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M-1グランプリチャンピオンで回文つくってみた。 #大漫才三昧だ


はじめに

回文ネタが続きます💦
ふと「M-1グランプリのチャンピオン」で回文作れないかと思い立ちました。
上手いのもあれば、苦しいのもありますが、ご笑納くだされ。

ルール

・回文とは「上から読んでも、下から読んでも同じになる文」
・今回は、文字単位で行う(「かい・ぶん」→「ぶん・かい」などは無い)
・ただし、長音・拗音・促音・濁音・半濁音などは、柔軟に
(小さい「ょ」「っ」などが大きくなったり、「は」「ば」「ぱ」を混在させたりなどがあり)
・文中は敬称略で。ファンのかた、およびご本人様、すみません(って、もしどなたかご本人の目に留まったら嬉しくて倒れるわー)

第1回 中川家

「なげわ」が、敵わんわ。中川家な
(なげわが かなわんわ なかがわけな)

<補足>
なげわは「投げ輪」と捉えて頂いてもいいのですが、東ハトのスナック菓子の「なげわ」と捉えると……。類似商品で関東では「ポテコ」が売れてるのに対し、関西では「なげわ」の人気が高いという情報で、味わい深くなるかなーと。

第2回 ますだおかだ

カオス、ますおか
(かおす ますおか)

<補足>
特になし。……というか、凝った回文もあれば、シンプルベストなオチのこともあり、まさに今回は後者だなーと。

第3回 フットボールアワー

突風吹く工夫、フット
(とっぷうふくくふう、ふっと)

<補足>
披露したネタは結婚会見とSMタクシーでしたなあ。

第4回 アンタッチャブル

良い大胆、アンタ偉大よ
(よいだいたん アンタいだいよ)

<補足>
いわゆる関東勢からの初優勝。その後のザキヤマの肝の座りっぷりは、まさに大胆でありました。


第5回 ブラックマヨネーズ

出だし良き、すごい。小杉・吉田で。
(でだしよき すごい こすぎよしだで)

<補足>
まずはボウリングのネタでした。最近よくある出だしから一笑いあるタイプではなく、徐々に吉田の妄想へとヒートアップで高まっていく感じで、「4分の使い方が上手い」という審査員評の通り。

第6回 チュートリアル

去り福田いく、徳井抱くふりさ
(さりふくだ いく、とくい だくふりさ)

<補足>
なんかBLっぽい話になってしまった(笑)。まあ、こういうのもある意味チュートっぽいなあ、と。

第7回 サンドウィッチマン

手練れの技。「見とけ、富澤」「乗れ、伊達」
(てだれのわざ。みとけ とみざわ。のれ だて)

<補足>
個人的にサンド大好きなのですが(やっぱ敗者復活からの逆転劇をリアルタイムで見ちゃうとね)、なんかカッコよすぎる文章になってしまった。
サンド、うどんさ」ぐらいのほうが、回文的カロリー0でよかったかもしれない(笑)

第8回 NON STYLE

ノンスタ、勝たすんの?
(のんすた、かたすんの)

<補足>
対してこっちは本当に回文的カロリー0になってしまった(笑)。いや、好きですよ、ノンスタも。
ただ個人的には、翌第9回にも出場を決めて、敗者復活で勝ち上がったときにはちょっとこの気持ちになったかも……(苦笑)

第9回 パンクブーブー

二冠が持つイーブン、パンブーいつも眼科に
(にかんが もつ イーブン、パンブーいつもがんかに)

<補足>
M-1だけでなく、THE MANZAI優勝者という点にも敬意を込めて。なお、眼科に通ってるかどうかは知りません(苦笑)。

第10回 笑い飯

哲夫・西田、裸足臭って
(てつお・にしだ、はだしにおって)

<補足>
最初は、名前を並べて「てつお・にしだ、しにおって」が浮かんで、殺してはいかんなーと、間に色々文字を入れて悩む。
「お前、嗅いでみい!」「くっさ! お前こそ嗅いでみい!」「匂わへんやないか!」的なWボケイメージが浮かんだので、こちらを決定稿に。
(『笑い飯の臭い飯』という番組タイトルからの喚起かもしれない)

第11回 トレンディエンジェル

採点、レトロ? トレンディさ!
(さいてん、れとろ とれんでぃさ)

<補足>
当初は、M-1が笑いの祭典ということで「祭典」にしていたけど、第11回はブランク後初の大会で、審査員が歴代チャンピオンだったなーということも思い出して「採点」に。語尾もなんか斎藤さんっぽくていいかも。

