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2023年12月26日(火曜)★殿(ビートたけし)へ事件報告会。高円寺で北野武映画研究の集い『アフタークリスマス!!Mr.TAKESHI』開催。手応えありの濃密な二時間。

5時起床。早いな。

昨晩は2日連続の酒抜き。
なのだが、
直腸付近のポリープ手術の
痛みは続いている。

♪モーニングモーニング、オレの朝だよ。


ゴミ出しの後、
入浴剤を近くのコンビニに買いに行くだが、
そこで猛烈な便意。
トイレを借りて排便した後に、
突然の猛烈な痛みにうずくまる。

立ちあがれないほどの痛み。

這うようにして帰宅後も鈍痛が続き、
一時は救急車を呼ぶことも考える。

強い便意は続くのだが
トイレに行っても何も出ない感じ。

そのうち尿意があるが、
小便も何も出ない感じになる。

リビングの引き出しのなかから
痛み止めを探し出し、
一気に服用して小康を得る。

本日はライブ当日なのだが……。

果たして行けるのかしら? 

と不安になったが、
1時間位臥せっていると
なんとか体調を取り戻す。

北野武映画について、
文字通り、
山のような資料を机に並べている。

何処に何が書かれているのか、
見込みはついているので、
狙い撃ちで読み込んでいく。

既にライブの中身は多牌になっている。

進行台本の構成を書き込みながら。
資料を読み返す。

北野映画について
最もエキサイティングな評論は、
モルモット吉田さんのこの本だ。

第4章「桑田佳祐 vs 北野武」が好き過ぎる。

この素晴らしさを伝えるには、
ライブで全編朗読すべきではないか。

この本も実に興味深い。

ロッキンオンから定期的に出版されている、
渋谷陽一のインタビュー集は既に11冊を数える。

もはや、ボクが『たけし正伝』を書く必要はないのかも、
と思えるほど、充実しているのだ。

何故か、この最新刊は持っていなかった。
ポチる。


急遽勃発した案件があり、
殿と連絡を取り、
電話で長くお話をさせていただく。

幾つかのことをご指示いただく。

と同時に件の裁判についての相談。

「殿の人間関係もございますし、
ボクが突っ張ったりしても
最高裁まで行くことになるので、
何かしら殿にご迷惑をかけることになるのでは
不本意ですので、
殿が『ここまでで辞めとけ』
であるならば、ここで降りますが……」
とお伺いを立てると、
「嗚呼、それは俺は関係ないよ。
別にオマエの応援も、賛成も俺はしないけど、
オマエがやりたいなら大いにやってくれよ!!
芸人になんだからさ!」と。

デジャ・ブだ。

テレビ大阪『たかじんNOマネー』
で橋下徹とのトラブルで、
生放送降板事件のときにも大騒ぎになり、
殿に直接お伺いを立てた。
その時も、まったく同じことを言われた。

「芸人なんだから
世間を騒がすようなことは
大いにやってくれ!」

参議院出馬のときも、
「オレはそもそも2員制に反対だからよ。
一切、応援しないし、
関係ない!ってマスコミには答えるけど、
大いにやってくれ!」と。

しかも、東国原さんの時と違って、
政治家になるのに、
一時的な破門もないままでОKになった。

「一応、裁判の相手が維新の松井元市長なんですけど……」
「関係ないよ、俺は万博反対って、
もうあちことで言っちゃってるし、
ま、俺とオマエの裁判は関係ないけど、
そういうのはじゃんじゃんやってくれよ!」

