【ライブレポ】ばってん少女隊@やついフェス2022〜「カマせ、やついフェス!」と、希山愛は言った〜
本日は、YATSUI FESTIVAL! 2022にて、ばってん少女隊のライブを観て来ました。
YATSUI FESTIVAL! は、お笑い芸人エレキコミックのやついいちろう氏が主催する、今年で11回目をむかえるフェスです。
ばってん少女隊は、2016年からほぼ毎年出演を続けており (2019年除く) 、隊員さん (ばってん少女隊ファン) にとって、6月の風物詩的なイベントですね。
音楽あり、お笑いあり、ミュージシャンやアイドル、芸人さんが登場し、それぞれがパフォーマンスを行い、さらに、そういう "ジャンルの垣根" を越えた「歌合戦」ステージも行われます。
「エンターテイナー全員集合!」みたいなイベントで、どのステージを観に行くか、タイムテーブルを眺めながら、「ミュージシャン」と「芸人さん」どっちに行くか迷ってたりして、「そもそも比べる土俵が違いますよ〜、でもそれがいい!」と、ワクワクして会場に足を運ぶのでありました。
■ライブレポ
概要 (セットリスト)
17:05開始 約35分
観客約600人、LINE LIVEでの生中継あり
-------------------------------------------
セットリスト
1.YOIMIYA
2.MILLION SUMMERS
3.Number Shot
MC 今日は、踊れる曲を用意してきました!
4.6STARS
5.ジャン!ジャン!ジャン!
6.おっしょい!
MC 告知、最後はまた違う一面を
7.OiSa
8.虹ノ湊
-------------------------------------------
●会場の様子
会場のduo MUSIC EXCHANGEは、フルキャパ約700人の会場ですが、本日は中継用の機材や楽器等を置くスペースで、客席エリアが狭くなっていたため、広さは通常の8〜9割になっていたでしょうか。
ばってん少女隊の一つ前のステージ:yanawo (オシャレなサウンドのバンドでした) のパフォーマンスが終わった時点で「そこそこ」程度に埋まっていた会場から出ていく人、入ってくる人、そして、静かに隊員タスキ (※) を身につける人がいて。。。
なんやかんやあって、ばってん少女隊開演の直前になると、フロアはほぼ満員のお客さんで埋まっていきました♪
たくさんの隊員さんたちが待つ中、いよいよステージ開始です。
●序盤:サマーチューン3曲
定刻となり、照明がスーッと落ちていき、それまで明るかった会場が暗がりに包まれたと同時に、ばってん少女隊が登場しました。
無言のまま、六角形に座る6人。
このフォーメーションで始まる曲は、ひとつしかありません。
ドンッ! ドンッ! ドンッ! ドンッ!
4つ打ちのリズムが鳴り響く、トランス曲「YOIMIYA」です!
3月にリリースされたばかりの新しい曲ですが、すでに「安定のオシャレ感」があると思うのは私だけでしょうか。
始まった瞬間、会場は「ライブハウス」ではなく「クラブ」になる。夏のお祭りについて歌いながら、どこか都会的で、曲の世界観に没頭して、会場全体で縦ノリできる、いい意味で「コール」を必要としない、オシャレなダンスナンバーです。
続いての曲は「MILLION SUMMERS」。
1曲目はクールに歌い踊りましたが、この曲では、ばってん少女隊みんな笑顔全開!
曲の最後に "花火が打ち上がる効果音" のアウトロが流れ、「YOIMIYA」の歌詞「打ち上がる花火、誰と一緒に見るのかな?」を回収するセトリから、3曲目は来たのは。。。「Number Shot」!
2019年に、グループ悲願だった九州最大級の夏フェス「NUNBER SHOT」出演の際に披露された、サマーアンセム中のサマーアンセムです♪
瀬田「いくよー!」
6人「オイ! オイ! オイ! オイ! 」
私の聞こえた範囲、お客さんで声を出して「オイ! オイ!」言っている人はいませんでしたが、軽快なホーンセクションの音色に合わせて、ばってん少女隊6人がした「コール」に、会場全体が心の中で大合唱していたと思います。
その「一体感」を証明するかのように、上田さん (上田理子) の歌う「これがうちらの Number Shot!」のところで、会場全体で一斉にジャンプ!!!
