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アプリ甲子園2020に参加して

「アプリ甲子園」という中高生アプリ開発者の大会に出場してきたので、その時に思ったこと、感じたことなどを書いていきます!

自己紹介

作って〜?(わくわく〜!)
IT界のエンターテイナー!わくわくさんこと杉山丈太郎です!

都内の高校に通う高校2年生!
趣味はアプリ開発、動画編集、ものづくり、歌うこと、パフォーマンスすること、人をわくわくさせること、わくわくすることです!
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アプリ甲子園

今回僕が参加したアプリ甲子園とはどのような大会なのでしょうか。

アプリ甲子園」は、次世代を担う若手クリエーターの発掘と健全な育成支援を目的として、2011年より開催しているスマートフォン向けアプリ開発コンテストです。

2011年というと、iPhone4Sが発売された年です!まだガラケーを使う人が多いような時期からアプリ開発の大会を開催していたということにとても驚きました!

今回僕は「Habitan」というアプリでアプリ甲子園に参戦し、決勝まで進出しましたが、残念ながら入賞する事はできませんでした、、ぴえん

色塗り勉強習慣化アプリ「Habitan」とは

今回僕が作ったアプリは、「Habitan」という勉強記録アプリです。
「色塗り」によって楽しく簡単に勉強を記録し、習慣化させるというコンセプトで制作しました。
このアプリがユーザーにとっていい習慣のきっかけになってくれたらと思い、習慣という意味の英語「Habit」を由来に、「Habitan」と名付けました。

すでにAppStoreにリリースされているので、是非使ってみてください!

1時間で4コマ、15分ごとに区切られた表に色を塗っていくという、直感的で分かりやすい方法で勉強を記録していくアプリです。

勉強記録は1日ごとや1週間ごとにレポートとしてまとめ、SNSなどで共有することができます。

さらに、ユーザーの勉強時間を細かく分析してフィードバックをもらうこともできます。

なぜ「色塗り」?

これは勉強を記録するアプリなので、ターゲットはもちろん学生です。学生の中でも特に、勉強をしないといけないとわかっていてもやる気が出ない人をターゲットにしています。

その人たちにアプリを使ってもらうためには、勉強記録までのハードルを下げ、勉強を可視化してモチベーションを上げ、友達と勉強記録を共有して向上心を高める必要があります。

色塗りでの勉強記録は、自分の努力を直感的に可視化することができるので、このアプリのコンセプトにぴったりだったのです!

アプリを初めて起動したときは、画面は白やグレーといった無彩色で埋め尽くされています。しかし、自分が勉強をすればするほど画面に色がついていき、画面をカラフルに彩ることができます。

好評だったプレゼンテーション

決勝大会では4分間のプレゼンテーションとその質疑応答を元に企画力を、事前に提出したアプリのプロジェクトデータを元に技術力を審査されます。(詳しくは後述)

なぜか僕のプレゼンは、審査員の方々やYouTubeLiveの視聴者の方々からとても好評でした!
プレゼンをまだご覧になっていない方は、ぜひご覧になってみてください!僕のプレゼンは1時間39分47秒ごろからスタートします。

プレゼンを褒めていただいて、単純にとても嬉しいです!ありがとうございます!

とはいっても、僕はプレゼンが上手いなんて全然思っていません!本番前はめちゃめちゃ緊張して心拍数爆上がりでしたし、本番中も文章を噛んだり、言い飛ばしたりしてしまった部分がたくさんありました。プレゼンが終わった後の僕は足がガクガク震えて、さながら生まれたての小鹿のようでした。
決勝大会が終わった後に須貝さんにプレゼンについてフィードバックを貰ったのですが、「まだ改善できるところがあるね」とおっしゃっていました。本当にその通りだと思います!精進します!

