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◇今月の隊員さん◇ 第101回:‎HALさん

【プロフィール】-----------------------
女性、Over25、職業:会社員、東京都在住
X (旧ツイッター) ●https://twitter.com/S2hrhrS2
隊員歴:2023年2月から
主なアイドル遍歴:関ジャニ♾️ (※) 、WEST.、Snow Man、超特急
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 HALさんは、東京都在住の女性隊員。1年前、タイのJAPAN EXPOへ超特急を観に行った際、ばってん少女隊を応援する隊員さんの暖かい雰囲気を気に入り、現場に通うようになった “タイ新規” だ。
 涙もろい面があり「すぐ泣いちゃうんですよ」と笑う彼女に、初現場からの1年間、そして、本日22歳の誕生日を迎えた、推しの瀬田さくらさんへの想いなど、様々に語ってもらった。

(※) 関ジャニ♾️は、2024年2月4日にグループ名を改名予定。本記事ではアップ日  (同年2月2日) 時点の「関ジャニ♾️」で統一する。


■可愛い! 可愛い! 顔が可愛い!

 ばってん少女隊を初めて観た、というか知ったのは、1年前にタイで開催されたJAPAN EXPO (2023年 2.3-5@タイ・セントラルワールド) です。
 私は同じステージに出演していた超特急を観るのが目的でした。実は、その時点で超特急もファンになってまだ半年くらいだったんですけど、「行っちゃえ!」と勢いでチケットを取った感じです。
 他のアイドルについては予備知識ゼロで3グループ (AMEFURASSHIいぎなり東北産ばってん少女隊) のステージを観たんですけど、隣で観ていた優しいお兄さんが1グループ終わるごとに「あの子が好きでした」と言うと「その子は●●さんって名前ですよ」と、名前を教えてくれて、ばってん少女隊で可愛かった子を伝えると「瀬田さくらさんといいます。昨日が誕生日でした」と、プチ情報も添えて教えてくれる感じでした。
 本当に優しくて、隣のお兄さんの真似をして一緒に振りコピするのが楽しかったし、今でもすぐ思い出せるのが「さがしもの」。
 サビの「ててて てて てて てって」が楽しすぎました。お兄さんと一緒に人差し指を挙げて「ててて てて てて てって」(笑) 。

 最後、全員お見送り会があって、そのときもお兄さんは「超特急の前は気持ちゆっくり歩きますね」と、優しい言葉をかけてくれたんですけど、私がテンパっちゃって (笑) 。
 というのが。。。私は高校生の頃からエイター (関ジャニ♾️ファンの総称) で「推しの視界」に自分がガッツリ入る特典会、という世界を経験してこなかったんです。
 超特急リョウガさん推しなんですけど、彼の視界に自分が入ると思うと、テンションがおかしくなってて (苦笑) 。
 リョウガさんの前にタクヤくんユーキくんがいて、すごく良い匂いがしたんですよ。集中してた神経が全部そこに反応してしまって「良い匂いがする! 良い匂いがする!」って言いながら、リョウガさんの前も小走りで通り過ぎてしまい、特に会話のキャッチボールもなく、「良い匂いがする!」という情報だけ伝えて終わった。。。というのが初接触の思い出です (笑) 。

 さくらちゃんの前でも私はやっぱりテンパってて「可愛い! 可愛い! 顔が可愛い!」と連呼して通り過ぎました (笑) 。
 さくらちゃんの反応は。。。優しく「ありがと~う♪」って微笑んでくれて、すごいなと思いました。突然現れたハイテンション女ヲタクに動じることは全くないんだなって (笑) 。
 ちなみに、初日のばってん少女隊が楽しすぎたので、友達を連れて2日目のステージも観に行きました。


■すごくピュアなものに触れた

 タイで聴いた曲の中では、他に「虹ノ湊」の印象が鮮烈でした。
 なんというか、「虹ノ湊」を歌ってるときの6人は「夏の妖精」みたいで「透明感」がすごかったです。
 そんなイメージが頭の片隅にありながら、帰国後、ばってん少女隊の関連動画をYouTubeで観るようになって、たどり着いたのが「【脱・箱入り娘】瀬田編〜道の駅むなかたでの本気お手伝い〜」(※) です。
 あれだと思います。ばってん少女隊を表すものは。

(※)【脱・箱入り娘】瀬田編〜道の駅むなかたで本気お手伝い〜
 #1【youtu.be/mHl-pOY6vk0】( 2020年 2.18公開 )
 #2【youtu.be/rXLORmYPhkM】( 2020年 2.20公開 )
 観光大使であるにもかかわらず、宗像の良さをよく理解せず活動してきたことを反省し、宗像でも有数の人気スポットである道の駅むなかたで「お手伝い」をして、地元の方々とふれあいながら、その良さ、発信方法を学ぼうという主旨で撮影されたもの。

