罠型蟲惑魔のキルルートについて
こんにちは、自称蟲惑魔使いのSUGINAMIです。
蟲惑魔デッキを使っていて「キル力低いなぁ」と感じたことのある人はいないでしょうか。もしそういった方がおられるなら、その印象は変えられるかもしれません。というわけで今回は罠型蟲惑魔のキルルートについて書きたいと思います。
本記事ではある1つのキルパターンについて述べていきます。予め断っておきますが『後攻でのワンショットキル』ではなく『先攻をとった後、返しの自分ターンでのワンショットキル』です。蟲惑魔なのである意味当然かもですが。
一応後攻をとって相手ターンを凌いだ後の自分ターンでも使えなくはないので、『先攻でなければ使えない』ということはないのでそこはご安心ください。
ホープ・ダブルを入れて1万打点で殴っても良いのですが、それだと話が5秒で終わるのでそれはまた別の機会にでも。
●実際のキルルート
今回紹介するキル方法は、
『ヴァレソ+アロメルス=3000×2+2200=8200打点』
です。
この盤面について掘り下げていきます。
●キルルートの必要条件
まず、この盤面の達成に必要な条件として『蟲惑魔×5体』が挙げられます。
~手順~
メルスをxyz→ef墓地の蟲惑魔をss→メルス以外の4体でヴァレソls
簡単ですね。
では次に『蟲惑魔×5体』にするために必要な条件ですが、この盤面には『セラ+通常罠2枚』が必要となります(通常罠は発動可能なもの)。
~手順~
(相手ターン)罠1枚使ってセラef トリオン(又はランカorティオ)ss ef使用 セラef 絶縁セット→(自分ターン)罠2枚目使ってセラef カズーラss→前ターンに出した蟲惑魔で2体目のセラls 絶縁発動 カズーラef ティオサーチ→ティオns 墓地の蟲惑魔ss
これで『蟲惑魔×5体』が達成されました。絶縁で多くの場合相手場が空っぽなので、そのままヴァレソとメルスでキルできます。このように、蟲惑魔に不特定の罠が2枚揃えば返しのターンにはキルを狙っていけるのです(2枚とは書きましたが要は2回セラを起動できればよいので、トラトリ1枚とかでも良いです)。
●このルートの強みについて
1つ目に『消費スロットの少なさ』が挙げられます。
EXにヴァレソ、メインに絶縁を挿すだけです。メルスやセラは普通にEXに積んでいることが前提ですが、蟲惑魔を愛してる人なら当然積んでますよね。ゴミの絶縁が素引きに対応している点もギリギリ評価できるかもです。
2つ目に『相手盤面に依存しない点』。
ホープのように棒立ちモンスターを必要としません。いつでも狙えます。相手盤面はどうであれ絶縁で空っぽにします。逆に言えばこの動きでキルを狙う場合は、絶縁で盤面をリセットできるよう相手ターンで調整すべきとも言えるでしょう。
3つ目に『相手盤面を除去した後にキルできる点』。
・(相手ターン)トリオンss
・(自分ターン)ティオns トリオンss
・メルスef トリオンss
・ヴァレソ前 フェニックスls
という動きを挟むことで、かなり自然な流れで相手の魔法・罠を4枚まで剥がしつつキルに繋げられます。攻撃反応系なんて怖くありません。
妨害を踏むポイントが展開の序盤にあることで、キルしきれない場合は早々に別の動きに切り替えることもできます。
●初動の条件について
最終的に『ヴァレソ+メルス』にするのが目的のため、初動に『セラ+罠2枚』が必須というわけではありません。
例えば、ランカでティオをサーチしてセラを出している場合や、相手墓地に地属性が落ちている場合は、少し緩い条件で『ヴァレソ+メルス』を揃えられます。
~手順1~
(自分ターン)ランカns ティオサーチ→セラls→(相手ターン)罠発動 セラef 蟲惑魔ss ef 絶縁セット→(自分ターン)セラls 絶縁発動 セラef 蟲惑魔ss→ティオns 墓地の蟲惑魔ss
~手順2~
(自分ターン)同上→(相手ターン)罠発動 セラef 蟲惑魔ss ef 墓穴ホールセット→(自分ターン)罠2枚目発動 セラef アトラss→ティオns 墓地のランカss セラef 絶縁セット→ランカef 絶縁手札へ→アトラ以外の蟲惑魔でセラをls 手札から絶縁発動
手順1では初動が『ランカ+罠1枚』となり、必要な通常罠が1枚減っています。
手順2は初動枚数は減っていませんが、相手ターンに墓穴ホールをセットしており、手札誘発を1枚シャットアウトできるのでキルの成功率が格段に上がります。
また、相手の墓地に地属性が落ちていればリンクアウスを経由することで『蟲惑魔×4体』から『ヴァレソ+メルス』にできるため、必要条件が更に緩くなります。
このように『セラ+罠2枚』というのはあくまで最低条件であり、条件次第で初動枚数は減り、プラスαで確実なキルを狙いに行くことができます。
かなり限定的ですが『トリオンの蟲惑魔×1枚』からキルを達成させることもできます。
~手順~
(自分ターン)トリオンns 狡猾サーチ→セラls→(相手ターン)狡猾発動 セラef ティオss 墓地の狡猾セット セラef 絶縁セット→(自分ターン)狡猾発動 セラef カズーラss以下略
流石にここまで綺麗に相手が止まってくれることはそうありませんが、『蟲惑魔×5体』を常に意識しておくことで、相手が手札事故などでもたついた瞬間にあっという間にキルできるようになります。
セラが倒されてしまったりでキルできない場合もあるでしょうが、数ターン凌いだ後でこの盤面を狙えることもあるでしょう。
凌いではキルを狙い、無理なら次のターンにまた狙い、それでも無理ならまた次のターンに狙う。これが蟲惑魔流のトライ&エラーです(誤用)。
特定のキルパターンが少ない蟲惑魔にとって、キルラインの線引きが容易にできるようになるのも個人的には強みかと思っています。
キーワードは『蟲惑魔×5体』です。これを超えられるか否かで動くか待つか決められるのが、今回のキルルートです。
●終わり
今回はヴァレソを用いたキルについて紹介しました。
蟲惑魔のキル方法として現在メジャーである(と思われる)ホープを用いたキルについてはあまり触れませんでしたが、これらのルートは共存可能なので両方デッキに採用するのも全然ありです。あちらは条件が整っていればティオ1枚からでもキルできるのが激強なので、盤面やデッキに応じて使い分けると良いかもしれません。
また、今回のキルルートは最初に述べたように【罠型蟲惑魔】のキルルートです。罠の比率を下げたデッキタイプでは安定度が低下するため、ホープ等他のキル方法をお勧めします。
あと、ここからは余談ですが、ヴァレソの代わりに《ミセス・レディエント》《ガガガザムライ》を用いてもキルできます。条件は同じく『蟲惑魔×5体』です。
~手順~
蟲惑魔2体でミセスls→蟲惑魔2体で侍xyz ef使用
これで、『ミセス+侍2回攻撃+蟲惑魔=1900+2400×2+1300=8000』となりキル可能です。
ヴァレソもホープも使いづらいカジュアル界隈でなら多少使いやすいかもしれません。いかがでしょうか。
ひとまず今回は以上です。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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