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【はかせ日記】21/10/13 放送「くにまるジャパン極」で『藝人春秋Diary』の話。原宿BOOKSTAND.TVに朝井リョウ、吉川友、菊池俊輔、三又又三ゲストに4本収録。高田文夫先生のFAXと邂逅。カンニング竹山・放送禁止中野サンプラザ公演。

博士の悪童日記 2021年10月13日(水曜)

4時50分起床。

今日は一日長いぞ。
さぁ頑張ろうぜ!!

日記を書く。
明後日のアサヤンの台本を書く。
今日の収録の下準備を進める。
マルチタスクで次々と。

モーニング。
久方ぶりにトーストをやめて、
温かい白味噌豆腐うどんに。

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9時前。
運転手のドルフィンソングの三木くん来宅。
献本、衣装他、大荷物を持って乗車。

トロトロと運転していたら、
5分程度の遅刻。
生放送だけに今後は気をつけけば。

10時前に文化放送に到着。
杉山マネが待受。

作家の峯さんと打ち合わせ。
既に『藝人春秋Diary』を
PDFで読んでくださっているよう。

微に入り細に入りの台本でありがたい。

月イチ出演と聞いていたのだが……。
どうやらスタッフの体制が変わったよう。

しかし、とにかく呼んでいただけるのは、
大変にありがたいことだ。

10時18分からの文化放送、
『くにまるジャパン極』へ。
「くにまるさん、お客様ですよ〜!」
コーナー出演。

冒頭、殿のつるはし襲撃事件の話から、
すぐに『藝人春秋Diary』の話へ。

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「週刊文春」の連載から、
スモール出版へ辿りついた経緯トーク。

数ある登場人物の中で、
西川文野アナが、
注目の人にぶっちゃーさんをあげたのは
意外だった。

この番組では、
毎回、ひとりの人について
ハイライトを当てるのだが……。

今回は、太田光くんについて。
その関係を、ボクは、
「早すぎたおぼんこぼん」と形容。

30年に渡る確執の経緯を辿るわけだが、
本に書いたように、
もう、この不仲ごっこを
続けたいわけではないのだ。

あっという間にタイムアップ。

きっちりと本の発売を告知してくださる。

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杉山マネ運転で原宿へ移動。
今日はもう食事の時間がないということで、
『SHAKESHACK』でハンバーグをテイクアウト。
先日、関口さんと入りかけたお店だ。

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有名店らしいがボクは初めて。

BS12の別室で腹ごしらえをして。
4本収録に備える。

1本目。

作家の朝井リョウさんゲスト。
おひとりでふらりと来られる。

本番前に楽屋挨拶。
『藝人春秋Diary』を含めて
博士本、娘の小説を献本。

一時はメディアに
引っ張りだこだったが、
今は、新作のプロモーションを含めて、
抑制的で番組を選んでいるよう。

出演していただけで光栄だ。

男性最年少の直木賞作家。
なんと23歳の時の受賞。

話題になるたびに、
「何様」「何者」と思い避けてきたが、
完全にボクの食わず嫌いだった。

『正欲』をこの機会に読んでみて、
その面白さと筆力に完全に脱帽した。

最近は、人に会うたびに、
『正欲』のはなしをしている。

特に序文のつかみの一節には痺れた。

32歳であることを考えると、
末恐ろしい。

ボクの読後の感想を伝える。
本業作家の心境、
頂きのようなものの風景の感想など。
既にトーク慣れした感の
冷静な一問一答だったのが、
推薦図書のところで
朝井さん完全にスイッチが入る。

