四月十日(水曜日)

ケーシー高峰の訃報が飛び込む。芸人としての技巧が語られがちだが、そもそもの根本である「医学を漫談に取り入れる」という手法の独自性こそを評価されるべきだろう。唯一無二だった。八十五歳。なんとも寂しい。相変わらず『Hollow Knight』をプレイ中。適度に超えられる障害の高さが、どうにもやめられない。午後十時『水曜日のダウンタウン』を視聴。〈早弁先生〉〈アスリートが仕掛け人のドッキリ、大根すぎて逆に面白いんじゃないか説〉と往年の名作が復活。他人に扮装したアニマル浜口が娘の京子を騙すドッキリが秀逸。なにせ、騙す方も騙されている(という素振りを見せる)方も恐ろしいほどに大根で、なかなかに地獄の時間だった。午前一時就寝。

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