データ範囲の書き方が未だにわからない

ここでデータベース的な仕様の書き方を調べましたーと書いたのですが。実はまだデータ範囲の書き方がわかってません。

適当に調べた範囲で候補を書いてみます。(と言っておきながら、ドメイン定義で説明できそうなので、ドメイン定義の解釈をもろもろ書きます)


ドメイン定義

前回もドメイン定義のことについて書きました。その時は郵便番号は7桁、という制約についての話をしたのですが、このURLを見ると

データ項目のグループに対して適用される、値の範囲や制約条件

とあるので、まさにこれかもしれません。ただ、これって通常複数のデータに適用される共通の値域や制約なんですよね。上記説明の通り。

例えば、ON/OFFが切り替わるスイッチという性質はいろんなスイッチに適用できるので、家の電気のスイッチやテレビの電源スイッチなどに共通で使うことができます。

じゃあ、車の速度として0km/h~180km/hという値域があった際に、それって他で使えるのでしょうか。…使えなさそうですよね。もしドメイン定義の意味として「データ項目のグループ」が大事な意味を持つのであれば、個別データの値域定義には使うべきではないのかもしれません。


Data domain in Wikipedia

In data management and database analysis, a data domain is the collection of values that a data element may contain.

あれ。まったくグループのこと言及していませんね。a data element may containなので、一つのデータがとりうるデータの集まり、のようです。確かに同値分割(CT法の文脈かな)とかでもDomainて呼びますしね。正解なのかな。


ドメイン定義の元文献

ここに出てきました。

ドメインという言葉を、すべて同じ型の、スカラー値の名前付きの集合と定める
ドメインとは値のプールであり、その中から実際の属性値が抽出される

1995年のDateさんの書籍に記載されているそうです。もうそのままWikipediaの定義と同じですね。ちょっと気になるのがスカラー値、ということですが、まぁ実数という意味でとらえるなら大丈夫でしょう。


というわけで、ドメイン定義が正しそうなのはわかりましたが、UML的な記法って決まってるんでしょうか。ER図とは独立で定義するものなのかな。


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