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【素人が深掘り】コモリのダウンの魅力とは。コットンナイロンの新型含め3種を見た

昨年から新型として登場し今年も継続して発売されているコモリのダウンシリーズ。
今年はコットンナイロン生地の上位互換のようなダウンジャケットもリリースされました。

中でも特にダウンベストは初めて試着した時感動したのをよく覚えています。
ということで今回はコモリのダウンを深掘りしていきたいと思います!

ダウンベスト

まずはダウンベストからご紹介していきます。

技ありのシルエットで不思議なほどアウトドア感がない

このダウンベストはシルエットにとにかく特徴があると思っています。
早速ですが着てみるとこんな感じ。

なんかアウトドア感が薄いんですよね。
オシャレな印象が不思議なほどあるというか…
ビオトープで試着させてもらったのですが店員さんも同じことを言われていました。
「コモリがダウンベストを作るとこうなるのか」と感心されていたのをよく覚えています。

その時はなぜこんな印象なのか分かりませんでした。
ですが今年になって改めて試着してだう分かった気がしてまして…このダウンベスト裾に向かってややAラインシルエットのように広がって見えるんですよね。
大きめのサイズ感というのもあるかもしれませんが。
いずれにせよここは狙って上記のようなシルエットにしているのではないかと思っています。

Aラインシルエットといえばコートでよく採用されるシルエットですよね。

Aの形のように裾に向かって広がるシルエット

このように裾に向かって広がることでエレガントで上品な雰囲気がでるもの。

この要素を控えめにダウンベストに取り入れることでアウトドア感が薄くオシャレな印象を醸し出しているのではないかと思います。
ただよく見るとそうなっているくらいなのでその匙加減が絶妙すぎるかなと。
コモリすごいなって素人ながらも思わされました。

細かいリップストップのナイロン素材。800フィルパワーの本格的なアウトドア仕様の温かさ

https://baycrews.jp/item/detail/edifice/blouson/22011310002930

ここに関しては特別何かあるというわけではありません。
ナイロンらしいテカっとした光沢感がある生地で破けにくいリップストップが採用されています。

https://trimpark-shimada.com/blog/ripstop-fabric/

こちらはコモリのダウンベストの生地ではありませんが参考までに。
格子状に織り込まれていて非常に耐久性の高い生地だそうです。
元々はミリタリーからきているディテールのようですね。

ただコモリのダウンベストは非常に薄いナイロンになっているので、正直リップストップになっていたとしても取扱は気をつけないとひょっとしたことで破けてしまうのではないかと思います。
そんなに日常使いで負担がかかることはないと思いますがね。

また細かい部分ですがパーツ使いがものすごく好きでして。

ややくすんだシルバーのスナップボタン
高級感のあるサイドポケットの引き手

このボタンと引き手が良いアクセントになっていると個人的に思っています。
とくに引き手が細く華奢で何かと高級感と中性的な印象があります。
この引き手はダウンベスト以外にもコモリのアイテムでは多用されているパーツですね。
ダウンベスト自体はかなりシンプルなアイテムなのでこういうパーツ類は結構目立って印象を左右すると思います。

また800フィルパワーというかなり本格的なアウトドア仕様になっています。
・・・でフィルパワーってなんだろう?と思ったので調べてみました。
このフィルというのは数値が大きいほど温かいとされています。
フィル自体はダウンを詰め込んだ際のかさ高を表しているそうです。
かさが高く膨らみがあればあるほど隙間に空気が入って保温力が高まるというわけですね。
少しややこしい説明になっていますが単純にダウンの量が多くなればかさも高くなるのでフィルパワーも比例して上がるということになります。

ちなみに800フィルパワーは最高クラスの保温力を持っているそうで一般的にマイナス15℃まで対応できると言われているそう。
ここまでの本格的なダウンを作りながらブランドらしさも残すコモリさすがですよね。。。

シンプルなスタンドカラーのデザイン

デザイン自体は非常にスタンダードでシンプルなスタンドカラーの形になっています。
ここらへんは特筆するこはないですね。笑

コーディネートで合わせるアイテムを考えてみる

このダウンベストに関してはかなり汎用性が高いと思っています。
というのも春秋用アウターであれば全て合わせることができるかと。
ジャケットであったりパーカーであったり。
ロンTの上から着ても全然ありだと思います。

コモリの雰囲気で合わせるなら先程の着画のようにウールフェルトシリーズなんか良さそうですね。

WOOL FELT PARKA
WOOL FELT PANTS

少し上品ストリートなイメージです。

また個人的にはリファインウールのセットアップの上から着るのも良さそうだなと思っています。

REFINE WOOL DOUBLE JACKET
REFINE WOOL DRAWSTRING PANTS

この組み合わせはコーディネート的にもバランス取れていそうですし機能的だと思います。
見た目が寒々しくなりそうですが真冬もギリギリいけるんじゃないかなと。

ダウンジャケット(ナイロン)