とのこと。

他人にはわからないだろうが、
徒弟制度の下の師弟関係。
ボクは「錦の御旗」が無ければ、
敵を攻めたりはしていないのだ。

最後に、新年会にもお誘いいただき、
新年早々にもお目通りが叶う。
もう、小躍りしたい気分だ。

閑話休題。

Xを通して、篠崎誠監督に
「連絡をください」と呼びかける。

篠崎監督は現在は立教大学で
映画の講師をしているが、
もともと映画監督でもあり、
ボクとの付き合いは、
『浅草キッドの浅草キッド』
の監督と主演の間柄だ。

撮影当時に初期北野武監督に関しての
重大な情報を持っていて、
そこがうろ覚えになっているので、
是非、確かめてみたいという気持ちがあった。

紆余曲折があったが、
無事、連絡がとれて出演出来ることになった。

資料の仕込みをする間にも、
Xの書き込みについつい反応してしまう。


例えにキング牧師を使ったら、
今度は何様のつもりとの反応が……。

そこは誰でも良いのだ。

名もなき人でも。
公民権のない時代の黒人は、
法の下で不当に裁かれ続けたのだから。

それが言いたいだけだ。

今回の松井氏との裁判、
半スラップ訴訟法が日本には存在しないのだから、
スラップ訴訟については一切、争ってない。

そこがわからない人が多すぎる。

そして、松井氏のような訴権乱用を認めれば、
皆、明日は我が身なのだが、
何故わからないのだろう?

この裁判について、
ボクに対して差別用語込みで、
罵詈雑言を浴びせている人も、
いくら匿名であっても
ボクが開示請求して、名誉毀損で訴えれば、
軒並み、100万単位の賠償が成立してしまうのに。

何故、自分は関係ないと思うのだろうか?
何故、自分が松井氏側だと思っているのだろうか?

Xに応答していると、
切りが無いので、途中から完全に閉じる。

ダウンタウンの松本さんの文春スクープには
声を上げる驚く。

今後、どういう展開になるのだろうか?

16時に原田専門家が来宅。
昨日はUber Eatsの配達員を本当につとめていたようだ。
しかも23件で9000円の売上だったとか。
ボクとはレベルが違う。

今日の膨大な資料をコロコロに詰め込み、
タクシーを拾って、高円寺パンディットへ。
17時入り。

既に北郷、モルモット吉田さん、アマレス兄弟兄が、
ライブハウス入り。

本番までの2時間の雑談だけでも話が止まらない。

モルモット吉田さんが持参した、
当初、脚本をつとめていた野沢尚さんが
「灼熱」から、やがて「その男、凶暴につき」
になっていく、顛末を描いた、この文庫は
存在すら知らなかったので大興奮。

実に興味深い「あとがき」を読み耽る。


19時開場、19時半開演。

たけしサンタと共に、
「アフタークリスマス、Mr.たけし」
と声を合わせる。

客入りを当初は心配していたが、
開けてみれば、会場は満席になった。

2時間があっという間に感じられるほどの
濃密な時間だった。

「首」〜「戦メリ」〜「北野武 vs 桑田佳祐」
〜「その男、凶暴につき」について語った。

「首」の研究の第一次資料に
殿の直筆の1994年の構想ノートが出てくることは
今後もありえないだろう。


篠崎誠監督がタランティーノに
ビートたけし作品のビデオを渡す瞬間は、
映画史の発掘であり、鳥肌が立ったな。

ライブ終了後のジャンケンプレゼント大会も、
『元気が出るテレビ』のエンディングの再現なのだが、
ほとんど全員に当たり、幸福感に満ちていた。

殿公認、サイン入りカレンダーなどが
景品で豪華過ぎる。

次回は1月8日に開催する。
今日来た人はあまりのお土産の多さに、
また来てくれるだろう。

ライブ終了後、高円寺で打ち上げへ。
若い人が集まる居酒屋に固執したが満席、
行きつけの「ベコハチ」へ。

何を食べても外れはない。
このインドネシア風味の焼きそばは絶品だ。


ここでも北野映画話は止まらない。

11時半、散会。

原田専門家と
とぼとぼと歩いて帰るのだが、
途中で力尽き、タクシーを拾う。

完全にとぼけた対応の運転手に、
原田くんが、絡むこと無く、
大人の態度できっちりと注意するのに感心。

12時半帰宅。
そのまま就寝。

明日こそ、М―1も井上尚弥も見れるはず。


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