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24年7月9日(火曜)インキーで炎天下に東京漂流。カンニング竹山くんのライブに向けての仕込み。

7時40分起床。
「パパ、今日ゴミの日!」
と言われて反射的に起きた。

ボクがゴミ出しへ出ている間に、
入れ違いで細君が出勤してしまう。

細君がカードキーで施錠するのは、
条件反射なので何も悪くない。

考えてみれば、
後から細君を駅まで追っていけば
間に合ったのかも……。

そのまま体一つ、着の身着のまま、
家の中へ入れなくなってしまう。

それでもSWAT部隊としての
突入を試みるが、すべてに失敗。

焦った。方法がない。

iPhoneがないと問題解決の
手がかりすらない。

そのままダイアル式施錠の方の
アシスト付きじゃない自転車に乗って、
(22歳で「古本興業」を立ち上げた放送作家)
若林凌駕のアパートへ向かうが、
一度行ったきりで場所はうろ覚えだ。
確か、このあたりだったと目星をつけ、
水木しげるのシールが貼られた玄関で、
ピンポンを押すと、
見ず知らずの寝巻きの男性が、
眠そうに出てきた。
「申し訳ありません。間違えました!」
と平謝りして、そのまま退散。

もはや自信喪失で、
ドアをノックできない。

近くに住む、
難病天才多重人格イケメン芸術家の金剛さん(25)宅は、
出窓になっているので外からでもわかった。
ピンポンを何度も押すと、
「なんで博士が?」
と言って寝ぼけ眼のまま入れてくれた。
しばらく各方面に電話をかけてくれた。

金剛さんは夜型でほぼ徹夜に近い、
金剛さんの家から近い、若林凌駕宅へ。

ボクの失敗が大好きな凌駕くんは、
しばらく笑いが止まらず大ウケ。
「とりあえずモーニングへ行きましょう!」
と阿佐ヶ谷駅前のギオンへ。

モーニングが140円なのには驚いた。
コーヒーを付けて、しばらくまどろむ。

朝刊とスポーツ紙読みながら、
コーヒーを飲んでいると、
40年前のフランス座の
修行時代の朝を思い出す。

若林凌駕に一万円を借りて駅前の
ヤエスブックセンターへ。
4冊も買ったら、もう残り千円に。

10時45分に「陽ので整骨院」へ。

その間、なんとか細君に連絡をつけようとするが、
仕事場ではお昼休み以外は携帯を手に取らないので、
繋がらないまま。

細君の仕事先方面の高田馬場へ電車移動。

メルシーの閉店跡を確認。

都の西北。
早稲田のと〜な〜り〜!!
とバカ田大学の校歌を歌いながら、
大隈重信像の前で待ち続ける。

こちらは初代総長の高田先生。

こちとら、高田笑学校卒の首席卒業だが、
本家・高田先生ともなると最敬礼だ。

猛烈な熱さなので汗が吹き出す。
頭の上に氷を直接置いて冷ます。

待つこと一時間。妻が来てくれて、カードキーを回収。
ハンバーグ専門店へ。

久々にハンバーグを食べたが、美味いのなんの。

路上で配布する「モンスター」をいただく。

早稲田の『文禄堂』でさらに2冊を購入。
『本業2024』も一冊置いてあった。

この本が文庫になっていた。

嫁への片思いと空振りが続くボクにはピッタリだ。

凌駕が本が重そうなので、
荷物を並行にして背負う。
そういう職業だと思うと何の苦にもならない。

荷役は方棒をかつぐから重いのだ。

都会は無料のスポーツジムだと思うと楽しい。

携帯を持たないだけで読書の時間が増えて良し。

帰宅後、TBSラジオの町山智浩さんのコーナー。
紹介されるはずだった『マミー』が差し替えに。

遅れを取り戻さんと明日の進行台本作り。
横に若林凌駕を座らせて、
「Googleドキュメント」の仕様を一から教える。

とは言え、ボクも今年になってから
原田専門家に教えてもらったのだ。

ライブ全般の雑事、ゲスト交渉。
ライブハウスの日程交渉や値段設定、
惹句文などの書き方など全般に教えていく。

「これ全部やっていたんですか?」と。
「君が覚えてくれたらどれほど助かるか」

若林凌駕は若いし放送作家だから
理解も速い。

夕方になって、夕食を細君と一緒にすることに決定。

「今日、お世話になったから若林凌駕も呼んで」と。
細君のリクエスト。

道の途中でレターパックで4冊を投函。

阿佐ヶ谷駅前の『キパチ』へ。
7月4日に凌駕と二人で飛び込みで入って、
「次は妻を連れてきます」
というマスターとの約束を果たす。

妻と若林くんがゆっくり話すのは初めてだ。
ふたりとも若い頃から
世界中を旅して廻っているので、
話はワールドワイドに盛り上がる。

細君より、凌駕に

会社と事務の話も正式に。

ふたりの年齢的には母親と息子だ。

凌駕の「お呼びでない」感で、
話しかけるのが面白かった。

ボクは食事中も
カンニング竹山くんと連絡を取り合う。
進行表の叩きを仕上げながら、
なんとか前日に渡せる。

しかし、まだまだ仕事が残っているので、
ビール一杯で抑える。

帰宅後も集中。

ウーマン村本くんと大竹さんのやりとり。
味わい深い話し合いだ。

昨日は、古屋さんとも会えるチャンスがあったのか。

古谷経衡さんとは8月8日に
日本中学生新聞と高円寺パンディットでご一緒する。

井関源二さん、八幡愛さんとの出版記念ライブも緊急決定。

https://qjalone97fg1s6qn-67178856753.shopifypreview.com/products_preview?preview_key=4ed8b878eb72670e289f0c5a0528fb5c

↑ こちらの配信も見ていただきたい。

これからライブが目白押しで
仕事が終わらない。

あっちこっちに電話やメール。
優先順位がわからなくなり、
何度もデスクトップ前で佇む。

ちょうどそんな時に——。
海猫沢めろんさんの声日記。

https://x.com/uminekozawa/status/1810646973546184911

これは身に染みた。
心に染み入った。


忘れ物外来へ行く話だが、
めろんさんは、
ボクより10歳も年下なのだ。

自分は、加齢と共に、
この短期記憶が失われていくことを
極力、笑い飛ばしているのだが、
改めて、身につまされるし、
ときどき進行していく恐怖や
それで人に迷惑をかけることが、
生きづらさにもつながっていたが、
気が楽になった。

竹山くんが人知れず、
長く戦っている小池問題。

都議会の議員をチェックを始めると
終わらないがXは便利だ。


夜、娘のお迎えにバス停へ。
明後日18歳になるのだ。

今や我が家はエアコンを付けると
ブレーカーが必ず落ちる現象が続いて、
18日の工事まで、
家の電気は極力つけない暗闇生活なのだが、
彼女が帰ってくるだけで、家がパッと輝く。

明日はこのライブ!!
放送禁止ライブのお客さんは集まって欲しい。
今度こそ、全部を話し切る。

『文業 2024』の表紙選びに村中誠さんの絵はかならず
チェックしているのだが。
これはボクに似ていたので惹きつけられた。
(候補は100枚以上あるのだが……)

これをメルカリで落としてもらった。凌駕くんに。

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