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9月23日深夜の放送分

(ラジオ日本 全米トップ40 the80’s Deluxe Edition を語る)
 
 この日のチャートは1984年(9月4日付け)。
 
 まず40位の『曲かけ』はリック・スプリングフィールド。そして、この年あった、ちょっとしたことを矢口清治さんが伝え、39位からチャート紹介で、38位ですぐ止まる。『曲かけ』。スパンダー・バレイ。矢口さんがニューロマンティックのことを語る。スパンダー・バレイはその中で英国チャートにユニークな曲をいくつも送り込む存在だったとのこと。「トゥルー」が大きかったですね、と矢口さんは付け加えていたが、ぼくは「トゥルー」よりも「ゴールド」の方がいい曲だと思った。この38位の曲は、たしか傘がたくさん出てくるミュージックビデオだった記憶が、微かにある。
 
 それから一気に21位まで紹介して、お便り紹介。矢口さんの、体言止めを多用した小気味よいお便り紹介を聞くと、ぼくも送ってみようかな、という気になる。この番組には、メールでなく『官製はがき』で送りたいものだ。
 
 そしてここでも、この年あったことを紹介。あきたこまちが発売したとのこと。それから20位~11位のチャート読み上げ。『曲かけ』は15位のビリー・スクワイア。
 
 そして初登場曲の紹介。毎週これを聞いて思うのが、意外に「初登場100位」というのがないということ。
 
 そしてトップ10。10位にカーズの「ドライブ」。カーズはリック・オケイセックの声あってこそカーズなのだが、この曲はベンジャミン・オールの特徴のない声がとても合っている。ギターの入っていないギターバンドの名曲だ。
 
 カーズはほんのちょっと70年代にも入っているが、この週の10~6位はカーズ、コリー・ハート、スキャンダル・f・パティ―・スマイス、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、プリンス&ザ・レボレーションと、80年代活躍組が並ぶ。
 
 そしてアルバムのトップ10紹介。この年の夏場は、プリンスの1位がずっと続いて(たしか19週だったような)、ブルース・スプリングスティーンが1位になれずにいた。
 
 5位~2位の紹介のあと、1位の発表。ティナ・ターナー。矢口さんの語りはティナ・ターナーの軌跡も入るが、メインはこの曲のこと。すごく二転三転した曲だったようだ。ちょっとしたきっけで売れただけで、埋もれたおそれも多分にあった曲だった。こういう紆余曲折を語らせると、矢口さんは異様に上手い。ぼくはさして好きな曲ではなかったが、「そうか! そうだったのか!」と唸ってしまった。
 
 チャートは番組のホームページで。かつて土曜のラジオで全米トップ40を聴いていた人も、ベストヒットUSAを観ていた人も、UHFが設置されてて神奈川テレビを観ていた人も、チャートを見ると当時を思い出せます。
 





書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。