背中。

昼下がりに

夫の職場のカフェで

しばし二人の会話をする。


なんてことはない時間

今はその時間を

取ってくれていることが

ただ嬉しくて。


仕事に戻る夫の背中を見送って

ふと考える


彼は誰とでもこんな時間を過ごすのだろう

ちょっとした隙間時間


そう

上司とも学生とも誰とでも

カフェに来て過ごすんだ

今と同じ気持ちで。


でも

あのカノジョとは、、、

もっと違う気持ちで過ごすんだろうな。

二人で写真撮ったりなんかしてさ。


知ってるんだ。

見てしまったから。


デジタルツールを身から離すときは

画面を消してロックかけてね。


その無防備さ

相手を考えないところが


余計に人を傷つけるんだよ。



ベッドで撮った写真なんて

一生見たくないよ。


どこかに頭打って

その記憶だけどうにか消してやりたい。



息子へ

人の痛みをわかる人間になってね。


娘へ

結婚するなら子煩悩な人を選びなさい。


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