2,000社以上に提案。営業出身の社長である僕が出会ったすごい営業マンの共通点
明けましておめでとうございます。
TOP画は無料素材ですが、素材のタイトルが「その赤いカートンのやつください」だったので、なんか気に入って選んだだけです。すぎゆうです。
記念すべき2020年のベストベンチャー100に選出されて嬉しいので、久しぶりに重い腰を上げて書くこととしました。←
今回は社会人最初の5年ほどでざっくり2,000~3,000案件に提案してき、この数年はあらゆる領域において提案いただくことが多い僕の経験からすごいなと思った営業マンの共通点を取り上げていこうと思います。
後半では自分が何点かわかるような☑項目を作ってみました。勝手に書いているだけなので悪しからず。
細かいスキルなどの話は今回は触れすぎないようにします。
それでは久しぶりなのでゆるゆると書いていきますがご勘弁を。
前提として共通している点
まずは前提としてこれを外している人はいないな、という点から。
これは意外かもしれませんが、本当にすごい営業マンほど働いている時間が短いです。
理由は以下かなと思っています。
【1】人が1時間かかる仕事を5~10分で完遂させるような速さ
【2】本当に必要な仕事とそうでない仕事を見極めたり仕事の優先順位を適正につける能力が高い
もうちょっと伝わりやすいようにサッカーを例えに挙げながら書いていきます。
そもそも仕事とタスクというのは別物だと思っています。
タスクというのは「やり方」が分かれば誰にでもできる作業ベースまで落とし込まれているもの(ドリブルetc…)で、仕事は成果を上げること(得点すること)。
サッカーでもストライカーだけではチームが成り立たないですよね。仕事も同じでどちらが良い、悪いは一切なくて何が言いたいかというと、”仕事(得点)をするためにタスク(ドリブル)が発生する”ということです。
そしてタスクのためのタスクがあり、そのタスクのためのタスクがあり、得点するためにドリブルを覚え、ドリブルをするためにパスを受けられるようになり、、、、と分解していくと終わりがないくらいになる仕事もあると思います。
なので常日頃から仕事を意識し思考して実行している、つまり仕事に慣れている人はタスクを決めることまでが早いのです。
常日頃から得点することを意識して考えて練習しているからこそ同じサッカーをやっていてもすごい人(プロサッカー選手)と、サッカー経験者やサッカー好きとでは、パスを出す場合はいつどこにパスを出すのかを決めるまでにかかる時間が全く異なるというようなイメージです。
もはや、考えなくても直感的にタスクまでの道筋が浮かぶので止まる時間がない。
要するに「いつ何をすれば良いのか」を導き出すのに時間がかからないわけです。
【2】また、すごい営業マンほど仕事(僕が言うにはタスク)が増えるというのはよく言われていますし、よく目にすると思うんですが、それでも働いている時間は短いです。
それは、タスクの優先順位を付ける能力が高いからです。
さっきの話で言うところの自分の足元にボールがある時にシュートを打つのか、ドリブルで進むのかパスをするのかを判断する精度と速さです。
今回は上記を前提とするので、スキル面の話はある前提でスキルや知識は身につけている段階の人の中でもすごい人の共通点を挙げていきます。
なので「リソースが、、、」と思ってしまう段階の場合は、まず前提の部分を身につけることを推奨します。
自己利益の優先度が異常に低い
前述の前提を踏まえて、本題です。
すごいと思った営業マンたちに共通していることは、相手のためになることを自己利益よりも優先順位高くやっている。
もちろん、自己利益(ここで言うならば例えば営業成績)がなくて良い訳ないので、そう見えるような動きをとっているというような感覚の方が近いと思います。
これはすごい営業マンに限らないかもしれませんが、してもらう側がどうしてなのかわからないくらいに何かをしてくれたり提供してくれたりします。
そして見返りを求めませんし、求めてるように感じさせません。
すごい営業マンがアタックするのはやはり決裁者ですから相手も仕事ができる人であることが多いです。
そういう人ほど見返りなくして何かをもらうと何か返したい、返さないと、、となるわけです。
もちろん、自分だけが一方的にしてもらうことに慣れている人や利己的な人も居るので全員が全員ではありませんが、言い換えると利己的でない何か返したい、返さないと、となるような人と多くつながっています。
そしてその輪を自分のコミュニティとして繋げていき大きくしています。
すると、その営業マンをコアとしてそれぞれが自分だけの力では到底できないことを実現しやすくなる繋がりを得られている、というような状況が生み出されていきます。