 2020年1月。当時17歳のさくらちゃんが、道の駅むなかたで一生懸命お手伝いをしてる姿が映っていて。
 でもそこは、一般のお客さんが日常の買い物をしながら店内を歩いている、「アイドル」という肩書きが通用しない世界。
 さくらちゃんは、最初は1人でやる作業だけで、お客さんへの声掛けもできなかったけど、積極的に働く店員さんの姿を目にして声を出せるようになって、たった半日で人ってこんなに変わるんだって思うくらい、どんどん成長していく姿が収められてて。
 色々な方々と接しながら、合間を見つけて「私は、ばってん少女隊というアイドルグループをやっていて、宗像市観光大使をさせていただいています。今日は宗像のことを勉強しに来ました」ということまで伝えようとする、ひたむきな姿勢。
 あんなアイドルのドキュメンタリーは初めてでした。
 お客さんから「将来はどうするの?」と質問され「アイドル続けながら、九州の魅力を伝えて行けるようになりたい」と答えてるシーン (8:40〜) とか、さくらちゃんの真っ直ぐな想いが切ないほど伝わってきて。。。
 すごくピュアなものに触れた感覚がありました。


■「無敵のビーナス」を、生で浴びた日

 思い出に残ってるライブは、BATTEN 音楽の日〜隊員と作るリクエストライブ〜 (2023年 8.20@Zepp DiverCityTokyo) ですね。私にとって、タイ以来のばってん少女隊現場で、特に印象に残ってるのが「無敵のビーナス」です。
 ばってん少女隊の曲で、1番好きになった曲でした。
 隊員さんからのリクエストでも見事1位に選ばれて、イントロの段階で「来た!」と、涙があふれてきたんですけど、私の周りの皆さんは笑顔だったので、泣いたらおかしいのかな? と思ったんですよ。
 必死で涙をこらえてたら。。。
 2番Bメロの、さくらちゃんのソロパート「夕焼けはキラキラと 二人を照らして」 (ライブ映像の2:03〜) で、私が立ってる位置の前に、さくらちゃんが来たんです。
 そこで目が合ったとか、何があったわけじゃないんですけど、心の中で強く感じたのが。。。
「いる!」、数メートル先に、さくらちゃんが確かに存在して「いる!」
 タイのときとは全然違う感覚で、映像で何度も観ていたさくらちゃんが歌う「無敵のビーナス」を、生で浴びているという実感。
 そう思ったら、何も制御することができなくなって「嬉しいはずなのに 涙がこぼれちゃうよ」という歌詞の通り、涙がボロボロ流れてきました。

 ばってん少女隊のライブは、タイで知り合った8号車 (超特急ファンの総称) の女の子と観に行ってて、その子も「無敵のビーナス」で泣きそうなのを我慢してたんだけど、隣で私が号泣してたから「ムリ。。。」って泣いたそうです (笑) 。
 ライブが終わったら、私たちはタイ料理屋で乾杯するんですよ。
 色んな「始まりの地」になったタイの香りが漂っている店内で「『無敵のビーナス』、泣いたよねぇ〜っ!」って語り合ってます (笑) 。


■ミニーちゃんで会社辞めました

 東京生まれの東京育ちで、アイドル以外の趣味はディズニーです。
 さくらちゃんが「道の駅むなかたで本気お手伝い」をしていた時期、とても大きなイベントがありました。
 ミニーちゃんが主役の限定プログラム「ベリー・ベリー・ミニー!」です。
 過去のパレードで着た、歴代の衣装をミニーちゃんが着る「ベスト盤ライブ」みたいな本当にたまらないイベントだったんです。
 パレードは全部で12種類あって、日によって開催される内容が変わります。開催期間は1月10日〜3月19日の間だけ。
 これを逃したら、絶対後悔する。2月から毎日通おうと決め、会社を辞めたのが2020年1月末です。
 ところが、新型コロナウイルスが本格的に蔓延し始めて、2月末には政府からの要請で大規模イベントが開催されなくなり、ディズニーリゾートは一時閉園。その先に待っていたのは転職先が全然見つからない未来でした。
 家の天井を見つめて、1日中、私は何してんだろう。。。って世界に見放されたような毎日。
 でも、いつもディズニーが助けてくれたんですよ。ディズニー映画を観ると心が洗われるので。
 それから約半年後、なんとか転職先が決まり、閉園期間も明けて、久しぶりにディズニーランドに行きました。
「夢の国」の入口で、またこの世界に戻ってくることができた。。。って涙がボロボロ流れてきました。これを待ってたんだよなって。

