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ローカルショップ小話-1

東京で通っている理容室のお話を。

昨年4月に上京した際、どこで調髪するか迷った。新しい土地で美容室、理容室を探すのはいつも苦労する。
そんな時、アパートから徒歩10秒のところに理容室を発見した。
さっそく、土曜日朝8:30からの予約を取ってみる。

メニューは一つだけで、カット・シャンプー・顔剃り・店長の肩揉み&マッサージチェアのフルコース。
45分のコースを堪能した後、頭も肩も軽くなり何故か達成感さえ覚えた。家に帰ってから何回も刈り上げた部分をさすった。ひゅう。
それから毎月1回、土曜日朝8:30には調髪へ行くのがルーティンになっている。

この理容室の好きなところはいくつかあるが、店長さんと音楽の趣味が合うのが一番気に入っている。
ある時「両親の影響で80〜90年代の邦楽をよく聴いています。山下達郎、松原みき、竹内まりや辺りが好きですね。」と店長さんにもらしたことがある。
後日お店に行くと「これ、僕のおすすめ。」とだけ言われてA4用紙2枚を渡された。そこには店長セレクトのシティポップがびっしり。
バーバープレイリスト恐るべし。
1980〜90年代の空気を直接肌で感じた人の興奮が、懐かしさがそのプレイリストからビリビリと伝わってきた、、

あと好きなところを挙げると、店内でラジオ(決まってニッポン放送)が流れているところ、来店すると店長とその親父さん2人がそろって笑顔でペコリと迎えてくれるところetc...
とにかくこの理容室はできる限り続いて欲しいと切に思う。

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1枚目はフィルムカメラを買ったので撮らせてもらったもの。
2枚目は道具置き場を撮らせてもらったもの。職人が使い込んだ道具を見るのとても好きです。ハサミや櫛が使う人の手の形に合わせて少しずつ擦り減って馴染んでいった点とか、、(恍惚)
何十年も髪を切っていって、その人だけが使いやすい道具だけを集めた洗練された宝箱って感じ、、
(掲載許可は貰っています。LINEも交換しましたマブ🤝)

最後にこの理容室の紹介文をHPから引用。
「昔ながらのバリバリの床屋です。」
以上。
やられた。

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