sui_saa
みんな動けない石ころ。 みんな歌が大好き! でもテレパシーでしか会話できない。 けどけど。 みんなが50音の中,べつべつの1音だけ 音として発することができるんだ。 だからみんな集まって歌を歌う。 都合のいいことに。 この星には50個体しかいないから。 だからだから、 誰もあぶれない。 みんな必要なのです。 正確には,神様がきっちり50個体ずつ, 分けているのだが。 動けないから,それを知ることもない。 自分らが下等だということもわからない。 自分の置かれた場所か
Xをやめて今日で9日目。 最初の方は覗きたくなったけど今はそんなに。 インスタは4ヶ月以上やめれているから Xもこのまま辞められるといいな。 かわりにYouTubeの時間が増えたけど、 精神的には落ち着いている。 何百,何千もの人の生活を自分からのぞいて 勝手に羨ましがったり,見下したりしていた。 SNSは日常生活の中で膨大な比較を強いられることになる。 貴重な比較のHP。実の生活にあてよう。 そうしたらもっと生きやすくなるはず。
夏休みは8/1から始まっていたけど、実質的には今日からだった。10時。息は昨日のアルコールを帯びているけど、体調はよかった。 久々におっとりと過ごした。 夕方からお酒を飲みだす。タバコを吸うためにベランダに出ると,ぎょっとするほどのオレンジ色が飛び込んできた。とっても綺麗。 それだけでなんか良い気持ちになり。眺めてた。すぐに黄土色になって,雨まで降り出した。あああの景色がずっと続けばよかったのになぁ。 最近の私はとても元気。 オレンジ色にだって負けない。 元気を束めた浮力でど
ニュースを見てから今に至るまでの6時間以上、TwitterやYouTubeのコメント欄をあさっていた。失望,嘲笑,擁護,納得,怒り,みんなそれぞれ思うところを書いている。 6時間考えても何もまとまらなかった。 私を救ってくれた彼の曲に別の意味合い, あるいは真実が混ざってしまうこと, 今はただそれだけが悲しい。 自戒自己引用。「寄り添ってくれる音楽を聴いているよ!」より 何も生み出すことができない僕は あのアーティストの感情から 近しいものだけを切り取って 気持ち良く
おれ、最強なの。 ムカつくやつら。 みんな拳で黙らせてきた。 俺の拳は彗星。 殴った全てを霧散させる。 しかし世界というのは。 甲斐性のない雑魚ばかり。 殴ったところで感触もないもやしばかり。 全てを黙らせるムテキの拳。 一度だって傷ついたことはない。 おっとまたムカつくやつがあらわれた! なんて生意気な顔!! ぶん殴る。 飛散する銀。映るおれ。 赤い拳と白い腕。 もやしみたいに細い。 六畳間。つまりは世界。 反響したのは, 初めて聴いた悲痛の声。
震わす元凶は私だった。 冷却の様態か、 あるいは明日への恐れ。 頭がわれて、溶け出した。 でろでろ。 夏の雷に反射して、空を照らす。 「大丈夫だよ」って。 そんな絵空事を汲み取る光は泡となり、 雨を躱して回帰する。 あとたったの3回転で届きそうなあの場所。 その先を合間見破れ, 舞えたら 私だって今日を。
終末世界。人類は資源をすっかり使い果たし、自然エネルギー以外で電気を得られなくなった。 暗い世界、とある研究所。 唐突にネガティブを電気エネルギーに還元するネガティブ発電が開発された。 しかし、発電量は些細なもので、凡人には静電気ほどのエネルギーしか生み出せなかった。 そこで彼は一躍スターになった。 果てのないネガティブエネルギー! 溢れ出す彼の電力は世界を再び照らす。 彼は生ける世界遺産として拝み奉られた。 この世の全てを手に入れて、 彼は幸せになった。 同時に、み
12:40。 何もしなかった。 何かいろいろ考えてたらこんな時間になった。 思ったことすべてを文字として紙かなんかで 取り出せたら便利だろうな。 脳に浮かんだことをできる限り記憶して 書き出してみる。 よし。スタート。 カレーメシの空箱。 スプーン。 マスクゴミ箱に入ってない。 そもそも今日のやつか? 汚いな。←(嫌悪感) カレー。 マスク。 カレー。 カレー。 カレー。 カレー。 カレーから進まないな。 こんなとまってるのか。 ダメだ。意識したらダメ。 壁。 壁の影