◎「アンソーシャルディスタンス」金原ひとみ
◎「一瞬の風になれ」佐藤多佳子

ビブリオバトルなら完全優勝の
熱いテンションでトーク。

確実に読みたくさせる
完璧な推薦ぶりに感心。

ボクも思わず『ケインとアベル』や
『突破者』を読んだ時の話などもしてしまう。

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2本目。吉川友さん。

ハロープロジェクトからの刺客。

山田社長もスタジオに。

29歳で姉御肌、
ざっくばらん気風のイイトーク。

コロナ禍でバズった
『暇粒し』映像をみせてくれるが、
ボクにも同じような癖があるので、
実に興味深く見入る。

逆に、嫌悪感を抱く人がいるのが、
初めて知る。

人相学の話。
スピリチュアルな話などなど。

博士に聞きたい話として、
活字嫌いの方へ「本のススメ」を長広舌で。

漫画「ラララ」金田連十郎が、
吉川友さんをモデルにしている話。

終了後、山田社長としばし、
NFT(Non-Fungible Token非代替性トークン)
についての話。

アイドル業界にも既に上陸しており、
昨日も、のりピーの楽曲が
NFTで売り出す話が出ていた。

流石に既に色々とご存知で、
いろんな企画の話を進めているとのこと。

来年は、この言葉が話題になるだろうなぁ。

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3本目。料理人・稲田俊介さん。

最新本の
『おいしいものでできている』を紹介。

ボクがほぼ主食のように通い詰めたる、
『エリックサウス』のオーナーシェフで、
面白グルメエッセーを書いている方。

鹿児島ラ・サールから
京大へ進学した学歴だが、
書いている内容は、
食を平易に綴る、
令和の東海林さだおだ。

本の内容は年齢的に近いので、
思い当たることばかり。
(伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』
のくだりとか)

特に高くて美味いのは当たり前主義は、
ボクと共通していて、
チェーン店にも美味いものがある
という庶民派を貫いているところが良い。

それでいて、
エリックサウスのような
南インドの底なし沼のような深い世界観の
料理店をプロデュースしている。

些末なところで具体的に話が盛り上がる。

推薦図書は、阿古 真理『日本外食全史』

これは偶然にもボクも持っていて、
拾い読みをしている名著だった。

番組収録後、名刺交換。
「博士の本はほとんど読んでいます。
特に『本業』のファンです」
と言われる。
それは渋いなぁ。

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4本目。三又又三ゲスト。

明らかにねじ込みだと思うが、
本人は、数週間前からやる気まんまん。

ボクをシミュレーターにして
何度もトークの練習をしていた。

意外にも、作家との交際が多い。
大沢在昌さん、北方謙三さんなど。
これらの大家と本を読まないまま、
交流できるところが三又又三らしさだ。

コントめいたところを交えながら、
推薦本は、
自らも肉親の死を体験した話から、
伊集院静の『いねむり先生』
『なぎさホテル』を。
一生懸命堪えて語っていたが、
これは染みる。

本とはそういうものだ。

『ミルクアンドハニー』村山由佳

これも週刊誌でしか読んでいないな。

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収録が巻いたので、次回の打ち合わせを経て、
三又又三が同乗して、中野サンプラザへ向かうが、
車中、眠気MAXに。

一旦、高円寺へ。
献本を積み込みのためだが、地下室にFAXあり。

高田文夫先生より。

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おお、最速の書評だ。ありがたい。嬉しい!!

そして、これから竹山くんのLIVEいらっしゃると、
書いてある。

こうなると俄然、心ときめき、気分はDATEだ。

小雨降るなか、3人で電車に乗って中野駅へ。

サンプラザ前で、
カラテカの入江くんと遭遇。
「芸人はやめてますが会社はやっています」と。
とりあえずは元気そう。
「反社との写真にならない?」と言いながらの一枚。

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中野サンプラザの2階席、中程の一番後ろへ。
高田先生は、おひとりでいらっしゃる。

先生がお座りになったところで
隣にお邪魔して歓談。

長男の受験報告、『藝人春秋Diary』、
小三治師匠、先生のブログの話やら。

三又又三も声をかけてもらって大感激の様子。

18時より開演。
『カンニング竹山・放送禁止2021』

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カンニングがついに、
聖地の中野サンプラザに辿りついた。
コロナ禍で一年持ち越し担ったが、
観客は出来上がっている。

開演後、すぐに音抜けが良いのに驚く。
2階席までマイク越しの声が明瞭に届く。

内容については例年通りに書けないが、
2015年に約束した、
コンビの「約束の地」の夢が
意外な形で果たされた瞬間の
多幸感はなんとも素晴らしい。

長く信頼しあった観客と演者の
共犯関係が報われる瞬間だった。

竹山くんの演説力が
年々レベルが高くなっている。
ここまでの大会場になると、
LIVEのトークは、
声量と訴求力が肝心だ。

先生をお見送りして、
3人で小雨のなかを歩いて帰る。

全員芸人なので、
芸人らしい感想を、個々に抱きながら。

あのテレビの忙しさの合間に
あれだけのLIVEをひとりでやるのだから。

DEATHとLIVEは隣り合わせだ。
近親者のDEATHについて、
今日、スタジオで語っていた、
三又又三も、
竹山くんのDEATHと隣り合わせたLIVEには
感じ入るものがあるだろう。

自宅までで散開。
ボクも明日はLIVEなのだ。の
やることは山積み。

ルーティンのツイキャスを一時間。
ボクのクラスの生徒たちは、
皆、温かく励みになる。

積み残しが気になるが、
明日は朝から頑張ろうぜ!!!!

と自分に言い聞かせて、
11時頃に就寝。


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