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24年5月20日(月曜) 30年前の偏愛の書『さよなら、ブルーハーツ』の外山恒一さん(革命家)と30年越しの初対面。多士済々、愉快、痛快、奇々怪々の高円寺の『UNKO』夜。

10時30分起床。

noteに日記を書いてアップ。

(22歳で「古本興業」を立ち上げた放送作家)
若林凌駕が来宅。

一緒に昼食に行こうとしたが、
彼に時間がないので手料理に。

お弁当と昨晩のおかずの残り物を温める。

金目鯛の煮付け

もう、ほぼ、
日景忠男と沖雅也状態なのだが(笑)

ボクは涅槃まで待てないのだ。
今日も夜半まで忙しい。

生きてやるべきことが多すぎる。

吉田豪トークライブin仙台。
配信を最後まで視聴。

2時間30分とは感じない。
映画よりも体感時間が短い。

豪ちゃん、
チャットや事前質問を相棒にして、
言葉に抑揚をつけたりの一人喋りを
会得している。

今後のライブや配信番組に呼んで欲しい人が、
ボクの企画中のものと被りまくっている(笑)

先日の『田端会』ライブでの
ラサール石井さんの評価が禿同。

明後日に向けて読書。

しかし、その前に
この本の出版記念ライブをやっているよう。

こちらを配信で見てから進行表を詰めよう。

こちらは会場が完売しているのだが、
このライブの翌日もライブ。
現時点で会場ゼロ枚と聞いて笑ってしまった。

ノーピープル電流爆破鼎談マッチでもも良いかも。

そしてこちらも視聴。


前半の悪夢の滑り出しを思い出すと
身も凍る思いだが……。

今日、自分で最後まで見てみたが、
後半の町山さんもボクも言いっぱなし感、
ためになる情報の濃さよ!!
日米の比較文化論になっているので、
日本人よ!!見てくれ!!と思う。

TAP(ボクの事務所)のマネージャー陣と、
『本業2024』のプロモーション会議。

今回の本は定価も高い、本も太いので、
献本はおいそれとバンバン出来るようなものでもない。

戦略を練る。
やはり、UberBook案は諦めきれない。

高円寺のBAR『人民の敵』に外山恒一さんが
カウンターに立つのが今日が最終日のよう。

https://x.com/toyamakoichi/status/1792474303575052712

そう言えば、『本業2024』はボクの商業誌の書評を
全て入れるコンセプトなのだが、
2つ忘れていたのに気がつく。
そのひとつが、『政治活動入門』、
3年前に西日本新聞に寄稿していた。

 筆者は、ボクの思春期に影響を与えた『さよなら!ブルーハーツ パンク日記』(1993)の作家であり、極左、マルキシスト、アナキストを経て、ファシストに転向し、加えて世界潮流であるポリティカルコレクトネスにも反旗を翻す活動家だ。
 高等教育は無用、権力に反逆する行動力こそが頼みのアナキズムを超えて、大学文系の学問は社会変革に有用なので勉強しろ、「政治活動」を行うには、自身の不満を「言葉」にし、周囲の者を惹きつける「教養」の習得が必須であると解く。
 70年まれの筆者の憧憬は全共闘にある。半田健人ばりに〝産まれる時代が間違った男〟だ。ノンセクト・ラジカルは全共闘を牽引し、表面上敗北したが、しかし現在に至るまで社会・個人の個別課題の解決を目指し、大学内・外で生きながらえてきたと主張する一方、近年のSEALDsに対しては一部の年寄りと〝新聞社〟を喜ばせただけと手厳しい。
 ちなみに筆者は華青闘告発事件に依拠し、マイノリティを親愛している。資本・民主主義が進行した果てに、個人は個性を失い、発達したITが監視・管理を強化、さらにポリコレが伝統的価値観を葬り、社会は共産主義化する。そこでファシズムを掲げ、ナショナリストと同盟して排撃、国家樹立後はマイノリティを都市へ…というのが筆者の青写真だ。
 ファシズムは独裁ではなく人民を畜群化から守る術。危険思想の誤解を解く手法は、まるで呉智英の『封建主義者かく語りき』(史輝出版)のようでもある。(他所で筆者は呉の影響を公言している)
 「政治活動」とは正義ではなく、被害者意識だとする筆者は「学生100人に1人の割合で政治運動に熱くなる時代」の再来を乞うているが、学生たちは政治に現世利得を求め、奇しくも「政治は生活」官製相場と就職率という形で実現した前政権の虜となった。
 2007年の都知事選の政見放送以来、悪目立ちもしているが、思春期に影響を受けたボクは今も、彼の思想の底にはロマンが流れていると思っている。