今回この記事はダウンベストだけの予定でしたが、偶然ビショップでダウンジャケットをそれも素材違いで見ることができたので追加で書いております。

※素材に関してはダウンベストと全く同じなので端折ります。

丸みのある癖の強いシルエット。可愛さとの戦いか・・・

さて先程のダウンジャケットに袖が付いたのがこちらのダウンジャケット。
シルエットの出方も同じ方向なのですが、どうも袖ありのジャケットになると急に丸っこさが強調されて可愛いらしいシルエットになってしまいます。

これを良しと取るか・・・ん~~個人的には好みではないですね。。
試着したのですが丸みがどうしても気になってしまいました。

ダウンベストは袖がない分裾に向かっての広がりがほどよくエレガントに感じられたのですが、袖ありになったとたん急に可愛く見えてしまい。。
もちろん好みの問題ですので好きな方は良いかと思います。

ただコモリらしい軽い着心地や同ブランドを思わせるシルエットの方向性は800フィルパワーという本格仕様ながらも表現しているのが素晴らしいなと思いました。

※素材とデザインはダウンベストと基本変わりないので省略いたします。

バッグはハンドバッグじゃないと厳しいかも

少し余談になりますがバッグは手持ちのハンドバッグ以外は相性が悪い気がしています。
というのもショルダーバッグやリュックなどをからうと生地が動いてシルエットがかなり崩れてしまいます。
コモリのナイロン素材のダウンはかなり軽量でダウン自体に動きがすぐでるため、からうバッグを持ってしまうと生地がスルスルと動いて片方に寄ったりしてシルエットが崩れてしまいますし、特徴的な丸みのあるシルエットがでなくなってしまいます。

後述するコットンナイロンのようなある程度重さのある生地なんかですと全然問題ないんですけどね。。

ハンドバッグ持っている方は僕含め少ないと思いますので手ぶらでポケットに手を突っ込んで歩くのが一番サマになるかなと。

コーディネートで合わせるアイテムを考えてみる

こちらも800フィルパワーとかなり温かいのでインナーは正直ブロードのシャツでも真冬全然着れるはずです。
ニットとか入れると逆に暑くなってしまうかと。。

またパンツは無骨な男くさいアイテムを個人的には合わせたいですね。
同ブランドでいうとモールスキンライダーパンツとか。
デニムやミリタリー系のパンツなども良さそうです。

ダウンジャケット(コットンナイロン)

さて今年から新登場したコットンナイロン素材のダウンジャケット。
素材だけ違うのかな?と思いきやこちらまるで別物になっています。

パンパンに詰まったダウン。サイズ感に要注意!

こちらも試着したのですがサイズ感がナイロン素材のダウンジャケットとは全く異なっております。
体感ですが1~1.5サイズ上がっているんじゃないかと思うくらいの大きさ。
(ナイロン素材のダウンジャケットと着比べたので間違いないかと。)
同じサイズ3を着用するととても大きくて着れませんでした。

店員さんに話を聞くとまずサイズ感はナイロンの物と同じなんだそう。
違うのが詰め込まれているダウンの量。
ナイロンのダウンジャケットと比べてかなり多めに詰め込まれているということです。
そのため生地が張って大きく感じるんだそう。
確かに触った感じからパンパンに詰まっている感じがものすごい。
そのオーバーなサイズ感とパンパンな感じが相まって僕が着るとロボットのようになってしまいました。
またナイロンの物同様丸みがあるのでなんかチグハグな印象になってしまい好きになれず。。

それにしてもそれだけが原因じゃないのでは?と思ってしまうくらいサイズ感が違いました。
僕が着るとしたらサイズ2かなと思ったのですがこれサイズ1と3の2サイズ展開なんですね。
サイズ1でもいいかも。。

独特な光沢感のある存在感の強い生地

次に生地ですがコットンとナイロンの混紡になっています。
ナイロンの混率は低めだったのですが、ナイロンらしいというか・・・マットながらも光沢感のある結構癖強めな生地感になっているなと思いました。
かなり存在感の強い生地ですね。

また公式や各セレクトショップの写真よりも実物は青みが強いのでオンラインが購入する際はその辺も要注意です。

コーディネートで合わせるアイテムを考えてみる

こちらもナイロンのダウンジャケット同様かなり温かいのでインナーは本当に逆に薄手の物がいいかと思います。

癖強めな生地なのでパンツはキレイめなウールのスラックスとかで印象のバランスを取ってあげるのがいいかもしれません。
同ブランドですとライトメルトンパイプドステムパンツとかですかね。

LIGHT MELTON PIPED STEM PANTS

おわりに

ということでコモリのダウンをご紹介しました。
個人的な好みだと断然ダウンベストでした。
シルエットのバランスが素晴らしいですし様々なライトアウターやインナーと合わせることができる。
旅先でバッグに忍ばせておいてサッと着るみたいなこともできて1着あると何かと活躍してくれるかと思います。

もちろんもう完売しておりますが・・・・買っておけばよかったです(泣)

ダウンジャケットは僕個人的に好みではなかったというだけなのでアイテム自体はコモリらしさを感じらる良いアイテムだと思います。

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