アイスベット上の魚たち。 銀色のステンレスに囲まれて、 照明で光る氷の上、 綺麗に飾りつけられている。 アイスベットの上の魚に同胞たちが言う。 「僕は、バカだ。」 「そんなこともないぜ。」 「お前も、バカだ。」 「俺は世界を見るためにここにきたのさ。」 同胞たちがいなくなる。 「お前は、バカだ。今にわかる。」 ✖︎✖︎✖︎ ステンレス上の魚。 一尾になってしばらくが経った。 綺麗な氷もなくなった。 ✖︎✖︎ 拾い上げられる魚。 銀色にマヌケ面が見えた。 俺以外にま
すっきりとした目覚めに感じた悪い予感は当たっていて、起きた時間はバイトに間に合うギリギリの時間であった。 すっきりは一緒で消えてしまいすぐにツーンと響くような眠気に襲われる。 いつも通り朝はムカムカするが、動くためにベランダに出てタバコを吸って脳を晴らす。昨日はあんなに晴れていたのに小雨が降っている。 最近こんなふうな天気の変化が多いと感じるのは、天気予報を見なくなったからなのかもなと理由づける。 急いで風呂に入り、畳んで椅子に置いてあるバイト着を着て、髪を乾かす。 食事
私、ふうせん1号。 運動が大好き。 僕はふうせん2号。 食べ物なんでもだあいすき!! あいつはふうせん3号。 喋らないけどいいヤツさ。 生まれた時から君と一緒。 これからもずっと君と一緒! ✖︎✖︎✖︎ 私、ふうせん1号。 最近すぐに疲れちゃう。 僕はふうせん2号。 味の濃いものだあいすき!!!! あいつはふうせん3号。 最近ちょっと顔色わるい? あの子はふうせん4号。 最近生まれた新人さん。 見えないけれど確かにいるよ。 どんどんどんどん大きくなるよ。 ✖
いつも側溝上、電柱の内側を歩く。 団体とすれ違うとき大きく道路側に避けて歩く。 同じ速度で歩く人が前にいるとき歩を緩める。信号のない横断歩道で歩を速める。 他人がいる交差点は青になるまで渡らない。 誰もいない交差点は青でも赤でも渡る。 私の道路の歩き方は 私をこれでもかと表現していて嫌いだ。
16:00に目が覚めた。 何度寝もしてしまったのだろう。 11:00、14:00の記憶もある。 夢の内容は覚えていないが。あんまり良いと言えるものではなかったのは確かだった。 風呂に入り、小さなチキンラーメンを食べる。 そうこうしているとバイト先に向かわなければない時間になる。 水曜日はメインとしている飲食店が定休日なので塾のバイトを入れていることがある。 きっかけは1年半前の飲み会で先輩に良いバイト先がないか尋ねたことからであった。 どこまで具体的な話をしたか覚えていな
今日もバイトで ホールとキッチン、刺身盛りを作る担当だった。 今日の刺身の目玉はウスバハギという魚。 見た目はきもちわるいが身は真っ白が極まった美しい白身である。淡白でありながら、非常に美味である。そもそもハギとはフグの仲間であるので不味いわけがないという暴論を唱える。 しかしこの魚の真髄は肝にあるらしく、肝を醤油に溶かして肝醤油とし、それに刺身をディップして食すのが良いらしい。私は1バイトの身なので、肝は食べたことはない。 肝だけ食べたことないなんて良い方で、実際身す
徹夜は得意な方ではないから今日のアルバイトは本当にきつかった。 15分前に家を出る。 暗い自分とは対照的な快晴,異様に長い信号待ちに気が遠くなる。 バイト先に着くともうアジが届いていた。 9時より早く出勤する時はたいてい魚を捌く。鯛や,サバなどもあるがほとんどはアジである。 胸まである防水エプロンをつけて捌き始める。 まずは1ケースの半分,鱗をとる。 腕に力が入らない。がさがさ、がしがし。 眠くて体の動きに合わせて頭がくらくらする。 次に,背開きにして,洗う。 腕が覚えて
何時に起きたかも覚えてない。ライン通知には返信がないことを心配する母と,明日バイトに入れないか聞いて来るバイト先と,選挙投票に行けという還暦過ぎたOBと,引退した部活のあれこれと,参加しているのによくわかっていないクイズプロジェクト企画の連絡。 母に「元気です」と,バイト先に「出勤できます」とだけ返してテレビで将棋の王位戦を見る。お腹壊しててお酒は飲む気が起きないけど,パックの塩辛を水で流す。食べながらダラダラ。 王位戦の対局が終わった時には日が落ちてて,今度は自分も将棋