作品を鑑賞して感じたものや解釈は、鑑賞したその人のもの。
久しぶりの更新です。
本日は午後から仕事を休みにして、地元のレンタルギャラリーでの絵画展を観に行ったのですが、そこの運営者さんとお話ししていたら表題のようなことを聴きました。
アート作品を鑑賞して、「どうだった?」と訊かれると困るのは、シンプルに、
①その場で上手く言葉にできないから。
または、
②それ以前に感想を言葉に表現する必要性を感じていないから
だと思いますが、もう一つ、
③的外れな感想や解釈を出してしまったら失礼になるかもしれないから
というのがあると思います。
私の場合①であることも多いですが、圧倒的に③が多いです。
それで今日も言葉に詰まってしまったのですが、そのときに画廊の運営者さんに言われたのが、表題の言葉です。
作品を鑑賞して感じたものや解釈は、鑑賞したその人のもの。
作家が作品にどんな意図を込めようとも、鑑賞者の感想や解釈は、鑑賞者の中で湧き起こったものであって、否定のしようがないです。
もちろん作家本人が「それは誤解だ。私が込めた意図は〜〜であって…」と訂正・フォローすることもできるけれど、それは果てしないモグラ叩きになるかもしれないですし、その人にとって感じたものは感じたものなのです。(そこから二次創作するとなれば話は別だと思いますが)
だから「どうでしたか?」というオープンクエスチョンには、「いいですね」「綺麗ですね」「癒されますね」くらいのありふれた言葉でもいいから、感じたことは感じたまま言っていいと思います。
そこから意外と話は広がるものです。
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