そして、迎えた序盤のクライマックスは、ラストの大サビ前、愛ちゃん (希山愛) のパートでした。
「絶対サンシャイン こっち来るけんね
カマせ。。。やついフェス〜〜〜!!!」
テンションが上がりきったときに魅せる、愛ちゃんの「安定のかすれ声 (ハスキーボイス) 」が最高の煽りとなって、会場は大盛り上がり。
愛ちゃんは、そのままくるっと一回転するアゲアゲッぷりで、快調にステージは進んでいくのでありました。
●中盤:オフィシャルサポーターの献身
上田「やついフェス2022へお越しのみなさま、こんにちは! 私達は、ばってん少女隊ぃいいいいいい」
6人「だぁー!!!!!!」
上田「今年も呼んでいただき、どうもありがとうございます。毎年、この時期になると、やついフェスの季節だなって思いますよね」
春乃「色んなステージがあるなかで、私達を観に来ていただき、本当にありがとうございます」
上田「会場にいる方も、配信でご覧の方も、今日私達を初めて観るという方も、このステージは踊れる曲を詰め込んできたので、最後まで楽しんで行ってください。それでは次の曲、行きましょう!」
序盤のセトリが「サマーチューン3曲」なら、中盤ブロックは「季節を問わず、フルシーズン踊れる3曲」でした。
ピックアップしたいのは「6STARS」。
1番の途中あたりから「歌声」と「オケ」にズレが生じてしまう (歌がちょっと遅れてしまってました) 、ばってん少女隊には珍しいミスがありました。
あまり披露する回数が多くない曲だからでしょうか?
「歌声」と「オケ」が、噛み合わない気持ち悪さに、会場全体が「あぁ〜誰か何とかして〜」と思った。。。そのとき!
ばってん少女隊の "オフィシャルサポーター" 、きいなちゃん (春乃きいな) が、1番サビ終わりの「わたし未来からの紺青のlady star」のフレーズで、オケと「ぴったり」にタイミング修正するナイスプレーを魅せてくれました。
こういうとき、本当に頼りになりますよね。
また、今日の「6STARS」、音源にはない、短いギターフレーズがイントロで新たに追加されており、一瞬「新曲?」って思ってしまいました。既存曲も、どんどん進化させるばってん少女隊、さすがです。
きいなちゃんの完璧なサポートで、見事にピンチを切り抜けたばってん少女隊、続けて披露された5曲目、6曲目の「ジャン!ジャン!ジャン!」「おっしょい!」は、もう曲が始まった瞬間、勝利が確定する、「最高の音楽」でした。
「おっしょい!」 のりるあ (蒼井りるあ) 口上
「やついフェスにお越しのみなさん! (サビの) "おっしょい!" で、高く、高くジャンプしましょう!」
●終盤:Oh! Yeah! 虹ノ湊!
中盤のブロックを終え、会場内は熱気でいっぱい。
メンバーも「暑いね〜」と口々にしながらも、今後予定されている、以下のライブについての告知タイムを経て。。。
・ばってん少女隊 7周年記念ライブ (7月3日@福岡国際会議場)
・ばってん少女隊ワンマンライブ (11月26日@中野サンプラザ)
上田「ここからは、また違った私たちの一面を見てもらおうと思います」
照明が切り替わり、ステージが「真っ赤」に。
さっきまでの多幸感あふれるステージから一転、ガラッと世界観が変わり、「OiSa」が披露されました。
お経のように「OiSa…」と唱え続けるダンスチューン。2年前にリリースされたアルバム「ふぁん」の1曲ですが、じわりじわりと火がつき、約半年間、有線ランキングでトップテンにチャートインし続けた曲です。
今日初めて聴いて気になってるよ、という方、MVはこちらですので、ぜひどうぞ。
そして、本日最後に披露されたのは、6月29日リリースの最新シングル「虹ノ湊」(読み方は「コウノミナト」) でした。
わたくし、この曲を、2週間前の宗像フェスで初めて聴き、「めっちゃ好き!」となってから、今日まで、再び聴けるのを楽しみにしていました。
「OiSa」のヒット以降、継続している「ばってんデジタル路線」 (←ざっくり言えばPerfumeを、アジア民謡っぽくしたような感じ。) の最新曲。
夏フェスで、みんなで手を振りながら聴けるサマーチューンに仕上がっていて、「ばっデジ路線」の過去3曲 (「OiSa」「わたし、恋始めたってよ!」「YOIMIYA」) は、全て「無表情」でパフォーマンスしますが、この曲は、「笑顔」です!
特に今日は、わたしが立っていた位置からちょうど真前で、菩薩の笑顔で手を振りながらサビを歌う愛ちゃんが最高でした♪
そして、振付も今までになかった新境地を開拓していて、印象に残ったのが、Aメロ? だったかで、歌割メンバー2人 (確か上田さん、瀬田さん) を除いた4人が「背中で魅せる振付」です。
メンバー4人が横一列になって、客席に背を向け、ゆら〜りとうねるようなダンスをする振付がありました。
アイドルなのに「背中で魅せる」って、斬新すぎるでしょ! どんなメッセージなんだあれは。
かと思えば、曲の最後は6人そろって「Yeah!」でピース。
めっちゃど直球な多幸感!
