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感染症(一部修正)2003/8/4

感染症が成立するための条件が3つあります。

① 感染源
② 感染ルート
③ 宿主

この3つが揃った時に、感染が成立します。
①の感染源とは、病原体のこと。
②の感染ルートは、いわゆる感染経路ですよね。
③の宿主は、寄生虫や細菌類が寄生、共生する相手です。

これが原因で、臨床症状が現れた場合、感染症と呼びます。

一般的な風邪で言えば、感染源の90%がウイルスと言われていますので、
①ウイルスに感染しているヒトが、②鼻の分泌物(例えば、鼻水をすすって人差し指で擦ったりしますよね)がついた手で、ドアノブを触って、その鼻の分泌物がついているドアノブを③子供が触って、その手で眼をかいたり、口の中に手を入れたりすると、ウイルスが、体内に入って感染すると行った流れになります。
(イメージしてね)

なので、医療者は標準予防策といって、
感染対策の基本として、すべての血液、体液、分泌物(喀痰等)、嘔吐物、
排泄物、創傷皮膚、粘膜等は感染源となり、感染する危険性があるものとし
て取り扱うという考え方を徹底するんですね。

でも、野外にあっては、
「手洗い」と「消毒」、そして「人混みを避ける」がイチオシの感染対策ですよね。(当然室内でも)

そして、万が一ウイルスが体に入ってきたとしても、免疫がしっかり働いていれば、ウイルスに打ち勝つことができます。
でも、ウイルスに、免疫が負けてしまうと、感染症が起こります。

じゃぁ、免疫とは何なのか?
ウイルスに負けない体作りとは何をすればいいのか?

次回に続きます。


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