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2023年振り返り/2024年について


「湿度」をテーマに写真を撮り続けている
写真作家の杉水五大(スギミズゴダイ)と申します。
2023年を振り返りと2024年について
お話ししたいと思います。

【2023年の振り返り】

•「湿度」をテーマに作品を発表

X(旧:twitter)にて作品発表アカウントを本格始動

「湿度」をテーマにしたのも、あることがきっかけで、感情に呼応するかのごとく存在する「湿度」に魅了され、それを写真という形で捉え生涯をかけて撮り続けたいと動き出しました。

「湿度」-雪の鳥取砂丘-

それ以前は写真は撮ってSNSで発表したり、交流したりして、写真を趣味として楽しんでいましたが、本格的に写真を作品として発表したかったこと。また写真に対して向き合い方を変えて、より深く写真に精通したかったことが理由です。

•大型写真展「PORTRAIT BIWAK 」(ポトビバ)の設営

3週間にわたり約1700名が出展された最大規模の写真展

 2023年ポートレート界隈に激震が走りました。
東京渋谷ギャラリー•ルデコさんにおける突如発生した約一ヶ月のキャンセル。この穴を救う形で3周にわたって開催された大型写真展。ポートレート写真展での出展者の数としては最大規模といってていいほどの参加人数であった。
作品数も約2000点近い数でした。
 企画運営した株式会社munimuさんよりお声を頂き、3週に渡り設営を行っておりした。
 この少数精鋭のチームの一員として設営に関わらせて頂き、大変貴重な経験をすることができました。


•高橋伸哉氏の個展「impermanence 」の設営•スタッフ

高橋伸哉氏の個展ポスター


 こちらも会場の設営作業および会期中の接客と高橋伸哉氏の元、まさに飛躍し続ける伸哉さんを近くで見させてもらい大変学びあるとのとなりました。 また会期中に伸哉氏の記録写真を撮ることで見えてくる部分もありました。 私自身、最も尊敬する写真作家であり、私自身の作風にもかなり影響を与えている部分があります。この期間師である伸哉氏と伴走できたことは私にとっで多くの学びとなりました。 ここでは師である高橋伸哉氏については熱が入りすぎ本題とそれそうなので割愛させてください。ただただありがとうございます。

閉会後に運営メンバーにて記念写真

•ポートレートモデル山中夏歩氏の年間撮影スタート

山中夏歩氏が2024年4月に発表した
年間撮影依頼の募集。これに呼応して、申し込みました。
そして選ばれし10名の内の1人として
年間撮影がスタートしました。

「湿度」を表現すべく年間を通じて撮らさせてもらっています。

 これが私の中でも特に大きな出来事かもしれません。山中夏歩氏には2023年渋谷ヒカリエにて行われた写真展「テランセラ」を開催しやり遂げてしまう「ポートレート」というジャンルにとらわれず写真そのものに対する情熱や愛情を感じました。それを自ら形にしてしまうという人としての尊敬もありました。
 そんな夏歩氏が2023年4月に発表した年間撮影募集の際、ある言葉が添えられていました。それは「最後の」という言葉でした。「新規個撮の依頼受付終了」「最後の年間撮影依頼の募集」そして最後には「ポートレートモデルは生涯続けていきたい」

私にとって、「最後」という言葉はとても大切な言葉。想いも含め、形あるものいずれは変わり消えて無くなる。それが長いか、短いかの違い。そして締め括った「生涯続けていきたい」という力強さ。

彼女は思っていたよりも小柄。なのに言葉の一つ一つに熱と愛情があり、人を魅了し続けるその姿はとても大きく感じさせる。

「写真」に本腰をいれて本気で向き合ううえで、”今この瞬間「写真」に情熱や愛情をもって生きている彼女を私は必ず撮らなければならない存在だ”と私の細胞単位で体が呼応したことは今でも覚えています。

「いつか」ではなく「いまだ」
「いつか」とは「いつ」するのだろう「か」という願望であり、他力本願な要素が強いと思っております。願望は自分から行動しなければ得られないし叶わない。もちろん行動しても得られない願望もある。それでも夏歩氏を撮影することを願望で終わらせず、そして今この瞬間にも気持ちを燃やし続ける彼女の「今」と、この先の「今」の積み重ねを私は「生涯」かけて同じ熱量で撮り続けたいと思いました。
「生涯をかかて「湿度」をテーマに取り続けたい」今の私と「生涯をかけてポートレートモデルを続けたい」とおっしゃった夏歩氏との二人三脚のスタートの年となりました。

