見出し画像

"見積金額が高い。"の前に、家具設計と化粧板のグレードに高くなる要因がありませんか。岡崎市のオーダーメイド家具屋 杉田木工所。


毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。



最近はじまりました"アイカ工業"さんのテレビCM。

■『知らなかったやるじゃナイカ』篇 (15秒)


■『使⽤事例もいいじゃナイカ』篇 (15秒)


【杉田木工所 ホームページ】

【杉田木工所 ホームページ】



【杉田木工所 LINE公式アカウント】

【杉田木工所 LINE公式アカウント】


【杉田木工所 代表 杉田 光正 プロフィール】

【杉田木工所 LINE公式アカウント】



■『変幻自在がいいんじゃナイカ』篇 (30秒) 

※弊社ショールームや展示会会場などで放映予定。


2024年05月07日(火曜日)
本日は、杉田木工所noteより
blogを発信いたします。

先日、民間宿泊施設の
受付カウンターとその横に据える
オープンタイプの収納棚の見積依頼がございました。

杉田木工所をご選択頂き
ありがとうございます。

その見積なんですけど、
我々、建築屋さんや設計士の先生方から
お仕事。オーダーメイド家具や店舗用の什器の

製作依頼を発注。発注前に見積金額を出すわけなんですけど
「安い。」と言われることはありません。
オーダーメイド家具屋が通常より安めで見積もっても

「高い。」と言われるのが我々オーダーメイド家具屋の
見積金額なのです。宿命みたいなものですよ。

それで、
今回の見積金額を作成するにあたり
ちょっと思った事を書いてみることにしました。


要りますでしょうか ? 750㍉の奥行き。

受付カウンターには、奥行き750㍉の
"ドリンクディスペンサー"
というフリードリンクの設定がある
レストランでよく置いてある
コーラやメロンソーダ、烏龍茶などの

飲み物をお客様が自由に飲むことの出来る
機械をカウンターに乗せて「ウェルカムドリンク」を
されるのだと思います。

ドリンクディスペンサー

そのドリンクディスペンサーという機械の
奥行きが750㍉。
なので、カウンターの奥行も750㍉。

その横に据えるオープンタイプの収納家具も
カウンターに合わせて、750㍉の奥行の設定で
見積もって欲しいとのことでありました。

オープンタイプの収納家具というか
オープンタイプの収納什器なんですけど
奥行き750㍉。というサイズの根拠が見えないのですよ。

レンタルのシャンプーや、
アメニティグッズ、ドライヤーなどの
小型家電を収納什器の棚板に配置して

お客様にセルフでお持ち頂くスタイルを提供する
そうです。

家具屋 杉田の経験則ですがアメニティグッズや
小型家電を収納什器に収めても、奥行き750㍉が
必要とは思えないのですよ。

もう少し、奥行きを縮めても良いのではないでしょうか。
例えば、奥行き750㍉を奥行き600㍉にする。

となりのカウンターより150㍉下がりますが、
使い勝手や見た目に違和感はないと思います。

奥行きを750㍉から600㍉に変更することで
4×8サイズしか設定のないメラミン化粧板を
ご選択されても、メラミン化粧板の横巾が約1,200㍉

なので、600㍉の奥行に変更すれば、4×8サイズの
メラミン化粧板で2枚分の化粧材が取れることになります。

奥行き750㍉では、4×8サイズで
1枚しか化粧材が取れない。

H(高さ)1,500㍉×W(巾)500㍉×D(奥行)750㍉の
オープンタイプの収納什器を製作するのに、
4×8サイズのメラミン化粧板が7枚必要です。

これを

H(高さ)1,500㍉×W(巾)500㍉×D(奥行)600㍉
オープンタイプの収納什器を製作するに変更すれば
メラミン化粧板の必要枚数は、4枚で済みます。

3枚分化粧板を減らすことが出来ます。

従いまして、メラミン化粧板の仕入れ額も減りますので
見積金額も下がるわけです。

メラミン化粧板の

規格サイズや設定を知らないまま設計されている。

建物を建てるのに、たくさんの商材や建築材が
必要です。
設備工事・電気工事と専門知識も必要です。

設計をされる方は、
これらの知識に広く浅く知っておく必要があるのだろうと
思います。

だから、オーダーメイド家具や店舗用什器の
化粧板の詳細まで知らないのは仕方のないことかもしれません。

しかしながら、
無駄になる面積の部分が最小限に
抑えることが出来るサイズや化粧板のグレードがあるのに

それらを考慮せずに、
大体の感じや見た目に基準を置いて
見積金額を作成。

同業数社で相見積もりを開始。

見積金額も無駄に高くなりますし
化粧板の取り都合もよくありません。

それなら
設計の段階から、オーダーメイド家具や店舗用什器の
製作をしている職人の"現場力"を
組み入れながら、設計されては如何でしょうか。と

問いかけたくなる。

杉田木工所

家具屋 杉田からのご提案

家具の設計後でもよいと思いますので
家具屋からのアドバイスに耳を傾けて頂ければと
存じます。

どうしても、必要なサイズなら、
そのサイズで見積り、製作受注になりますが
考慮の削りしろがある。
金額も、もう少し下げれる。

と思うところがあるのに
そのサイズのままで相見積もりとは、
これ如何に。

既製品でちょうど良いのが
ないから、オーダーメイド家具や店舗用什器で
製作するわけで。

什器の見積金額が既製品に比べて
ベースとして高くなるのは、仕方ありませんが
コストダウンのニッチどころがあるのに
それを拾わずして
価格競争させるのは

もったいないと思います。

それでも、
何も変わらず
相見積もりで価格競争。
「お値打ち」を提示した家具屋が
受注することになるのでしょうけど。

わりとこんなことの繰り返しです。

なんか、報われませんよね。
建築工事の全体の5%以下の工事
「雑工事」に入れられることの多い
「家具工事」は。

それでも、あきらめず
明日を信じて、家具道を
突き進むのみです。


次回予告。


次回、
もともと所有しておられた
集成材で出来ていますテーブル。
このテーブル脚4本を伸ばして欲しいと
依頼されて施工した事例を
ご紹介したいと思います。

次回予告。


杉田木工所 LINE公式アカウント


【杉田木工所へのお問い合わせ先】

【みなさまからのこえのまどぐち】
みなさまからの木・家具・収納・カウンター等の
ご相談を承っております。
お電話をする事に、お気持ち的に躊躇い(とまどい)のプレーキが、掛かってしまう方は、メールやファックスでも良いですよ。
杉田木工所のメールとファックスは365日24時間営業をしております。
杉田木工所noteへの意見・苦情等でも構いません。
お問い合わせ内容をお手紙にしたためていただいて、送ってください。

【杉田木工所】電話 0564-52-3279
お電話でのお問い合わせは
月曜日~土曜日 8:00~18:00とさせて頂いてます。


FAX 0564-52-3307
メール sugita-mokkoujo@ac.auone-net.jp

最近はメールでのお問い合わせがほとんどです。
メールは24時間営業で受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
杉田木工所LINE公式アカウントからも24時間営業で
お問い合わせお待ちしております。
ID: @803myxbb

杉田木工所への窓口案内。
「叩けよさらば開かれん」



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?