司法通訳ってなに?

通常通訳というと国際会議やテレビに出てくる同時通訳をイメージされるのが

通常である。

ウィキペディアで通訳を検索して呆然とした。

会議通訳、商談通訳、エスコート通訳、コミュニティー通訳、放送通訳、通訳案内業が案内されているが司法通訳は含まれていない。これちょっと衝撃の事実。

通常、司法通訳とは裁判、警察、検察庁など司法に関する場所で捜査や取調べ時に入る分野を呼ぶ。ざっくりいうと、司法に関する場で通訳するのがこの司法通訳というわけである。もっと砕いていくと、逮捕されたり裁判を受けたりするような事態になった外国人の通訳をする、ということである。もっともっと砕くなら取調べの時や判決を言い渡す、なんて時に入る通約のことである。

日本語で読んでも理解し難い法律の文章を読むこともあれば、なぜ日本にくることになったのか、家族は何人?と言った日常会話にいたる話まで通訳するのが司法通訳。

母語や不自由なく使える言語の通訳を用意するため、少数言語の通訳人が多いのもこの分野と言えるだろう。

しかし、そのための教育機関があるわけでもない。また言語によって需要にばらつきがあるのでそれで生計を立てていくのはかなりリスキーで保証もないため、主婦であったり時間の都合のつきやすいほかの仕事をしている人が多い。また職務内容のほとんどは守秘義務のあることばかりで、その仕事の情報が共有されることも少ないため、自身の能力向上のためにはそれぞれの努力に任されている。

そんなわけで、私自身の振り返りとそしてこの愛すべき仕事に興味を持つかもしれない誰かのために情報を共有していく場所を作っていこうと考えている。






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