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理系(自然科学分野)博士課程留学生のJASSO留学奨学金(大学院学位取得型)応募体験記③応募書類の準備編

例によって公表されてない情報は書いてないです。

今回は、準備した書類の内容と注意したことについて。
(関係ない人には関係ない内容ですみません。(構文))

(実際にこの奨学金に応募しようとしていて、この記事に辿り着いた方へ)
まず初めに言いたいこととして、自分だけで書こうと思うと行き詰まるのでできるだけ経験豊富な大人の力を借りることをお勧めします!
あるいは、僕でもできることはやるので!ともかく客観的に見てくれる人に見てもらいながら書類を整えるべきです。


準備が必要な書類

  • 願書の大学学部を選んだ理由欄

  • 経歴(A4 1枚)

  • 留学計画(A4 1枚)

  • 日本社会への貢献(A4 1枚)

  • 代表的論文の抜粋(A4 2枚)

  • 推薦書(インターネットのフォームで推薦者が回答×2名)

  • GPA計算書(4.0スケールで計算されていない場合)

願書の大学学部を選んだ理由欄

選んだ理由をそのまま書くだけですが、内容の指定があるので、その指定に沿って書くことが重要だと思います。
例えば2024年は「①選択理由②プログラムの内容に触れながら」という指定があったので、その順番でその内容を書くのをお勧めします。書類を見る人もそのことを期待して読むのでそこが異なると違和感を感じられる可能性があります。

また、大学は第2志望まで選べますが、僕はすでに進学を決めていたので1校のみにしました。もうその大学から条件付き合格などをもらっている場合や、意思が硬い場合は、1校でも問題ないと思います。その留学が実現するか、というのが大きな評価基準であるのは間違いないので、関係のうすい大学を第2志望にしないほうが良いです。

経歴

これも細かい体裁の指定があるのでそれに沿って書きます。
ただし、字の大きさや太字下線の使用には制限がないのでレイアウトは考えて可読性を向上させるようにします。

記載内容は、指定の通りにしますが、受賞歴が小さいものでもある場合は積極的に書くようにします。
ここで謙遜してもあんまりいいことがないので、嘘のない範囲で自分のやってきたことをアピールするようにします。

留学計画

評価基準は公開されていませんが、僕個人としては、
①その留学の実現可能性
②留学の目的の達成可能性(学位取得のための準備ができているか)
③社会への貢献度
が大きく見られていると考えています。
①②に関しては、留学計画が具体的であるほどよく感じられるので、具体的に記述する方が良いでしょう。
すでに、教授とは進学で同意済み、とか、研究の開始に向けてトレーニングを開始済み、今までの研究経験が直接留学先での研究につながる、とかです。

研究内容については、読み手がどの程度の専門家かわからないので、難しいところですが、少なくとも大学教員かそれに類する先生が読まれることを想定して書きました。(同分野とは限らない)
なので、別分野の人や、親、同僚などに読んでもらってあまりにも意味不明ではないことを確認するのが良いと思います。

日本社会への貢献

これがこの奨学金の特徴的なところです。税金が支給されるわけで、日本社会へメリットがなければ奨学金給付することはできません。
①志望者の留学自体が日本にどういう利点を生むか
②志望者のキャリアがどう日本社会に有益で、その実現に留学がいかに重要か
の2ポイントを書くようにします。
将来のことを書くパートでは、多少大きいこと(夢というと青っぽいですが)を書く心意気も必要かなと思います。

代表的論文の抜粋

卒業論文、発表論文のアブストラクトを書きます。
複数の論文を取り上げても良いとのことで、私は、4つの論文のアブストラクトを羅列する形になりました。

推薦書

これは、推薦者の先生にWEB上でフォームに回答していただく必要があります。できるだけ早く趣旨と必要情報を伝えて回答してもらうようにします。

(めっちゃ小声)
先生によっては、内容を自分で考えるように言ってくる先生もいるかもしれませんが、フォームの提出は先生自身にやってもらう必要がありますし、自分でやった場合は推薦書は無効になります。推薦書に書いて欲しい内容がある場合は、それを先生に送るのは問題ないと考えますが、フォームに記入すること(また、記入するかの判断)は先生自身にしてもらいます。責任があるので。

GPA計算書

成績評価に、4.0を最大とするGPAが記載されていない場合は、計算方法を記して成績基準の3.0/4.0を満たしていることを証明する必要があります。
僕の場合は、100点満点の点数しか示されていなくて、しかもイギリスでは70点以上がA相当という厳しめの点数がつくので、成績が基準より高いことを示すのが面倒でした。こねくり回して提出しました(こねくり回し方も教えられるので、もし同じ境遇の方いたら)。

なんだかざっくりした話になってしまったな

自分の実際の応募書類を公開してもいいんですが、自分のキャリアのことや留学の研究計画を含むので、さらっと出すのも憚られ、こんな内容になってしまいました。

キャリアの話や、研究の話はいつかきちんと文章にしたい気持ちもあるので、乞うご期待ということで。

次回は、面接の準備の話

おうちの猫の爪が長すぎて手が引っ掻き傷だらけ!

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