ライブ配信オープンマイクVol.1の裏側～ATEM mini Proをカスケード接続して6カメ配信

本日、ライブ配信オープンマイクVol.1をライブ配信しました。
ライブの感想の前に、いきなり配信の裏側シリーズです。

配信映像はこちら

6カメでの配信

いつもは私の持っている機材で3カメで配信していますが、今日は配信仲間がスタジオを見たい、ということで見学に来ることに。
カメラ持っていくから…と言われて、じゃあ、とOKしたところ、3カメが追加され、結果6カメでの配信になりました。

しかも一台は、100万超えの業務用ビデオカメラ…。
パンもズームも思いのまま。確実にピントを外さず、寄りも引きも自由自在。業務用、すごい…。

大きい！

せっかくの6カメなので、それぞれ楽器のパートにカメラを分けてみたりしましたが、ひとりで弾き語りのかたなどは、もう、
・引きで全体
・左からのバストアップ（カメラマン付き）
・左から楽器の手元アップ
・右から寄り引き（カメラマン付き）
・右から横顔
という感じでまだ余ってしまい、俯瞰で全体を作ったりしました。

おかげで固定だけでも十分な画角ができて、いつもカメラを担当してくれるアシスタント（娘）は、配信中はヒマだったそうです。

さらに、登場するアーティストさんごとにカメラ配置を変えたので、なかなかのバタバタでした。
でも面白かった。

PAさん大活躍の音

音はもうPAさんを頼んで、頼り切ってしまいました。

一組目はボーカルにピアノとバイオリン。
バイオリンが、いつもは専用マイクでキヤノン端子に入れています、とのことだったので、そちらをミキサーに。
ピアノのマイクも立ててもらいました。

二組目はギター弾き語り。
こちらはエレアコだったので、シールドでミキサーに。

三組目もギター弾き語り。
こちらもシールドでミキサーに音を入れたほか、楽器用マイク立ててひろってくださっていました。

四組目はギター弾き語りと、カホンなど打楽器のお二人。
こちらもギターはシールドで、打楽器に楽器用マイクを立てていただいていました。

「いました」というのは、とにかく私はまだ音作りがPAさんのようにはできないので、気づいたら組んでくださっていた、ということです。
PAの林順さん、ありがとうございます！

「あったほうが演者さんにはいいでしょう」と、返しのスピーカーも持って来てくださり、私の設備だけでは足りないマイクやケーブルの長いのも持って来てくださって、今回もめちゃめちゃお世話になりました。

林さんは、8月1日に配信したfoolish fishのギタリストさんなので、こちらの動画もチェックしていただけると嬉しいです。
「Pinup Girl」すごく好きです。清水さんの歌もいいのですが、林さんのギターすごくすてきです。

清水さんのピアノリサイタルの配信なども、林さんがPAをされているので、私が配信にうかがうときはいつも、作ってくださった音をPAからいただいています。

いろいろお借りして、助けていただきました

配信前、どうにもノイズがのってしまっていたのですが、カメラを持って来てくださった本間さんと林さんで解決してくださって、私だけだったらどうなっていたか…（というか、PAさんいないと音が作れないからアンプラグドにするしかないのですが…）。

また今回は、このnoteを通じて知り合ったロビーさんが、こちらも機材を持ってきてくださいました。

この配信をする前の配信で、外部モニターが故障してしまい、買えていなかったのですが、この日は持って来てくださってモニターが！
しかも2台！
（2枚あるうち、1枚はカメラを持って来てくださった本間さんだったかも…）

右のモニターには右のATEM mini ProからのHDMI OUTが出ていて、左のモニターは左のATEM mini Proの、今のスイッチの映像が出ています。

スイッチング

ATEM mini Proをカスケード接続して6カメをしよう、という本間さんの提案で、ATEM mini Proが2台です（上の写真参照）。

右のATEMがメインになっていて、私のPCに入っています。
こちらの映像はOUTをディスプレイで確認できるので、それを見ながら、曲に合わせて切り替えていきました。

左のATEMに入っている映像は二つ。
こちらはまず左のATEMのスイッチで映像を切り替えて、左のモニターで現在の画を確認してから、右のATEMでそちらに切り替えます。
左のATEMが右のATEMの1番に入っているので、
左の1or2で切り替え→右の1で切り替え、という手順です。

左の1に業務用ビデオカメラが入っているので、寄り引きやパンの指示を、生意気にも私が出させていただき、本間さんが私の手を見ながら撮ってくださいました。本当にありがとうございました！

スイッチャーのボタンのところにテープを貼って、それぞれの画がなにかを書いてくださったのはロビーさん。
分かっているつもりでも、6カメともなると、このメモがすごく役立ちました。

配信中の記録

いつも配信中の映像や写真を撮っておこうと思うのに、実際に配信しているとそちらが忙しく、終わったら終わったで「それ！」と片付けに入ってしまうので、満足な記録がとれたためしがなかったのですが、今回、ロビーさんがたくさん写真とムービーを撮っておいてくださいました。
こちらのnoteに使った写真と映像は、すべてロビーさん提供です。
ありがとうございました！

たくさんのかたの力でできた配信でした

これまでひとり配信や、カメラアシの娘との二人配信、またPAさんと三人、という感じでしたが、今回はさらに強力なアシストをいただいて、とても安心して配信ができました。
ほんと、ひとりって不安です。

また今回は、4組のアーティストさんが参加してくださって、それぞれすてきな音楽を披露してくださって、とても楽しく、コンテンツとしてもいい配信ができたんじゃないかと思います。

ほかにもいろいろ工夫したことがあるのですが、まずはこれくらいで。

関係者のみなさま、本当にありがとうございました！