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人命救助の運にあるのか?

ここ3年でやたらと人命救助をする場面に出くわす事が多い。
友達に指摘されて改めてみると、救急車と警察案件を年一度は行っているのだ…!
他の方はそういう場面に出くわす事は良くある事なのだろうか?とふと疑問に思った。

とりあえず、私の人命救助を振り返ってみる。

その①


3年前の11月…仕事帰り、雨が降っていた。
当時は自転車通勤しており、雨が降っている日は自転車を置いて公共機関で帰っているが、その日は何故か自転車で帰らなければならない!と謎の強い使命感を感じていた。時間は夜の8時ぐらいで寒さに震えながら傘をさして…県境を毎回行っていたので大きな橋があり、その橋を越えるためにちょっとした坂道を登っていた。いつも見る橋であり、へんてつもない。県境にあるので夜でも車は普通に通るし河川敷があるので人が走ったり歩いたりしている事が夜でも普通にあった。けど、雨の日は別。人は通らないし。車のみが橋を越えて行く。
ふと、橋を見て代わりの無い日常を迎えるはずだったが黒い塊がなんかある。あれ?工事???と思って近づいてみると…


人が橋の反対側に策を掴まって立っているではないか!

oh~!!!!なんてこったい!
渡しの冷たかった身体は、次第に熱くなり焦りを覚える。
しかし私自身が焦ってはいけないと思い冷静さを保ったふりをして自転車を停めて傘をさしたまま柵の反対側にいる方に話し掛けに行った。

「こんな所で何してるの~!寒くない?」

顔を見れば女性だった。髪の毛は濡れ目は虚ろ。手と足で自分の身体を支え少しでも油断すれば河川敷へと叩きつけられる。
そんな女性に極めてなんでもないふりをして話しかけて行く。
彼女は死を求めていた。
死のうと思い20分ぐらいここにいると。
成程??????
どうでも良い世間話をして、
「こんな寒い日に死ぬのもつまんないぞ!
とりあえず、私が見つけちゃったし死んだら後味悪いから…死ぬの止めようぜ!」

的な事をお伝えしたら納得して頂けた。
柵を跨げるか聞いたら

「無理」

とのお返事。
んんん~~~~!!!!!!!!参った!お手上げだ!私ひとりじゃひきあげられん!
ってなわけで、同意の元めちゃくちゃ慌てて119して消防を呼び、その間強く降る雨の中、女性を掴みながらずっと叫び続けた。
酒臭かったし、たぶん薬も飲んでいたんだろうね。
膝が曲がっていく感じがしたし、手も冷たくてもうつかみ続けるのも限界だろう。紐でもあれば良いけど紐もないし、私も掴み続けて一緒に落ちるわけにいかないし!
車の人は気づかない!雨だから誰も通らない!困った!一貫の終わりか!!!!
消防はよ来い!頼む~~~~~~あ~~~~ダメか~~~~~~
と心の底から思って泣きそうになっていたら、カッパ着た外人のお兄ちゃんが
「ドウシタ?だいじょぶ?」
と…!神様…あなたでしたか!と心の底から救われた気持ちになりました。
お兄ちゃんと二人で女性を持ち上げて、反対側より救出し一息ついてる頃に消防車と救急車、そして警察も現れたのだった…!
お兄ちゃんは嫌だったのかなんか知らんけど「ソレジャ」と立ち去り、雨に濡れたまま私が事情聴取を受け、住所と電話番号を聞かれお伝えし幕を閉じたのであった…

次の日、消防署と警察署から電話が来て、双方より感謝状を頂きました。
しかし現金な私は感謝状より商品券が欲しいなぁと思ったのでした。


その②

去年の春ごろ?夏ごろ?秋ごろ?忘れた!けど、寒くない季節だったと思うので夏も終わりのころかな。
夜勤明けでヘトヘトになり自転車で帰っていた時、家の近くの大きな交差点で怪しいおじいちゃんを発見!仕事柄、怪しいおじいちゃんセンサーが動き大丈夫かな…と思ってみていたら案の定転んで立ちあがれない様子だったので駆け寄ると…案の定な感じで、とりあえず持ち物も触らせてくれずだったし、外傷はなさそうだったから、色々お話して本人納得の末に警察に電話し解決!!!
最後、別れる時おじいちゃんが泣いて感謝してくれたけど、いかんせんアルコール飲んでいたし認知症だったから明日になったら忘れてるだろうなぁと思った。ビニール袋にいいちこの1ℓパックもってるおじいちゃん!!!鶴の恩返し待ってます!

その③


それこそ10日前ぐらい、電車の中で起こった!
電車の席に座ってはよ駅付かないかな~~~~と一生懸命携帯弄っていたら、足元にドン!と大きな音を立てて女性が倒れてきたのである!
倒れ方的に、脳か心臓か!?と思ってめちゃくちゃ慌てたけど声掛けしたときに目が開いていたしこちらを見ていたので大丈夫やろ!と思い仰向けにさせてもらった。
気道確保苦手だな…とか脈あるか…?と思ったけど全然そんな事しなくて済みそうだったからとりあえず、気を失ったら困るから…あと喉詰まらせないように頭の下にコートまるめて入れてずっと話しかけて起きててもらった。
酔っぱらったおじさんが電車止まったからめちゃくちゃ文句言ってたし、他のおじさんとケンカしそうになったりで大変だったけど、着いた駅に看護師さんが居てくれたので救急隊が来るまでお任せ出来て良かった~~~
電車で倒れてあれやこれやしてるときに、ちょっと切れてしまったものがあって出血していたけど、ティッシュありますか!って聞いたらたくさんの人が差し出してくれたし、医療職の方を探してくれたりして世の中捨てたもんじゃねーなーと思っていました。

と、まぁ謎の人命救助の元に生まれてしまったこの3年間ですが、誰も命を落とす事もなく、なんとなく助けられているので本当に良い事だなぁとぼんやり。
ただ、何故私だけがこうも出逢ってしまうのかいまだに謎が残るけど…

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