自愛

仮に私が慈愛を説いたとして、
なんだか薄っぺらいのは
自分のことをあまりにも
愛してないからだ。

これまでの人生で内と外から
ボコボコに破壊された自己肯定感や
安全地帯、精神構造、その他いろいろ。
自分を愛さなくなるには十分だった。

理屈で骨組みを作ることはできるが
愛という壁がないと隙間風が寒いだろう。
カウンセリングが解決に直接に
繋がらないのはこのためだ。

更地に家を立てようとするのだから
ことは大変だ。もちろん壁だけだと脆い。
材料や設計は他人の力を借りて
何とかなりそうだが、大工は自分しかいない。

ゲームで例えるなら『壺男』のような
道のりかもしれない。
『マインクラフト』のような創造性が
あるかもしれない。
やり直しを何度もするのは間違いないだろう。

とにかく自分を愛すること。
あと愛に基づかないものを
他人に出さないこと。

以前の自分なら破壊されていたような
出来事が今月は多かった。
今は更地にどんな家を建てようかという
わくわくするような希望がある。
墓でなくて良かった。

とりあえず今はそれで十分だと思う。

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