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GHK AKMSUの木製ハンドガードを染めてみた。

こんにちは。

GHKのAKMSUの木製ハンドガードを自分好みの色に染めてみたいと思います。

GHKのGBBシリーズはクオリティがすごく高く、実物と見間違うほどのリアルさ。当然ストックやハンドガードは木製で仕上げも綺麗なのですが、小綺麗なのはどうもAKっぽく無いというか、いくつもの戦場を渡り歩いてきた百戦錬磨なイメージに欠けます。
私にも、箱出しでニスがテカテカなところに傷を付けて「これぞAK!」なぞと喜んでいた時期がありました。でも世界各地の紛争地帯で戦っているAKを見ているうちにコレジャナイ感が沸々と込み上げてきたんですね。

さて、前置きが長くなりましたが、今日はAKの木製パーツのウェザリング、またはヴィンテージ加工、あるいはバトルダメージ加工に挑戦したいと思います。

用意するのはこちら。
【塗料系】
ワトコオイル(ドリフトウッド、エボニー)
ヴィンテージワックス(エボニーブラック)
【作業用品】
紙やすり(80〜400番まで各種)
ステンレスたわし
ウェス(布、ペーパー)

まず最初にBeforeの状態がこれ。
これはこれで美しいんですけど、なんなら高級感さえ醸し出してしまってます。AKMSUの由来は諸説ありますが、カイバル峠で生まれたという説を信じれば、岩に削られ土埃にまみれた小汚さがあっていいはず。

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というわけで私好みの色に染めてやります。
まずは表面のニスを全部ひん剥きます。

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GHKの木製パーツは仕上げがよくてかなり表面が分厚いため#240程度の紙やすりでは歯が立ちません。ハンドガードひとつすっぴんにするだけで日が暮れてしまいます。
なので最初は#80くらいの粗目で一気にこそぎ落としましょう。そこから番手を上げるかどうかはお好みで。私は最終的に#400である程度表面を均してからオイル塗布に移りました。

すっぴんになったところでいきなりオイルを塗ってもいいのですが、私が欲しいのはいくつもの戦場で使い込まれてきたAKなので、少し傷を入れていきます。

問題はどうやって傷を入れるか?ですが、ぶっちゃけ何でもいいです。ドライバーで突き刺そうが、ナイフで斬りつけようが、AKは何でも受け入れてくれます。
大事なのは、その銃がどんな使われ方をしたかのイメージを持って傷を入れることだと思います。
私はブロック塀に擦り付けた後、砂利の上を引き摺り回してガリガリと傷を入れました。

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お分かりいただけるだろうか……
写真中央、サムホールの上をご覧いただきたい。大きく抉れた傷が入っている。
岩場の戦闘中に転倒したとでも言うのだろうか……

すっぴんの状態だと正直よく分かりませんが、染めた時にいい味になります。

泥や削りカスを十分に落としたらいよいよオイル塗布作業に入ります。

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何も考えずにひたすら刷毛で塗りたくります。
後で拭くので塗りムラは気にせず、とにかくびたびたにします。仮にムラがあってもそれも味になります。AKは何でも受け入れてくれるのです。

んで30分ほど放置したら一度拭き上げて2度目の塗りに入ります。
最初はドリフトウッドのみで塗ったものの、少し色づきが薄かったので、エボニーを混ぜて黒っぽさを足しました。
今回の塗りでは、塗布後間を置かずにウェット研磨を行います。濡れた状態で#400程度の紙やすりをかけることで細かい傷や木目にもオイルが染み込むようになるのです。

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再び30分ほど放置したらウエスで余計なオイルを拭き取り、24時間寝かせます。

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こんな感じの色味になりました。
アッパーのほうは材質が違うのか若干質感が違ってます。AKMでもそうだったので、こういうものなんだと思います。

これで完了としてもいいのですが、表面がカサついているのでワックスで仕上げます。
今回使ったのはヴィンテージ加工用の着色ワックス。外国モノだとブライワックスなんかが有名です。
ステンレスたわしを使って擦り込んでいきます。ウエスを使っても構いません。

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光沢が出て深みが増したような気がします。

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ウエスでよく拭き上げたら完成。
早速組み上げてみます。

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どうです、かなり使い込んだ感が出たでしょう?
傷を入れた部分にオイルが染み込んでいい味を出してますよね。古傷っぽさを出すには黒の濃いオイルを使うが吉です。ドリフトウッドだけだと白っぽくなってしまって傷が目立ちません。

最後におまけのAKMも。
こちらはエボニーだけで染めてます。

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