23)

"他人に悪意を向けるためだけに、用意周到に準備する誰かのことを思った。"

"どうか、そのエネルギーを自分の人生のために向けてくれないか、と。"

(窪美澄 ふがいない僕は空を見た より)





本当にその通りだと思った。
もう私の事なんか放っておいてくれ。
どうせ卒業したらお前等と会う事なんか一生無いのだから。

『一生会う事が無い相手なら気にしなければ良いじゃないか』と言う人が出るかも知れないが、それは違う。

お陰様で、今私は傷付いている。
あいつ等と交じる事の無い将来を見据えると"別に良いじゃないか"と思えるかも知れないが、私は今が辛いのだ。

今この瞬間も、あいつ等の声が頭に響く。
脳内をグルグルと回る。

嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い。
大ッッッッッッ嫌いだ。

そうさせた人間も、こうなってしまった自分も。

普通じゃ無いと許されないこの世界では、私はとてもじゃないが生きづらいし、息しづらい。

誰が援交してようが、葉っぱをしてようが、腕を切ってようが、お前等には何も関係無いのに。

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