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最大効率の勉強法を身につけて、司法試験を突破しよう!

ご覧いただき、ありがとうございます。

2019年、司法試験に合格しましたスガイタカシという者です。
(ちなみに修習に行こうと思っていたのを辞めて、今はリーガルテック系のベンチャー企業にいます。)

普段はTwitterやブログで活動しているのですが、先日、司法試験の勉強法について、こんなことをつぶやきました。

こんな偉そうなこと言ってますが、僕自身、全然勉強のやり方がわかってなくて、今年4回目のチャレンジでようやく司法試験に合格したんです。

それまではずっと、

「この教材が良いんじゃないか」
「論文対策のために演習本をこれくらい解いたほうが良いんじゃないか」
「短答知識を習得するために5回は問題を解かないと」
「まとめノートの叩き台にはこれが良さそうだ」

みたいな感じで、よく司法試験合格者や講師の先生方などがブログやTwitterなどで発信されている「司法試験のための勉強法」を色々試していたんですね。

これらが無駄だったとは全く思いませんが、そもそも僕には「司法試験のための勉強法」を色々試す前に、圧倒的に欠けているものがありました。
それは、「勉強という行為それ自体のやり方」に対する知見や戦略が全く無かった、ということ。

例えば、「エビングハウスの忘却曲線」という、記憶の定着に関する有名なグラフがあります。

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ざっくり言うと、「記憶は、知識の記銘から短時間で急激に薄れるが、その後の忘却率に大きな変化はない」ということをデータで示したエビングハウスの研究です。
何かの知識を覚えておこうと思ったとき、この研究を知っていれば、例えば
「1日以内に知識を覚えているかテストして、段々と確認の間隔を広げていこう」
みたいに勉強の戦略を立てることができます。

これはほんの一例です。(ちなみに、エビングハウスの忘却曲線は体系的な学問の勉強にそのまま用いることができないので不正確です。)

勉強するときに一々こんなこと考えている人ってそんなにいないと思うのですが、
「なんで同じ教材使って同じくらいの時間を勉強に費やしているはずなのに、アイツの方が頭良いの?」
みたいに感じたことってありませんか?
一部の天才は除きますが、いわゆる頭が良い人は、これからご紹介する「効率的な勉強のやり方」を自然に実践しているのだ、というのが僕の持論です。

一日の生活を勉強の効率化に注力させようと思えば、改善できる点はいくらでも出てきます。
睡眠時間、起きる時刻、寝る時刻、勉強のタイミング、復習のやり方、休憩のとり方、時間帯に合わせた勉強の種類、頭が働く食生活、運動……etc, etc...

最近は、メンタリストDaiGoをはじめとして様々な勉強法の本が書店に並ぶようになり、日本語の文献にもアクセスしやすくなってきています。
弁護士・司法試験業界ですと、

などが有名ですね。(どうでもいいけど、やっぱ東大卒じゃないと、こういう類いの本は書けないよねー……(遠い目))

そのような文献の中でも、自分の行動を変えて最短距離で最大効率の勉強法を実現するのであれば、統計的に分析して「良い」と思われる手法や、科学的に答えの出ている方法を試すのが手っ取り早いはずです。

もちろん、統計的に「良い」とか科学的に「正しい」とされているだけなので、結果として自分には合わない、という可能性もあります。
ですが、「合わない」ことがわかれば次の改善策が見つかるので、誰でも自分に合った勉強法を実践することができます。
その最初の試金石として科学は最高の材料になるのです。

僕は、このように自分の勉強法を科学的に見直して「脳の使い方」を学んだことにより、勉強効率を上げることに成功しました。
そのおかげで、僕のような凡人でも司法試験を突破できました。

このnoteに書いてあるのは、「勉強効率を改善して最大の成果を手に入れるための科学的勉強法」です。
これをしっかり習得すれば、いまやっている具体的な勉強内容を変えることなく、その吸収効率を飛躍的に伸ばすことができます

なぜか。

習得できる知識量(勉強成果)は、

【勉強効率 × 時間 × 教材の質 × 教材の使い方】

で決まるというのが僕の考えです。

今まで司法試験界(?)で色々言われてきたのは、3番目と4番目の要素でした。
ベンチャー予備校が出てきたとか、どの教材を使うべきか、とかは3番目。
判例集をどう使うべきかとか、論証をどのように学ぶべきかとかは4番目です。
で、1日〇〇時間勉強すべきとか、今日は××時間勉強したとかは、2番目。

勉強効率という1番目の要素に着目されることは、表面的にはあっても、その内実を探る作業はあまりされていなかったように思います。

ここについて徹底的に深堀ったのが、このnoteです。

中身としては、僕が4回目の司法試験受験に向けて勉強法関連の文献や資料を読み漁り、司法試験突破用にローカライズしたものを提供する内容になっています。
勉強法自体は3回目の受験時から研究し始めていたので、約2年に及ぶ分析と試行錯誤の集大成です。
「自分はこうだった」という(=限りなく根拠の薄い)勉強法のレコメンドはしません。
基本的に、しっかりと科学的根拠もしくは統計的に有意性が認められるものだけを軸にご紹介します。
これを読んでいる貴方の勉強に良い変化を与えることはあっても、悪い影響を及ぼすことはありません。

一つお願いなのですが……
ぜひ、読むだけではなくて、実践をしてほしいのです。
これはただのHow Toなので、読んでくれた貴方が実践してくれないことには全く意味を成しません。
読んで、試して、しっかりご自分の勉強法を効率化・最適化してほしいのですね。

その願いもあって、このnoteは有料で提供することにしました。
なぜ有料にするのかといえば、それは人間の「もったいない精神」を強制的に動かすためです。
これは感覚知で共有できると思うのですが、お金を払ったらどうしても「元をとってやろう」と思うじゃないですか。
(心理学では「コンコルド効果」といいます。)
その習性を使って、自らの「脳の使い方」を変える原動力にしてほしいんです。

その代わりと言ってはアレなんですが、本noteに関するご質問は、Twitter上でご連絡いただければ、いつでも回答させていただきます。


ちなみに、僕の場合は司法試験を突破するために以下でお教えする勉強法を使いましたが、要は「脳の使い方」の話なので、他の資格試験や勉強に(、使い方次第では仕事にも)応用できます
もしあなたが司法試験ではない、何か他の試験を目指していたり、学問や知識の習得を目指していたり、なにか大きな仕事を成し遂げようとしているのなら、本noteは充分お役に立てると思います。
(僕もフィールドを移して頑張っていますが、だいぶ「脳の使い方」が分かってきたので、結構自信を持てているところです。一生使えるHow Toだと自負しています!)


<このnoteを読んだほうがいい人>
・効率的な勉強法を学んで実践したい
・勉強はしているが、成績が伸び悩んでいる
・なかなか知識が記憶に定着しない
・司法試験を突破したい
・資格試験を突破したい
・大きな成果を出したい

<このnoteを読まないほうがいい人>
・勉強法について悩んでいない
・書店に並んでいる勉強法の本を読んで、自分で応用できる
・YouTube等にある「ためになる系」の動画を見て応用できる
・「細けぇコトはいいから、とにかく勉強・仕事しろ」に共感する人
・天才

自分の勉強法に悩んだら、ぜひこのnoteを読み返してみてください。
一度だけでなく、何度も読み返していただいて、一つずつ着実に「脳の使い方」を変えていきましょう!

では、本編です。

(仕事などに応用したい方は、「勉強」と書いてあるところを「仕事」に読み替えるなどして適宜対応していただけると幸いです。)


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