押さえるポイントはしっかり押さえてる。
なんかすごくクセになる感じで、早くあのダンスをまた観たくて仕方がありません!
まだ観たことも聴いたことないぷー
というアナタ!
ばってん少女隊のライブへ行こう!
「虹ノ湊」を聴こう!
曲の最後は6人そろって「Yeah!」でピースする、最高の景色が観られるぞ〜!
■雑感
近年、ライブでは当たり前となった感染症拡大防止対策は、本日も行われていました。
・入場券 (リストバンド) 引き渡し所での検温
・入場前の消毒
・フロアには立ち位置を示すテープ
・そして、マスク着用
ただ、「声出し」については、オープニングステージでやついいちろう氏が「ステージごとの流れで声を出してもよい」と言った、というツイートを見かけました。
オープニングステージの時間は、私はまだ家にいて、配信も観ていなかったので、どんな文脈だったとか正確なところは分からないのですが。。。
渋谷に行ってみると、「コール・歓声禁止」という貼り紙が掲示されている会場もあれば、逆に何も貼ってないところもあり、そのあたりレギュレーションがどうなのか、「???」なままでしたが、少なくとも、今日私が聞こえた範囲では、お客さんで「コール」など、パフォーマンス中に「声出し」をしている人はいませんでした。
少し話がズレますが、今日はサニーデイ・サービスのステージも観ました。実はおっさん、学生時代にサニーデイ・サービスのコピーバンドやってたんですよ。担当はVo.&G。青春時代にお世話になった大事なバンドの一つです (遠い目) 。
久しぶりに観た曽我部恵一さん、太ったなぁ貫禄が出ましたなぁ。
でも、歌声は昔のまま。さわやかで甘くて、美少年な「歌声」のままでした。
んで、サニーデイ・サービスの最後の曲で、曽我部恵一さんが、ステージの一番手前に来て、一人でマイク使わずに歌ったんですよ。
お客さんと、ほとんどゼロ距離なくらい近くで。
飛沫が。。。と反射的に「不安」になってしまったのは悲しいけれど、アンプつないでるギターの音に全然負けない、"よく通る" アツい歌声でした。
「青春」を制限されている若者達の気持ちを代弁しているような、そんな歌声でした。
最近は、制限つきながらも、Jリーグで「声出し応援エリア」を設けたり、アイドルイベントでも声出しを解禁する事例も出てきました。
楽しかったら、声を出して応援する。
少しずつですが、以前の「日常」が戻ってくる日は、そう遠くないかもしれません。
コールが解禁されると、「コールなしでファンになった人」で「残る人・残らない人」に分かれるかもしれない。
これ、わりとアイドルファンの間で話題になります。
私は、「大丈夫だよ」って思っています。
なんというか、スピーカーの音って、でかいから。
お客さんの声なんて、聴こえないも同然ですよ。お客さんの中に曽我部恵一さんがいたら別ですけどね (笑) 。
コールが解禁されても、「なんだこんなもんか」って、拍子抜けするかもですよ。いやマジで。自分が声を出してなければ、大したことないもんです。
でも、「自分が声を出す側」になったら、話は違います。
コールは「聴くか・聴かないか」じゃない。「やるか・やらないか」なんですよ。
もちろん「やらない」でもいいんですよ。おっさんも、どちらかと言うと「やらない」ことのほうが多かったです (メモとって観るタイプですからね) 。
でも例えば今日、「Number Shot」で、ばってん少女隊6人がコールした「オイ! オイ! オイ! オイ! 」
2019年の夏フェスで、これ「やった」とき、めっちゃくちゃ楽しかったですよ。
コール解禁は「ライブ」が楽しくなる選択肢が増えるってことです。
「コール解禁後の世界」について、あーだこーだ言いましたが、要するに言いたかったのは、ばってん少女隊の魅力は、なんといっても生で体感する「ライブ」です。
まだ、制限のある世界は続きそうですが、このライブは「観る価値」があります!!
7周年記念ライブのチケット、残りは少ないけれど、まだ取れるようなので、配信が決定しましたが、「行ける」という方は是非に!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
よろしければ、♡のボタン(通称スキ・マーク)を押してみてください。
メッセージがランダムで1つ表示されます。全部で8種類あります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?