 30年前にこの本を読んだ感動は忘れられない。
思春期に読むサリンジャーの作品のようだった。

福岡の好事家・井上さんから、
お手紙とたけしさん関連のDVDが
送られてくる。

すぐに義太夫さんに連絡。
「ダティ竹千代のANNに殿が出演された回」
は、今は見つからないとのこと。

井上さんに初めてお電話して、
今までの労への謝意を伝える。

氏と連絡とテープ管理を
スズキ秘書がやってくれていた。
「スズキさんは博士のことが好きだからって
おっしゃってましたよ!」
と言われて、また泣きそうになる。

現状をお伝えし、
今後も呼びかける約束。

大阪での出版記念ライブも決定。

翌12日に、竹内義和×八幡愛の『コードレスでいこか」
にも半年ぶり出演も決定。

夕食、チエタン(妻)と長男が、
クルマに乗って回転寿司へ。

妻はあれだけボクの運転するクルマには乗らない、
と言っていたのに……。
ちょっとモヤモヤする。

お寿司のお土産で夕食も済ますが、
まだ仕事が終わらない。

気が付けば21時越えていた。

座りっぱなし。
強制終了。席を立つ。

今日も倉庫に残ったままの
『博士秘宝』のパネルと絵を持って、
高円寺『UNKO』へ。

パネルと絵を置いて、
たまたま、初めてウンコを踏んだ、
名前も素性も知らない男性客と一緒に、
『人民の敵』を探したが、ほぼ隣だった。

若者密集率が、満員電車を超えている店内。
つばさの党の街宣より、
大きなボリュームで話す若者たち。

店内に飛び交う「宮台」「外山」「東浩紀」……。
の固有名詞。
誰が人民の敵なのか味方なのかもわからない。

いつしかカウンターに案内されて隣を見たら、
作家の雨宮処凛さんだった。

参議院選挙の時の第一声、
そして当選の時にも待合室で隣にいてくれた、
大恩人であり、勝利の女神だ。

しかし、騒音で会話は不能。

そして、外山さんに30年越しの初対面。

「やっと会えたね!」も届かない乱痴気空間。

ボクは、それでも若き彼らが
革命家を名乗る外山さんを囲んでいるところが、
実に頼もしい。

「人がひくまで隣の『UNKO』にいます!」
を言い残して店を出る。
きっとトイレにたったと思われただろう。

その後、『UNKO』にいらっしゃったのは、
さきほどカウンターの隣にいらした二人組。

株式会社東京ドームの興行企画部で、
『熱海秘宝館』の再建を手掛けている
渡邉ご夫妻と、
ボクと一緒に『人民の敵』に行った、
「で、あんた誰?」の人。
(秋葉原の美容師さんだった)

わざわざウンコの匂いを嗅いで、
ウンコを踏みに来た人なので、
サブカルや美術界隈にも詳しく、
いろんなことに攻めているひとだった。

そして雨宮処凛さんと、
活動家に異常に詳しい女性獣医さんが来訪。
(被災地に置き捨てられる犬猫を保護されている)

ボクがウンコあるあるを披露し、
若き日の「野糞会」と森山直太朗の「うんこ」
の話をしたところ、雨宮処凛さんが、
樽美酒研二の「野グソング」を歌い踊る。
こんな曲があるのか。知らなかった。

樽美酒研二さんは一度番組でお会いしたが、
「町山智浩さんと博士の大ファンなんです」
と両手で握手をされた、サブカル側の人だ。

ボクの息子の幼児期のウンコの絵を褒めてくださる。

「ハカセ会」のYou Tubeの生配信を30分。

小林店長とふたりきになり、
店を閉めて再び『人民の敵』へ。

ここで店名がこの本由来であることを知った。

そこで、まさか、
ジョージくんとばったり会うとは……。

ボクと練馬美術館でばったり出会い、
町山さんとのYouTubeに出演。
「日本のコリン・ウイルソン」と名付けられた、
路上の映画評論家。
その後、『映画秘宝』のライター陣に加入した。

博士秘宝から熱海秘宝館へ。
そして映画秘宝にバトンタッチ。

その後も、町山さん夫妻とばったり上野で出会い、
そして高円寺でも出会う。
引きを持っているおとこ。

そして、お隣は、京都大学文学研究所の森脇通青さん。
「限りなく透明に近いブルー」からとった、
名前の由来が文学的文脈過ぎる若手論客。

終電時間に大密集地帯が民族大移動。
やっとカウンターで話せるように。

外山恒一さんは、
行動は過激すぎるが、普段はおとなしい。
例えて言えば、都築響一さんのような温かい人柄で、
人見知りで含羞のひとなのだろう。

バーテンを始めるにあたり、
知らない人と接するために、
同い年生の早見表を作っていた。

1962年生まれのボク、
そして1970年生まれの外山さん。
いや実は、さよならブルーハーツの感動が、
ボクの高校時代と思い込んでおり、
何時からか年上だと設定していた。
70年生と認識しているのに。
作品の力だろう。

さらに新明解国語辞典クイズ。

隣りに座った25歳の若者は
歌舞伎町の『Barミズサー』の茂木恭平くん。
サブカルライター兼最強論客!!

そこから一時間の
サブカル総論インタビュー。

以前に対談したサンキュータツオの名前が
出てくるところが、
彼の新明解なところだ。

上智の歴史学科卒の北野武の時代劇「首」論で
意気投合。

後からネットにあげる予定。

明治大学の立て看板同好会の彼(今、名刺がない)は、
この本の座談会の匿名の人かしら?
などと思いつつも……。

このアカデミックな若者の集いに、
61歳のニセ博士ごときが、
本日が東京最後の夜になる
外山恒一さんと学生の師弟の会話を
邪魔してはならないと、お暇を告げ、
2時過ぎには家路へ。

2時45分に帰宅。

席につけばひとり。

   尾崎放屁(ウンコだけに)
 

楽しい夜だったが、
財布と携帯はしっかり持ちながら、
カバンを何処かに忘れている。
セルフまじかよ!!


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