 会社を辞めたことについて、もう少し話すと、当時の仕事が事務職で、毎日同じことの繰り返しが自分に合わなかった、というのが1番の理由です。
 今は営業職に転職して、毎日違うことの連続だから疲れるけど、やりがいがあります。どうしたらお客さんに喜んでもらえるのか、相手の気持ちを考えてる時間が嫌じゃないです。
 少し話がズレるかもしれないですけど、実はディズニーリゾートでキャストとして働いてた時期があって、常に笑顔でいる規則があるんですよ。
 でも、体調が悪いときとかニコニコしてられない日もあるじゃないですか (笑) 。「夢の国」は、「夢の国」を支える方々の努力で作られてるんだと、働いて改めて実感したことですね。
 きっとアイドルの世界も同じで、観てる人を元気にする「キラキラした魔法」は、スタッフさん等、魔法を信じる方々の支えがあって存在するんだろうし、何より常に最高を更新する努力を続けるアイドルが尊い! って思います。
 全然別の世界だけど、私の仕事も根底では通じるところがあると思うので、相手の気持ちを考えながら、どれだけ良い仕事ができるか。やりがいを感じながら、働くことができています。


■なりたい自分になって 自由になって

 女の子のアイドルで、ライブや特典会に行くほど好きになったのは、ばってん少女隊が初めてです。
 私の中で何かが変わったのか、ですか?
 うーん。。。「道の駅むなかたでの本気お手伝い」にしても、もし高校生の頃の私が観ていたら、感想は違ったかもしれないです。
 可愛い女の子だから何しても成功するんだ、みたいに思ったかもしれない。
 でも、私も年齢を重ねて、誰かの青春に嫉妬するより、良いものは良い、頑張ってる人を素直に応援したいと思えるようになった、そんな感じだと思います。

 今日、22歳の誕生日を迎えたさくらちゃんに期待することは。。。
 好きな人に囲まれて、好きなことをしていってほしいです。そんな風にさくらちゃんが生きててくれることで、救われてるヲタクがいるので。
 タイで出会ってから1年。好きなゲームをしたり、好きなものを食べたりと、ヲタクしてるさくらちゃんを観る時間が幸せでした。
 さくらちゃんの写真で大好きな1枚があって、りるみゆ (蒼井りるあ・柳美舞) と写ってる写真です。年少メンバーと並んでるさくらちゃんの「お姉さん」な感じ、そして末っ子の美舞ちゃんが真ん中にいるところがエモくて、大好きです。

 新しく隊員さんになる方へのメッセージは、私も新参者なので、大きいことは言えませんが、初めてライブに行くときとか、分からないことがあったら、私が分かる限りのことは手助けしたいです。
 初現場のときに優しい隊員さんが隣にいたおかげで楽しかったし、その後もトークポートの特典会前とか、分からないことをSNSに書いたら、色んな隊員さんがアドバイスをくれました。
 本当に、優しい方々が集まっている現場だと思います。

 最後に言いたいことは。。。
 ばってん少女隊って、夏に9周年記念ライブ (2024年 6.23@福岡市民会館 大ホール) を控えていて、活動期間が長いですよね。
 これまで彼女たちに声援を送ってきた隊員さんたちがいたおかげで、私もばってん少女隊に出会うことができました。感謝しています。本当にありがとうございます。



【隊員さん募集】
 当ブログではお話を聞かせてくれる隊員の方 (18歳、高校卒業以上) を募集しています。
 特別なエピソードは必要ありません。「ありのまま」で大丈夫です。
 接触厨も楽曲派もOK。楽しみ方は人それぞれ。(でも周りの迷惑には気をつけてね)
 DDの方も“隊員の日”があるなら立派な隊員です。
 ご協力いただける方は
https://twitter.com/SuhaiGenba までDMでご連絡ください。


<「今月の隊員さん」について>
 この企画は、タワレコオンラインで連載されていた「アイドルのいる暮らし」へのリスペクトをこめたパクリ企画です。
 福岡県のローカルアイドル・ばってん少女隊のファン (通称:隊員) にはどんな人がいるのか?
 どんなきっかけで隊員になったか、普段はどんな生活をしているのか。
「風変わりな人」として伝えられがちなアイドルファンの姿を、もっと真っ当に伝えたくて、隊員の方にガチでインタビューしています。


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