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今日で無くなった集金作業。本格的にキャッシュレス化へ傾け、建築業界。岡崎市のオーダーメイド家具屋 杉田木工所。

毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。

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杉田木工所 代表 杉田 光正 プロフィール


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2023年05月25日(木曜日)
本日は、杉田木工所noteにて
blogをお送りいたします。

【周回おくれの業界】

本日は、25日であります。
杉田木工所の業種は、製造業ということになってます。

しかしながら、オーダーメイド家具の取付・納品先と
なりますと、新築住宅、新築店舗、リフォーム物件など

建築・建設業界にも所属しているような立ち位置です。

この建築業界、経理、支払に関する作業のIT化が
他の業種に比べて、3周ぐらいは周回遅れをとっている。

家具屋 杉田の個人的な感想ですが、そう見えますし
そう思います。

本日、同業他社の先輩の会社の支払日でありました。
出来高月毎月20日〆切。出来高月翌月25日支払。

杉田木工所の数ある取引先様の中で、かなり上位に来る「掛け売り」の
ルーティンであります。

掛売りとは、企業間取引で行われる後払いシステムで、販売した商品やサービスの代金を支払期日にまとめて取引先から回収する仕組みのことを指します。
商品やサービスを販売した時点では代金を回収せずに、契約書で定められた締め日までの取引をまとめて、支払期日までに支払ってもらうのが基本的な掛売りの流れです。

自由になれる、決済 NP掛け払いのページより。

いつものように、杉田木工所発行の「領収証」を
先輩の会社名で作成。
A4の紙上下に切り分かれて、A5・2枚に分かれる。

お取引先様に渡す「原本
もう1枚が杉田木工所に残して保管する「控え

いつもの予定行動。
集金カバンに入れて、岡崎信用金庫さんの通帳を持参。

集金帰りに、信用金庫さんに寄って
頂いた小切手を口座に入金。いつもの予定行動です。

しかし、今日はというより今日から変化しました。

朝、先輩の会社からお電話を頂きまして
「今日から、支払方法を振込にするから
  会社に来なくてよいから。」
そう言われました。

昨年2022年11月から、
銀行業界が運営してきた「手形交換所」。
が電子化されて、紙ベースの小切手・約束手形も

あと2年ほどで「廃止」。「でんさいネット」という
電子で支払の振出から受領までを一括に行う
デジタル作業へ移行。

どうも、先輩の会社も金融機関から
ご指導があったらしく、小切手支払から
振込作業へと変更に至った感じでありました。


小 切 手

↓値上がってしまった小切手帳・手形帳


【本日を以って集金作業が無くなりました】

20年ほど前。
当時、少しだけでしたが、オーダーメイド家具の
お仕事を頂いていた建築設計事務所がありました。

お仕事を頂けば、業界特有の「掛け売り」で
小切手をもらいに、本社応接室まで毎回伺っていました。

とある時、家具屋 杉田ではない業者の方が
おそらく、代表取締役に支払方法を振込にして欲しい。

というような要請をした方がおられたのだと思います。

代表取締役は、烈火のごとくお怒りになられて
家具屋 杉田が言い出した支払方法の要請ではないのに

「なんで、おまえらのために、
  俺が支払の手続きを取らなきゃいけないんだ。」
         ふざけるな!っと

怒鳴られたのを覚えております。
代表のお好みの支払方法に従いますので
今後もそれでお願いします。と家具屋 杉田が

頭を下げたのを覚えております。

あれから、20年経ちました。

本日、杉田木工所から、BtoBにおける集金作業。
というのが、すべて無くなりました。

感慨深いです。個人的に。ほんとに。

金融機関口座への振込支払作業は、
お金を支払う側が手続きするために、
支払側が動かないと決済が完了しません。

我々、協力会社側は、請求書を作成して
郵便切手を貼った封筒で郵送してしまえば
あとは、何も作業がありません。

この一連の流れと結果が
20年前の社長さんたちは、気に入らなかったのでしょう。
きっと。

時代は、変わりました。いや、
変わりつつあります。

周回遅れの建築業界にも
デジタル化、IT化の波がようやくやってきました。

もう振込してください。とお伝えして怒る
代表取締役のいる会社は無くなりました。

不思議なものです。なにが人の考えや気持ち。
商習慣によって変化するのか。
実に不思議です。
あれだけ怒っていたのに。

世代も変わりましたからね。20年経てば。

楽です。ほんとに。
金融機関に足を運ばなくて良いのですから。

この教訓は
今後、すべての業界にも言える事なのかもしれません。

その会社がそのやり方を引っ張っている業界の会社なら別ですが。

真似して、定着するのに、20年かかる。
というひとつの事例です。
あくまで、家具屋 杉田の個人的な感想です。

全部に当てはまるのかはわかりません。

ただ、今日は、家具屋 杉田にとって
とても感慨深い日だったので

ここまで書いてみました。

世の中、しがらみの中で
無駄とわかっていたり、もっと楽に早くなる
やり方が出て来ても

定着するのに時間がかかる。というなんとも
やるせない商習慣の愚かな一面であります。

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