- 運営しているクリエイター
#エッセイ
よゐこ「新米美容部員」
かつて、テレビバラエティにおける“シュール”という表現は、あまり良い意味を持たなかった。バラエティ番組でシュールという言葉を耳にするとき、大抵の場合、それは特定のお笑い芸人がスベッたとき。それも、イジることで笑いに変えようというのではなく、例えば「○○はシュールだから」と言い訳のようにして使われていた。面白くないのはシュールだから、僕たちのような庶民には理解できない笑いだから……と、いうように。
田上よしえ「前説のおね~さん」
誰が言ったか知らないが、「女の下ネタは笑えない」という定説がある。なるほど。思い返してみると、確かに女性がシモの話題を振っている姿を見ると、なんだか居たたまれない気持ちになってしまうことが多かったような気もする。この風潮に対抗しようと試みたのか、一時期、女性ピン芸人の友近が「濡れる」という表現を多用していた。男の勃起が笑えるネタとして許されるならば、女が濡れるのもアリなんじゃないか、ということなの
もっとみる