【水星の魔女】クワイエット・ゼロと、それを取り巻く人たち<超個人的雑記>

13話のあとで「Red:birthmark」の解釈をするためにクワイエット・ゼロのことも予想したんですが、なんとびっくり14話で予想の半分は明かされちゃいました(汗)

今回は一部明かされちゃったクワゼロに関連して、少し前から考えていたことを文章化しておきます。疑問も多いので、物語が進むにつれて埋まっていくのかなと思います。



クワイエット・ゼロ、結局何なの…

クワイエット・ゼロという計画が明かされた11話以降、どういう計画なのか、というのを漠然と考えたりしていました。

大がかりな装置には、シェルユニットのようなものも見えました。
プロスペラも関わっていて、エアリアルのネットワーク構築パターンを利用するとなると、GUNDフォーマットと深く関わった計画だろうと予想していました。
まぁ14話であっさり認められちゃったのですが(汗)

GUNDフォーマットを介したネットワークといえば、プロローグでナディムが量産試作機のルブリスで特攻したときの描写を思い出します。
悲しい現実の世界から離れ、エリクトとエルノラと三人で和やかに誕生日を祝う映像には、一切の雑音がありません。ナディムの歌うバースデーソングはその場にいる人々に強制的に接続され、戦闘は停止し、しんと静まりかえった宇宙にナディムとエリクトが歌うバースデーソングが響きます。

静かなるゼロ。
具体的にどういうもの、とは考察が浅くて言えないのですが、目指しているのはあの世界なのではないか、とイメージしています。
悲しみや憎しみをデリート(静かなる)し、等しく(ゼロ)願いや幸せだけで構築される世界。

ああ、もしRed:birthmark解釈が当たらずしも遠からずみたいなことになったら、ミオリネさんはあのときのナディムのように、願いを発信する役目を負うのでしょうか……。

クワイエット・ゼロとそこに関わる人たち

発案者はノートレット?

ところで、どこまで本当かわかりませんが、プロスペラが明かした情報によると、クワイエット・ゼロはミオリネの母・ノートレットの発案とのことでした。

以前ちょっと考察していて、元々はノートレットの計画で、プロスペラはそれに協力しており、ノートレット亡きあとデリングが引き継いだのではないか、というのは予想していました。
プロスペラが発案者じゃ、デリングと繋げるの難しいですしね。
とりあえずここは「当たった!ひゃっほう」という気分です(笑)

ただ、だとしたらプロスペラとノートレットは、どう繋がったのか、という点が引っかかります。

GUNDによる理想を描いていた人

一人、GUNDが救う未来について語っていた人がいました。カルド博士ですね。
エルノラ(プロスペラ)にとって、カルド博士は命の恩人です。
私の完全なる推測ですが、ノートレットもまた、カルド博士と何かしらの繋がりがあるのではないでしょうか。
娘だったりして、とか思っているのですが、カルド博士の若い頃?の髪色はプロローグで出てくる写真では銀色ではないみたいなので、違うのかな……?

カルド博士の遺志を継ぐべく、ノートレットがGUNDで未来を救う方法を考え、エルノラがエアリアルのトリガーとしての最適化を目指す。
それぞれに自分の子どもの未来を考えて進んだ選択肢なのかな、とも思います。

ノートレットと手を組む時点で、エリクトはもうエアリアルに取込まれていたでしょう。でなければ、エアリアルがトリガーとなり得ると判断ができません。
そのエリクトのために、プロスペラはノートレットが計画していた以上の何かを考えているようです(14話でベルメリアに答えている真の目的)。

もしカルド博士が関わっているのであれば、デリングって……クワイエット・ゼロの本筋にはあまり関係なかった人なのかもしれませんね(汗)

ちなみにですが……EDでミオリネの左目が打ち抜かれるような描写がありますよね。
あれ、データストームの向こう側、ミオリネがいるネットワークの中に飛び込んでいく描写なのだと思うのですが。
カルド博士も、左目がGUNDっぽいですよね……やっぱり繋がってないですか?
プロローグで「生命無力化」と表現されていましたが、死亡していたとして、身体や身体に使われていたGUNDはどこへ……?
とか考えると、ちょっと恐ろしいです。

ミオリネは巻き込まれたわけじゃないでしょ…?

さて、最後にミオリネについて考えますが、私としては結論は出ていません。

プロスペラは、プラント・クエタの襲撃は想定外だった、デリングの意識が戻らないからミオリネに引き継いでほしい、というようなことを言っていました。
それ、本当ですか?(汗)

プロスペラは、スレッタとミオリネの結びつきをより強固なものにしようと動いているように見えます。
クワイエット・ゼロにミオリネを巻き込むことには、何か意味があるはず。というかもう、最初からミオリネをターゲットにしていたように思えます。

デリングに対する復讐として、その愛する娘をデータストームの向こうの世界に送り出そうとしているとか、そんな単純なことではないような……水星の魔女ですから……。

ルブリスとは何だったの?

そういえば、プロローグでずっと気になっている描写があります。

エルノラが、レイヤー33からのコールバックに気付き、それがエリクトの認証バイタルによるものだと気づきはっとする場面。
あの驚愕ぶりや、そのあとの無邪気なエリクトに対して見せる苦悩の表情は、単なる驚きではないように感じられます。
何か、恐怖とか、絶望みたいな。
子どもの身体でルブリスを動かすことが負担になりすぎるからなのか……それとも他の理由があるのか。

それから、カルド博士はプロローグでエリクトに、ルブリスを見つめながら「こんな兵器じゃなくてね」と話していました。
エリクトが訊ねた「あっちの子たち」、つまり量産試作機のことを指しているのかと思ったのですが、視線は完全にルブリスで、「あっち」に対して「あんな」ではなく「こんな」なんですよね。

カルド博士は、ルブリスを兵器として認識していた。その上で、その先にGUNDが目指す未来があると考えていたことになります。
兵器と判断したのは、MSだからなのか。兵装があるからなのか。それとも、戦闘するためのプログラムが組み込まれているからなのか。
カルド博士が考えていた未来は、具体的にはどんなものだったのでしょう。それは果たして、プロスペラが14話でベルメリアに語ったようなものだったのでしょうか。

エアリアルには、まだ隠されている真相があるように思います。


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