ここまで来ると”営業をする”というアクション自体が必要ない状態に限りなく近づき、結果的に自己利益を手に入れているわけです。
多くの人がこういった状況を生み出しているなぁと今まで感じてきました。
人やチームを大切にしている
営業マンというのは、どこまでいっても営業をする役割です。
つまり売上や粗利などの数字目標を達成することが仕事です。
ただ、会社の中で発生しているタスクの殆どのことは実は出来ないことなのです。
ここで重要になってくることが、仕事はチームでやっているということです。
こういうことを言うと、初回接触から受注までその後の対応も請求書の発行も全て自分で一気通貫してやっているので、別に一人でもやれるというような方もいます。
お母さんのお腹の中からやり直すことをおすすめしたい。
働くにはどんな条件下でも事務的なものが発生します。例えば社会保険や給与計算、全て事務の方がやってくれています。
そのサービスや製品を考えた人、作った人、マーケティングした人、デザインした人、、挙げればキリがありませんが、一つ一つの仕事には基本的に多くの人が関わっています。
すごい人はこの点を重々理解しているので、チームや人を大切にするのです。
文句や陰口や人の評判が下がるような発言がよく出てくる人ですごい仕事をしている営業マンとは出会ったことがないです。
だから、社内でも社外でも優先してもらえるような状況を作り出せているのだと思います。
反射的なトークの質が高い
トークスキルが高いというのは、まあ前提に含まれるので割愛しますが、その上で何か議題や質問、懸念事項、などが出てきた際に反応する速さと解決策が出てくる速度が著しく早い。
先天的な場合もありますが、ほとんどの場合が後天的なものだと思います。
ただ、この点が欠如している人もいない印象です。
そして、今まで挙げてきた部分を相手に対して発揮することができるような関係値になるために必須なものだと思います。
要は、また会う理由、仕事をお願いする理由、相談する理由、を明確に相手に与えることができるからじゃないでしょうか。
結局すごい営業マンになるために今日からどうなれば良いのか
みなさんは以下の☑項目の何個が既に出来ていますか?
1項目20点の100点満点です。
☑1
逼迫する量のタスクを3ヶ月~6ヶ月継続的に集めて対応力を身につけた経験がある
☑2
1週間に一度、1ヶ月に一度で良いので提案中または全く提案もしていないし今後提案することもないであろう人に対して自己利益関係なしで何か出来ることをし続けている
☑3
社内外、仕事内外問わずで毎日誰か1人の1つで良いので良いところや尊敬するところを本人や本人以外に伝えている
☑4
毎日社内や家庭内や友人内の誰か1人にでも良いので感謝の気持ちを伝えている
☑5
毎日1つで良いので何かをインプットし、インプットした内容をそのままで良いので誰かにアウトプットしている。もしくはインプットした内容に対しての自分の考えを誰かにアウトプットしている
最後に
久しぶりに書いたので息切れしました。
今回書いたことはスキル的なことではなく(スキルはやればつくので)、一般的には分かっているよって内容のものです。
ただ、綺麗事だとせずに継続してこういったことが出来ている人が結局はすごい人になっていると思います。
沢山仕事をしている(ように見えるorタスクをしている)人が偉いというような雰囲気ってどうしても出やすいと思いますが、より少ない労力でより大きな成果を上げる方が良いに決まっています。
それが出来ない人の比率が高いことで妬まれたり文句を言われたり陰口を言われることもあると思いますが、言われている人たちがすごいから言われているのです。
むしろ言われてないのであれば、対等に思われていないか、相手にされていないか、興味さえ持たれていないか、、それこそが危険信号かもしれません。
もっと楽してもっと大きな成果の出る仕事を。重要で大きな得点をしていけるようにすぎゆうもすごい人からどんどん学んでいこうと思います。
僕は営業を受けることでインプットが自動的に出来たり普段触れないような情報に触れる機会になるので、1回目の営業は基本的にお断りというスタンスではないのでお気軽にTwitterのDMでもいただければと思います。
反対に言えば、営業するにあたっては必ずしも見込みになる時間は提供できないかもしれないのでご了承ください・・(笑)
今回の話はあくまで僕の経験の中でのことです。ただ、これができればすごい営業マンに近づくことができるのは間違いないのだろうなと思います。
世界中で働く営業マンたちにBIGリスペクト。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
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