第12回 銀シャリ

銀シャリ、こりゃ神技
(ぎんしゃり、こりゃしんぎ)

<補足>
実はこの文章を作るまでに幾度と作っては消しを重ねて、一応できた文章を推敲しようと余計なのを削ったら、あらシンプルにいい作品が(笑)。
テクニックを抜くのも大事ってことで(そういう意味じゃないか)

第13回 とろサーモン

夜トーク村田、ボク久保田。ラム食うとるよ
(よるとーくむらた、ぼくくぼた、らむくうとるよ)

<補足>
一方で、文章は出来たものの推敲しきれなかったかもしれないのがこちら。ごめんなさい。どうしても「ラム・・・」のフレーズを作らねばならなかった苦悩。そういえば、村田はナレーターの仕事をやってたな(『KOZY'S NIGHT 負け犬勝ち犬』が好きでした)ということでこういう前書きに。

第14回 霜降り明星

やい! せいや無し粗品? やい、せいや!
(やい せいやなしそしな やいせいや)

<補足>
ここは言葉遊び的にふざけてみました。「せいや」も「そしな」も単品で使い勝手のいいフレーズであることと、持ちギャグの「せっせっせいや」のリズム的にも、これはこれでありかと(笑)

第15回 ミルクボーイ

「いー? 僕、ルミネより、い、板! 舞台入りよね」ミルクボーイ
(いー ぼく るみねより いいた。ぶたいいりよね みるくぼーい)

<補足>
「ミルクボーイ」を逆さに読んだ「いーぼくるみ」を分解すると、どうしても「るみ…」のフレーズが必要……となったときに、「ルミネ」(東京新宿にある吉本興業の常設劇場)が浮かぶ。そういえばミルクボーイは、東京進出せずに大阪なんばでの劇場出演にこだわっていたなーということも浮かび、(言葉遊び的には長音やどもりなど苦しい点あるけど)こういう文に。
ただ「よね」という語尾が、なんかミルクボーイ風かなーと。


第16回 マヂカルラブリー

身から無駄の、野田・村上
(みからむだの、のだ・むらかみ)

<補足>
コンビ名からの回文は作りづらく、名前からでもどうしたものかと思案。M-1でマヂラブだと、どうしても「えみちゃーん」のくだりが浮かぶので、その「身から出た錆」という意味も込めて。
(いやあ結果的に優勝してよかったし、今のコンビ2人の立ち位置が当初思ってたのとは違ってなんとなく実にいい)


第17回 錦鯉

「オールがぁ!」錦鯉、最後岸に上がる魚
(おーるがぁ! にしきごい、さいご きしに あがるうお)

<補足>
シンプルに「岸に」で終わってもよかったけど、もう少し状況説明できる単語を入れたいなと繋げたら、さらに池で泳いでいる魚(の老いた姿)のイメージにつながったので採用。最初のセリフも、実に長谷川っぽさがでてるかなーと(うるせーよ!)

第18回 ウエストランド

友動かした、井口。街食い、…確か河本
(とも うごかした いぐち、まちぐい たしか こうもと)

<補足>
「ん、タイタン?」というカロリー0回文も浮かんだけど(笑)、太田社長に申し訳ないので、色々考える。井口と河本って同級生コンビだったよなーと思い出し、前半部は超美しく。一方で、後半はまさに足を引っ張る河本っぽさも出て、実にウエストランドらしさが出た文かなーと。

第19回 令和ロマン

泣いたケムリよ、丸くなるな。くるまよりむけたいな
(ないたけむりよ、まるくなるな。くるまより むけたいな)

<補足>
最後の「むけたい」については、何か方向性を「向く」と捉えても、あるいは「一皮剝けろ」的なメッセージ(芸事でも、あるいは下ネタでも)と捉えても、そこは解釈の自由かなーと思いつつ。


終わりに

いやあ、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

やってみてわかったこと。
・回文づくりは、楽しい!
・うまいことドラマ性が加味されると、最高!!
・ただシリーズものは、疲れる
(10~20くらいがちょうどいいライン。そこでいうと、現状のM-1チャンピオンという数は色々妥当であった)
・ただ全部を推敲するよりは、これくらいの玉石混交あったほうが、楽しいかもしれない
(え、もっといいのを思いついたって!? ぜひコメント欄でおしえてくださいな)

というわけで、今年12月に新チャンピオンが誕生したら、またやってみるかもしれません(笑)。

ではでは、また!!


おまけ(文字単位の回文)

「CMのあとで!」とあのMC

(おしまい)


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