り込んだ人なので、愛の家庭裁判所の理念にぴったりだわ。
なにより朝ドラファンを逆手に取られたー。大好き。

さて大庭家。光三郎ちゃんは親の妾にも流されていた。
めっちゃショック。
そして寅子また轟弁護士事務所に行っているの笑う。もうよねさんも轟に言われたこともあって何も言わないの、学生時代に寅子に崩されていったのと同じで微笑ましく思っちゃった。

梅子さんの「ごきげんようー」も笑ってしまったけれど、一番清々しい感じだと思った。
元は朗らかで頭のいい方なのよね。
いろんなことに気が付くし、言葉の選び方も素敵だし。
新民法も頭に入っていて、ここであの民法730条が出てきた。

直系血族及び同居の親族は、互いに扶(たす)け合わなければならない

でも梅子さんは自分がその扶けあう家族から相続を放棄することで抜け、残りの家族でやっていけと突き放す。
負けた負けたと言っていたけれど、これは梅子さんが頑張って知識をつけ、勉強し続けたからではないのかな、と思った。弁護士の息子よりも法律の使い方をわかってる。

そして花江ちゃんに「会いたかった」と言ってくれた。一番状況が近くて分かり合えるのって花江ちゃんよね。
明日、二人が話して二人の状況が好転するかな。
そうなることを期待している。

虎に翼65回

復活した竹もと。段々と復旧復興が進んでいるのがわかる街の描写。
寅子がいなくなって二人で主婦めんどくさい談義かなぁ(←私が主婦めんどくさい人間なので)とか思ったら、二人はとても上品でごめんなさい、となった。
花江ちゃんがあの時と同じ気持ち、と打ち明けたら梅子さんが「話なら聞くけど?」と。
「どうしたの?」「相談に乗るわよ」みたいな言葉だったら私でも「いやいや大丈夫なんで」って言ってしまいそうになるのをこう言われたらついついしゃべっちゃう。

「これからずっと女子部で学んでいたころが一番良かったと思いながら生きていくのは嫌と思った」
「ほっとした時にみんなの顔をみるのが好きなので、手抜きさせてください」
「お母さんはみんなに甘えるのが下手だったからね」

と、素敵な台詞のオンパレード。
でもまさか道男が来たら夢に直明さんが出てくるなんて。
直人くんの「俺にはわかる」も外れる方…これは外れるのも引き継いだのね。

そして、りつ子さんのコンサート。
やっぱり子どもがいるお母さんには優しくて、好きなことを貫いている人も好きなのねー。

寅子は梅子さんのおにぎりをこっそり汐見さんに持たせて、彼女が生きていること元気におにぎりを握っていることを杏子ちゃん(ヒョンちゃん)に伝える。
そしてワンオペ育児になっちゃってるところに梅子さんのおにぎりは染みるよね。

女子部のみんなも他のみんなも、みんな幸せに向かって飛び立てますように。

そう願った今週の最後でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?