とはいっても、この大会はプレゼン大会ではなくアプリ甲子園なので、プレゼンがいくら上手くても意味がないんですね。いや、上手いに越したことはないんですよ。

プレゼンで一番大事なのは、自分のアプリの「独創性・新規性」と「消費者支持度」の高さを審査員の方々に伝えることだと思います。

ファイナリストたちとの交流

今回のアプリ甲子園は、2次予選まではオンラインでの開催でした。そのため、ファイナリストの人たちとは決勝大会の前日のリハーサルで初めて顔合わせしました。

みなさん同年代のアプリ開発者ということで、とても仲良くさせていただきました!ありがとうございます!みんなつよつよでした!

審査待ちの時間に神田明神に祈願(?)運試し(?)しに行ったり、決勝終わった後にラーメン食べに行ったりしました!楽しかった!!

ファイナリストの人たちと新しいつながりができたのがとても嬉しいです!ここでできた繋がりで今後面白いことが起こるかもしれないですよね!わくわく!

豪華な決勝大会

アプリ甲子園は何から何までとても豪華でした!

総合司会は清水麻美子さんと、「QuizKnock」のメンバーとしてご活躍されている須貝駿貴さんでした!須貝さんはとても明るくてユーモアのある面白い人でした!おなじみの「ナイスガイ」のポーズでツーショットを撮らせていただきました!嬉しい!

審査員の人もとても豪華な方々が勢揃いでした!プレゼンで審査員の方々の前に立った時、豪華な人たちに審査していただくということを改めて実感して、さらに緊張しました(笑)

審査員の方全員とお話ししたかったのですが、時間の関係もあって2人の審査員の方としかお話しできませんでした、、でも2人だけでもお話しできてよかったです!ありがとうございます!

事業構想大学院大学学長の田中里沙さんからは、アプリ自体のコンセプトについてお褒めの言葉をいただきました!「カラフルで気分が上がりました」と言っていただいて、自分の狙い通りのユーザー体験を提供することができているということを実感してうれしかったです。

ちょまどさんこと千代田まどかさんとはずっと前からお会いしたかったので、会えてとても嬉しかったです!嬉しすぎて全然話したいこと話せなかった、、、

さらに、決勝大会当日のお弁当もとても豪華でした!めっちゃ美味しかった!

そして、会場が豪華だった!!決勝大会の会場は、お茶の水にあるチームラボのオフィスでした!
あのチームラボのオフィスに行けるっていうことだけでもわくわくしちゃいますよね!!!

まだ行ったことのない人のわくわく感を損ねないようにアバウトに説明すると、床が山になっています!(?)あと、テーブルが街です!(?)それと、液晶が芸術です!(?)

とりあえず、司会の方、審査員の方、会場と、何から何まで豪華でした!とても楽しかったです!

アプリ甲子園の審査基準

アプリ甲子園は、自分の書いたコードから「技術力」を、4分間のプレゼンから「企画力」を審査されます。

審査基準について、公式サイトにはこのように書かれています。

UI・UX
ボタンの配置、入力方法、レスポンスのスピードなど、ユーザーが快適にアプリを操作できるUI・UX設計がされているか、また企画に適したデザインコンセプト・精錬されたデザインになっているか
独創性・新規性
企画内容の斬新さ、オリジナリティがあり、世の中にない新しいアイディアが含まれているか
消費者支持度
利用を想定したターゲットの課題を解決し、利用者に支持されダウンロードに繋がることが見込まれるか
実装力
企画した内容を実現できているか、動作の安定性、機能の充実など、企画に対して技術的に完成度が高い作品になっているか、実現に適した技術を使用できているか
技術チャレンジ
難易度の高い技術や、広い領域に渡るなど技術的に優れているか

それでは、決勝大会での「Habitan」の点数はどうだったのでしょうか。

UI・UXデザイン:88点
独創性・新規性:83点
消費者支持度:90点
実装力:83点
技術チャレンジ:85点

消費者支持度はありがたいことに比較的高めの評価をいただきました。このアプリのターゲットの「勉強をしないといけないと分かっていてもやる気が出ない人」が多いということや、勉強を習慣化させるというアプリの特性、共有機能が高く評価されたのではないかと思います。

