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モダンボーイズ まあまあネタバレ

パルコステージプロデュース モダンボーイズ 
加藤シゲアキ主演ということで観劇してきた。

https://stage.parco.jp/program/modernboys

雑誌の取材などで加藤さんは
今これをやる意義、なんとしても自分がやりたい というような事を話していた。

物語の中で
共産主義の思想家だった主人公に同胞が「こんなところ(レビューの世界)にいて、もう、運動はしないのか?」と言う問いかけをして、「この世界で生きる」と言うようなことを話すシーンで、その前後に菊谷に矢萩がもう思想はないのか?と聞いた時に菊谷が「幕を開けることが今1番やらなくてはいけないこと、それが自由を勝ち取ると言うこと。だから、そのためには思想のぶつけ合いの運動はしないが、この世界(エンタメ、レビューの世界)でやれる事をやる」
と言うようなことを話してて、それを聞いた時に、加藤さんが今いる立場(ジャニーズ事務所のNEWSというグループに属している)の中でやれる事を目一杯やっている、その結果、小説で大きな賞を受賞したという結果を思い出して、矢萩や菊谷に重ねてしまった。
そして、自分のいる立場にも重ねて、立場で仕事を進めることも時には必要ってことかなと思った。
また、ヒロインが途中でいなくなってしまうのだが、その時にレビューの他の人達は「今日の公演は中止にしよう」と話してる中矢萩は「幕を開けよう。夢子が来る前はみんなでやってたんだから、できるよね!?」とメンバーを鼓舞して公演までの短い時間でみんなの心を舞台に向かせていたシーンがあり、そこの矢萩の幕を開けようからのセリフとNEWSの去年の6月からの環境を思って重ねてしまった。
STORYのツアーが延期になり、手越くんが脱退し、でも、STORYを完結させないと次に進めない状況で、おそらく誰かが同じような事を言って3人鼓舞しながら3人の楽曲をリリースし、4人時代の曲も3人で歌っているのではないかなと。
そんなツアーがこのモダンボーイズの公演の間を縫うように(ツアーの間を縫うようにモダンボーイズの公演があると言った方が正しいか)始まっている。
これもまた、奇跡的だなと思ってる。

また、レビュー小屋の面々にそれぞれここに来た物語があり、それと加藤さんのエンタメ界での生き方をワイルドサイドを歩けと称した方がいた事を思い出し、今のエンタメ界はわからないけど、モダンボーイズの時代には舞台に立つ人は一般社会で生きていくことが困難な人が流れ着いた場所が舞台だったということが本当にあったんだろうなと思った。

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