「湿度」を二人三脚で追い求めた2023年

•出展作品「湿度」がコハラタケル賞を受賞

 グループ写真展「everlastingscenes」出展作品「湿度 」がコハラタケル賞を受賞しました。
 東京渋谷のギャラリールデコにて行われはグループ写真展にて「湿度」を発表し、数ある作品の中からコハラタケル氏に賞として選んで頂きました。
これは私にとってかなりうれしい出来事でした。

6枚の写真にて組み上げて「湿度 -救済-」を発表


展示した際の作品ステートメントと賞状

コハラタケル氏は2023年ライカギャラリー銀座店、京都展で「撮縁」を開催されて、精力的に活躍している方。展示方法含めて一つ評価されたことは、活動を進めて行く上で背中を推しもらえるきっかけになりました。今後も浮かれることなく、一つ一つ丁寧に取り組んでいければならないと身の引き締まった出来事でした。

【2024年について】

•2024年の目標とその先へ
 2023年は出会う方に大変良くしてもらうことが多く、まさに「感謝」の一年でした。既に活躍されている諸先輩方からも励ましや写真作家活動を本格化させていく上での精神的•技術的アドバイスを頂きました。それにより一歩一歩を踏み出せるような自信、チャレンジ精神、そして楽しむことを教えて頂きました。
 そして2024年は継続とチャレンジの年とします。

•「湿度」をテーマに写真を撮り続ける

 継続することはいかに難しいか最近実感することが多いです。例えば撮影させて頂いているモデルさん方がいつまでモデルをやってくれているかもわからない。また私自身も環境の変化によりいつまでシャッターを切れるかわからない。それでも今この瞬間切ることができるのなら、一つ一つ丁寧に、そして写真を撮れることに感謝して自らが魅力され感情が揺さぶられた「湿度」を追い求めて写真を撮っていきます。

またそのためにも2024年も海外へ旅に出ます。
旅に出るとそれは自らと向き合い、より感覚が研ぎ澄まれ、感情の深部に触れ、写真に落とし込めればと思っております。

ガンジス川の夜明け前。
「祈り」を花と火に載せてガンジス川の川に捧げる。


•チャレンジすること

 チャレンジとしては、SNSはもちろん、写真をプリントして、物としての「写真」を展示の機会を増やしていきます。そのため機会創出として展示を企画運営します。
 すでに2024年いくつか企画運営をさせて頂くこととなりました。もちろんそこで私も作品の発表の場として出します。現在だけでも2024年実施予定で写真展を3つ企画運営しております。写真を発表を通して皆様とも交流できたらと思っております。
 引き続きの応援の程よろしくお願い申し上げます。

•まとめ

 最後になりますが、2023年「写真」に本気で向き合い探究する中で、出会った皆様には本当によくしていただき、こんなにも暖かく素敵な世界なのかと感謝の積み重ねでした。
 2024年も引き続き謙虚に、素直に写真に自分に向き合い、写真に向き合い、そして写真を通してつながる皆様にも感謝を忘れず、よりよい写真作家活動につなげられればと思います。

もしよかったらXのフォロー、応援もお願い致します。
X account : https://twitter.com/sugimigodai

Shoted by Natsuho Yamanaka.


【Profile:】
杉水五大(Sugimizu Godai)
人が纏う「湿度」をテーマに写真を撮り続けている。

2022年 
写真作家高橋伸哉氏の写真に憧れ Shinya 写真塾 第2期に入塾し写真に没頭する。

2023年
卒塾。多くの人、交化と触れ、より人の深くにある内面に触れるため旅にでる。

2023年
インド、台湾、マカオ、香港、そして国内の島々に訪れ写真を撮る。旅の途中、様々な地で写真を撮り続け様々な人と触れ合うことが、人々の内面性と対時し向き合うことであると気付きを得る。

現在は人が纏う「湿度」をテーマに写真を撮り続けているー


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