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焚人対話#1を終えて

月に1,2回「焚人」という肩書きをもつ時間がくるのはまだ不思議な感じ。
まだまだ模索中の私だけど、#1を終えて感じたこと、自分なりの整理を。

「焚人」の模索


対話の最初、みんなでまず共有したこと。「焚人」とは?

心に焚き火のような温かい心を持つ人
焚き火を囲むように対話ができる人
焚き火を囲むように、その人を中心に対話が始まる人
焚き火を囲むような対話の場を作れる人

この文章のなかでは
私の心の中にも焚き火があるし、その場の中心にも焚き火がある。
皆が少しずつ心を開いて、
そこから漏れた優しさで、真ん中の大きな焚き火が燃え続けているのかも。
皆が焚き火を持ち寄ってくれるには、
「焚人」の私が心を開いて、焚き火を始めるところからだね。

最広義の「場づくり」と焚人

私はビジュアル思考型なのでやっくんの説明してくれたことを
自分の解釈もいれて図にしてみた。

図1は「対話と問いを通した新しい関係性の構築」を表した図。
対話と問いというツールを通して、個人間で新しい関係性が構築されていく。実際にはお互い焚き火をみながら、問いかけて、対話して。
その間接的な交わり方、余白を挟むことが、心地よさに繋がるのかも。
交わされる問いと対話は同じなのに、
それぞれ異なった意味づけをしてて。

図を描きながら改めて不思議な場だなぁって感じた。
関係性、個々人での意味づけ。
焚き火を囲んで創造されているものが多いから。

対話と問いの図

図1 対話と問いを通した新しい関係性の構築

やっくんの話の続き。
「「場」である屋久島がメインファシリテーター」
「だから僕はサブファシリテーター」
これを聞いたとき、
「私たち焚人はどんな立ち位置でいるべきなの!」って思った笑。
このときに生まれた問いが図2の「焚人の私たちは何ができるか」。

問いかけの図

図2 問い

この問いに答えるためには?って考えてたんだけど、
そこで思考の補助線となったのが「場づくり」の考え方。
なかでも「最広義の場づくり」(図3)。
参考にさせていただいたのは株式会社ここにあるの藤本遼さんの記事です。出典:https://note.com/fujimotoryo/n/n0dc6fcabb7a4

「人間界(社会)と自然界のつながりを見直し、
編み直しをするのが最広義での「場づくり」」

大学で人、自然、技術の関係性を考えている私にとっては
「まさに私もこんな「場づくり」がしたい!」という理想の図。

最広義の場づくりの図①

                                      図3 最広義の場づくりという考え方

それにしてもこれは広い広い。
一人ですべての関係性を編み直すのは大変だと思った。
そんなときに思い出したのが
一番最初の「対話と問いを通した新しい関係性の構築」の図。

「あ、いろんなところで焚き火をすればいいんだ」
そんなことを考えてたら、図4ができたんだけど、山火事みたいだね…。
でも、「焚人の私たちは何ができるか」という問いへの私の答えはこれ。

最広義の場づくりの図②

図4 最広義の場づくりのために焚人ができること

焚人がいればいるほど、
それぞれ得意な領域で、焚き火を囲んで対話の場が創出される。
それぞれの領域で新しい関係性が構築されていく。

ばらばらに見えるけど、大丈夫。
「屋久島」メインファシリテーターがいるからね。

未来塾で向き合った「さみしさ」と自己受容感

コロナで移動が制限され始めた2020年3月2日。
山形から名古屋に引っ越してきて、新居に入居した日。
この時期から大好きな人達、大切な人達に「会いに行く」ことが
「相手を感染させてしまうかもしれない」という意味を持つようになった。

修士課程の2年間、ほとんど一人暮らしの家にいた。
部屋を飛び出して、遠くに行きたかった。

「こんな時期だからこそ対面で開催したい」という未来塾スタッフの思いに胸をうたれ、なんとか修論を出し終えた私は、屋久島へ。
はじめましての九州、鹿児島、屋久島、未来塾のみんな。

今回の焚人対話のなかで「自己受容感」っていう言葉があった。
自己肯定感をなす根っこの部分。
屋久島に行きたいと思った心の底で
きっと私は自分を受けいれてくれる場所を凄く求めてて、
それが満たされたのが未来塾だったんだと思う。

みんなはじめましてなのに、4日目の夜には
「すーちゃんが次どんなことしそうかだいたい分かる笑」といってもらって
こういう心理的安全性があるからわたしは次の一歩が出せるんだと思った。
(居場所とチャレンジがセットってこういうことか)

私の次なる問いの一つは「”自己”でちゃんと受容できるようになること」
場所に居場所を求めるだけじゃなくて、自分で意味づけを繰り返して
どこにいてもちゃんと自分自身が私を受け止めてあげること。

そしてもう一つが、「同じように部屋を飛び出して、未来塾に参加してきてくれる人を受け止める、包み込むような場をつくること」。

焚人対話を通して探究していきたいな。

2022年3月2日は屋久島で過ごしてた。
ちなみにこの日は私の誕生日。
私の人生2年周期で何か変わって行くのかも。

「対話をささえる人になりたい」

私は自然と人と技術とを
つなぐ(媒介する)存在になりたくて研究をしてる。
「対話をささえる人になる」ことが人生のミッション。

でも、研究だけでは不十分で、
今年から「ファシリテーター」をキーワードにいろんな学びの場に参加して、理論と実践の両方の感覚を持てるかって挑戦中。

2022年夏の未来塾、「焚人」に参加してるのもそのひとつ。
でも、ここではノウハウを学ぶといいうよりも、
この場にいる人、屋久島で出会った人達に凄く興味があって
惹きつけられた感覚に近いかも。
皆、屋久島にいることで得られる価値観・自然観を内包していて、
でもそれが個人のなかでブレンドされて
その人にしか出せない雰囲気をまとっているように感じた。
それがすごく、気になる。
なんなんだこれ。

きっとここに「対話をささえる人」、人と自然を媒介するための
エッセンスが詰まっていると感じてる。

焚人対話#2も楽しみだー!

ここまで読んでくれてありがとう!

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