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東京で最も小さな花火大会(2)

 
 今年はコロナでの制限が解け、花火大会がどこも盛況でした。
 
 隅田川の花火は100万人を超える人出で、立川の花火大会は立川駅のとてもとても厳重な、駅構内とコンコースの規制がありました。
 
 青梅の花火も、行った知り合いの何人かが、「コロナ前のときより混み合っていた」と伝えてきてくれました。
 
 本当に今年は、東京で開かれた、たくさんの花火大会が、どこもすごい人出でした。
 
 そんな中、向かうは東京イチ小規模の花火大会。
 
 ネットでの宣伝や告知なし。また、向かっていく人の姿もなし。
 
 本当にやるのかと疑りながら、拝島駅で五日市線に乗り換えました。

 五日市線は本数が少ないので、少し待たされました。

 
 乗客はそれほどいませんが、都心のような10両編成ではないので、車内はそこそこ混み合っています。
 花火大会に行く人も含まれているのかと思っていたのですが、乗客の多くは2つめの東秋留で降りていって、ガラガラになってしまいました。
 
 さらに、次の秋川で乗客が降り、またほとんど乗らず、ガラガラを通り越して、ぽつりぽつりという状態。
 
 武蔵引田と武蔵増戸でも、乗客が少し降りていきます(どさっと降りるほど乗客がいなかった)。
 
 そして、「空気を運ぶ列車」となった五日市線は、終点の武蔵五日市へ。
 
 まばらな降り客の中に、浴衣姿はいません。
 
 でも、今晩、この五日市で、花火大会が行われるはずなのです。

(つづく)

書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。