UI・UXデザインについては、いただいたフィードバックを読む限り、フォーム周りの実装やCustom Cellの実装が高く評価されたのかなと思います。配色やUIにはとてもこだわりを持って作ったので、そこそこの点数がもらえて良かったです。

技術チャレンジ、実装力についてですが、今回のアプリは既存の技術を組み合わせて作ったので、技術チャレンジが低めで実装力が高めにつくと予想していたのですが、逆でした。
この理由として考えられるのは、いただいたフィードバックを読む限り、データの処理方法や画像生成周りに改善点があったため、実装力が低くついたのだと思います。技術チャレンジは得点が高くつく要因に心当たりがなかったので、ただ単に実装力が低かったのかなと思います。精進します。

独創性・新規性には厳しい評価をいただきました。やはり勉強記録や習慣化のアプリは既存のものとの差別化を図るのが難しかったです。

反省と今後

・企画を立てるのが遅すぎた
「Habitan」の企画を思いついて企画書を書いたのが8/24と遅すぎました。もっと早くから企画を考えていれば、企画の内容をもっと詰めたり、実装する内容ももっと濃いものにできたはずです。
次からは余裕を持って企画を立て、OKRやTMSを活用して計画的に進めていきたいです。

・呂律が回らなかった
このアプリのコンセプトでもある「色塗り」ですが、この「色塗り」を言うのに大変苦労しました。
ローマ字で分けてみるとわかるのですが、「i-ro-nu-ri」には「r」と「n」という2大呂律回らない子音が潜んでいるのです。そのため、決勝前にはこの「色塗り」の発音をめちゃくちゃ練習しました。(他のファイナリストのツボにハマってしまうという被害が多発したので、一時期「色塗り禁止令」なるものが発令されていました)
次発表するときに備えてボイストレーニングをしようかなと思います。

・技術力が低かった
実装したい機能を作るためにコードを書くこと自体はできるのですが、それらの機能を綺麗にまとめて、読みやすいコードを書くということができていなかったので、今後は中規模、大規模アプリ開発の方法などについて学んでいきたいです。

・待ち時間に落ち着きがなかった
自分以外のファイナリストがプレゼンをしている時など、ファイナリストは待ち時間が結構多いです。待ち時間の間、アプリ甲子園のYouTubeLiveにコメントを投稿するなどして不安な気持ちを紛らわしていましたが、基本的にずっとそわそわしていました。メンタル面を強くしていきたいです。

・ちょまどさんの前でコミュ障発動した
ずっと会いたかったちょまどさんと会えてとても嬉しかったのですが、ちょまどさんが実在するという事実から脳がフリーズしてしまいました(?)。リアルに「あっ、あっ、」って言ってました。やばい。
次からはフリーズしそうだなと思う人と話す前には原稿を書いてこようかなと思います(?)(それでもフリーズしそう)

・アプリ甲子園に参加したのに手ぶらで帰ってきた
何かしら賞をとって帰りたかったです!今世紀最大に悔しいです!
今回のアプリ甲子園に応募しようと思ったきっかけは、自分の実力を知って、自分を成長させたいと思ったからでした。
この悔しさをバネに、自分の結果をしっかり分析し、反省し、次につなげることで自分をさらに成長させていきます!

おわりに

最後まで記事を読んでくださりありがとうございます。
記事を書くのはむずかしいですね!
自分の頭の中を整理させることができたので、記事を書いてみてよかったです!今後も何かあったらnoteに投稿してみようかな。

他のファイナリストも振り返りを書いているので、よかったらそちらの記事も読んでみてください!

最後になりますが、開発でわからないところをわかりやすく教えてくれたメンターのきゃみ、ちょっちょ、アプリを使ってフィードバックをくれた友達、Firebase、アプリ甲子園運営スタッフの皆様、司会、審査員の皆様、本当にありがとうございました!

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