thatの用法

thatの用法が自分の中でもややこしいから、自分用にまとめてみただけ。

①代名詞
I) あれ(独立用法)
 ex. That is my pen.
  あれは私のペンです。
 =あれワイのペンやで。
II) あの(形容詞的用法)
 ex. That car is mine.
  あの車は私のものです。
 →あの車は私のだ。
 =あの車、オレの。

②副詞(そんなに)
…such, soっぽい意味合い
 ex. I didn’t think he was that tall.
  私は彼がそれほど背が高いとは思いませんでした。
 →彼がそんなに背が高いとは思いませんでした。
 →あいつそんなに背高いとは思わんかったわ

③関係代名詞主格・目的格
省略。

④名詞節を導く接続詞
I)「~ということ」
…95%くらいの確率で略される。
  ex. I think (that) you are right.
  私はあなたが正しいということを思います。
 →あなたが正しいと思います。
 =お前さんは正しいと思うで
II)同格のthat「~という○○」
…使える名詞は限られている。(fact, hope, idea, reason, suggestionなど) 
 ex. I didn’t know the fact that he owns a car. 
  私は彼が一台の車を所有しているという事実を知らなかった。
 →彼が車を持っているということを知らなかった。
 =あいつが車持っとるなんて知らんかったわ

⑤副詞節を導く接続詞
→https://ameblo.jp/tomita-staff/entry-11771446448.html
 「3つの意味」と書かれていますが、1を・の前後で区別するなら2つの意味があることとなり、2も目的と結果を区別して2つの意味と捉えれば、3をあわせて計5種類の意味がある、と捉えられます。
 なお、2の2つ目の例文は普段なら「, so I was very...」と書かれるものです。
あれはsoが接続詞に見えているのですが、実はthatが略されているんですね。
 また、3の説明文中に「とても…なので〜」と訳すな、と書いてありますが、むしろそう訳すべきです。主節が否定文の場合(3(2)の例文などがそうですね)や、that節が程度の大きさを表す比喩表現のときだけ、「〜なほど…」と訳せばいいです。

⑥It is ... that ~の強調構文
…このthatは品詞的説明が困難。
ex. It was to him that she waved, not to you.
  彼女が手を振ったのは彼にでした、君にではなくて。
 →彼女が手を振った相手は、君ではなく彼でしたよ。
 =あの子のさよならはあいつに向けられたものさ、君へのメッセージじゃない。

*同じ見た目だけど強調構文ではないパターンがいくつもあります。
 とりあえず2つ示します。

[A] ④I)の応用形:Itが仮主語でthatが真主語
ex. It is surprising that you won the race.
  君がレースに勝ったということは驚きです。
 →君がレースに勝ったとは驚きだ。
 =いやぁびっくりだよ、まさか君がレースに勝つなんてねぇ

[B] 漠然とした主語のit(時間,天候,明るさ等の表現時に使う) + ⑤3)so...that~
ex. It is so dark that I cannot recognize where I am.
  とても暗いので私はどこに私がいるのか認識できません。
 →とても暗いので自分がどこにいるのかわかりません。
 =暗すぎて自分が今どこにおるんかもわからへん。

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