記事:テストプロセスとテストプロセス改善

本日はこちら。大御所の大西さんと湯本さんが豆蔵にいらっしゃったときの記事ですね。ここから12年も経っているんですね。でも、内容に少し古い点はありつつも、今でも全然参考になりますね。

おもしろいな、と思った箇所を引用していきます。


>テスト工数全体の45%程度という報告

文脈としては、テスト実行工数はテスト全体のうちどれぐらいを占めるか、という話です。2008年時点ではテスト設計というプロセス自体がそもそもあまり世の中に知られていなかったため、テストはテスト実行だけじゃないよ、という話を書く必要があったのでしょう。個人的にも、テスト実行がテスト工数全体の半分を超えることはない、という感覚です。本当にざっくり見積する場合、テスト設計:テスト実行=1:1と見積もりますね。


>テストの作成(implementation)プロセス

単純に面白いな、と思ったポイントですが、この時点ではテスト実装という用語自体がなかったのでしょうか。個人的には実装の方がとってもしっくりきます。


>TPIのようなアプローチを取れば、まずテストプロセスの改善から行うことができるし、TMMであればソフトウェアプロセス改善と連動した改善活動が可能になる

>現場主導のボトムアップ的なアプローチならTPIが向いており、経営・管理層が主導するならTMMのトップダウン的なアプローチが適しているともいえよう

TPIは今の最新だとTPI Nextですね。TMMはCMMと連動するという意味でソフトウェアプロセス改善とつながるということのようです。あまり深くは知らないですが、確かにTPI(Next)は単体で活用できるイメージがあります。


>図-7

テストプロセス改善はソフトウェアプロセス改善の一部、ソフトウェアプロセス改善はTQMの一部である、と。確かにそうですね。プロセスに限らずテストの改善を考える場合は必ずソフトウェア開発における改善も考えなければならないですし、それ以外のプロセスの改善も考えないといけないので。


勉強しなきゃいけないことばっかりだ。

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