ライブ配信オープンマイク、やってみての反省などーライブ配信の裏側
こんな記事書くべきじゃないのかも、と思いながら、やっぱり書いてしまいます。
ライブ配信オープンマイクVol.1をやってみた
配信型ライブハウスと名乗っているので、一度やってみようと思って、オープンマイクを企画しました。
いろんなかたに歌いに来てほしかったので、やってみてとてもよかったです。
こんなアレンジ!というようなカバーや知らなかった曲、オリジナルのすてきな曲など、新しい出会いがたくさんあって、楽しい時間でした。
8月にスタートしたばかりの配信スタジオとしては、もったいないくらいの4組がエントリーしてくださり、それはそれは楽しい配信になりました。
ぜひこちらのYouTubeからみていただければと思います。
各アーティストの本番は、コメント欄にタイムテーブルを書いておきました。
青字の時間をクリックするとジャンプします。
反省点もいろいろ
一方で反省点もたくさんありました。
ひとつは料金を安く設定しすぎたことです。
一般的なライブハウスのオープンマイクが1500円くらいだという認識だったので、配信だからそれよりは高めに、ということで2000円にしましたが、おかげで大赤字を出してしまいました。
これは経営者としての私の反省点でしかありません。
一般のライブハウスだと、出演者は1500円くらい、またはそれに1ドリンク、2ドリンクというところもあるようなので、そうすると実質、2000円から2500円くらいなのかなと思います。
聴きにくるお客様は無料でドリンクのみ、または出演者と同じ額、というところもあります。
これを考えると、2000円という料金がいかに安すぎたか…ということが分かりました。
ライブ配信なので、配信スタッフとカメラマンが入っています。
ここはけっこう費用が掛かる部分です。
配信スタッフは、うちは私がやっていますが、そう簡単じゃないので技術料になります。
カメラマンも、基本は私がやりますが、できるだけ密を避けるため、時間をバラして順番に来てくださる出演者のかたを迎えたり、配信を含めて全体を見なくてはいけないなかで、セッティング準備、終わったあとの撤収(機材は常設していないので、一日の配信が終わったら一度撤収です)などもあるので、アシスタントがいます。
観客は無料
そして、配信はYouTubeなので観客側は無料です。
これは無料でいいと思っています。
投げ銭していただけたら、出演者さんに還元できるので、そのしくみを作るべく今取り組んでいますが、ふらっとYouTubeを見に来て、面白そうな音楽をやっている、とか、自分の好みに合いそう、と思ったら立ち止まって聴いてもらえる、そんなライブ配信オープンマイクにしたいと思っています。
PAさんを入れたことでのコストアップ
さらに今回は、もともとアンプラグドでやろうと思っていたのですが、気合いの入ったエントリーにたじろいでしまい(笑)、思わずPAさんを頼んでしまいました。
私は映像と配信はできるのですが、音作りがまだまだなのと、ミキサーの扱いに慣れていないので、いい音で配信するためにはやっぱりPAさんに来ていただく必要があり、この費用が掛かってしまいます。
でもこれはもう、私の判断でお願いしたので、それをどうこういうつもりはまったくないです。
それよりも、いい音で配信できてすごくよかった!と思いました。
でも、そんなこんなで、やっぱり安く設定しすぎた、と反省しています。
スタジオ代だけ出ればいいと思っていたので、織り込み済みではありますが笑
セッティング変更の時間がかかる
タイムテーブルとしては、ひと組1時間の枠をとって、30分の配信です。
配信という性格上、音と映像の確認が必要なこと、あとリハーサルは必要だろうと思ったこと、入れ替えでセッティングが変わるので、その時間が必要だったため、こんなタイムスケジュールになりました。
リアルなライブハウスのオープンマイクだったら、そこまでの時間はいらないかもしれないですね…。
1時間の設定でやや余裕はある感じでしたが、組ごとにマイクと音響のセッティングが変わったので、PAさんはたいへんだったと思います。
カメラ側も、この日は多カメラのテストで6カメだったこともあって、セッティングがたいへんでした。
オープンマイクとしてやるなら、もう少しシンプルにできるようにしないとダメだな、と思いました。
配信とオープンマイクの相性
ところで、オープンマイクをライブ配信でやるということについて。
これはとても相性がいいんじゃないかなと思いました。
リアルなオープンマイクだと、来ているお客様にだけ聴いてもらうことになりますが、ライブ配信では画面の向こうにお客様がいます。
来られないかた、遠方のかた、なんなら海外のかたにも聴いてもらえます。
その時間帯にリアルタイムで聴いてもらえたら嬉しいけれど、忙しかったり別の用がある方もいるでしょう。
そんなかたにもあとから聴いてもらえます。
しかも、何度でも。
これはすごくいいんじゃないかな、と思っています。
土曜日に配信したライブ配信オープンマイクVol.1も、もう700回以上再生されています。
このあと、概要欄などに英語の解説も入れようと思っているので、そうしたら海外のかたにももっと聴いていただけるかなとお持っています。
すみません、次回からは値上げです
出演してくださったかたにも言われましたが、1時間の枠をとっていると、もうオープンマイクというよりは、ほとんどライブです、と。
この日は12時から準備をして、14時から配信スタート。
17時半までやって4組しか配信できないのです。
少なすぎますね…。
もう少し気軽にできる感じに、かつ、ちゃんと配信のクオリティに見合った額をいただいてのオープンマイクにしたいと思うので、次からは値上げになります、すみません。
でも、しっかりした配信をしますので、ぜひ演奏しに来ていただければと思います。
次回はアンプラグドdayに
次はPAさんを入れない、アンプラグドのアコースティックライブで、オープンマイクをやりたいと思います。
募集は別にnoteを書きますので、興味のあるかたはそちらをみていただければと思います。(noteを書いたらこちらにもリンクを貼ります)
アンプラグドでも、いい音で録れるマイクを用意していますので、そちらで録っての配信をします。
ジョイント配信ライブもやります
今回やったような配信は、ジョイント配信ライブというかたちで、また別のシリーズにしたいと思います。
PAさんを入れて、場合によってはカメラも増やして、がっつり音楽を楽しんでいただける、アーティストさんにとっても充実した時間になるようなライブ配信です。
まだまだこれからの配信型ライブハウスです。
いろいろなバリエーションを考えながら、楽しい時間を届けていけるようにがんばります。
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