『もっと時間があったなら!』シュテファン・クライン著

先日のトークの原文を書き抜き(強調は引用者)。

時の経過を意識する方法は、もってうまれたものもあるが、実は学習したもののほうがずっと多い。
 たとえば、私たちはふつう、過去は背後にあるもの、未来は前から近づいてくるものというイメージを抱いている。ところが、アンデス高原に住むアイマラというネイティブアメリカンの考えはまったく逆だ。過去はすでに見たものだから前にあるが、未来についてはまだ見たことがないから後ろにある。未来はわからない。だから先を思って心を煩わすのは時間の無駄だ――彼らはこう考えている。だから、バスも、ちっとも来ない友達も、半日でものんびりと待っている。
<p.3 プロローグ 人生という名の映画 より>

考えたこともない視点で、印象に残っていたお話。
未来はわからないから思い煩わない、だとして、
過去の方はどう思いどう処理しているのか、
もっと詳しく聞いてみたいな。

そしてコメントにも書いたけど、
「つまり我々は後ろ歩きをしてるってこと?」
という疑問を抱かずにはいられませぬ……笑

引用元
『もっと時間があったなら! 時間をとり戻す6つの方法』
シュテファン・クライン(岩波書店)
https://www.amazon.co.jp/dp/4000253042

相当古い本だと思ってたので、
今回Amazonで調べてみて、まだ新刊が手に入ることに驚いた。

ちなみに、この本の訳者の平野卿子さんは
『肌断食』の著者さんでもあります。
『肌断食』も何年も忘れられない印象的な場面が
あったので、それもまたnoteに書くつもり。

書きました

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